福岡市薬剤師会

会員管理システム

福岡で観察できる薬草

ヌルデ

ウルシ科
ヌルデ
学会名 Rhus jabanica Linne
中国名 塩膚木
生薬名 五倍子(ゴバイシ)
薬用部 虫こぶ(五倍子)
利用法 民間薬:収れん、止血、鎮咳、止汗に煎服。
特徴 日本全国及び台湾、朝鮮半島、中国、インド、ヒマラヤに分布し、丘陵地に自生する落葉性高木。樹高5〜10m。葉は複葉で奇数の小葉からなり中軸に翼がある。7〜 8月、枝先に円錐状に黄白色の小花を咲かせる。
雌雄異株。葉にできた虫こぶ(五倍子)はヌルデノミミフシアブラムシが寄生したものである。
タンニン酸、没食子酸、ピロガロールの製造原料や染料に利用される。
由来 寺島良安の「和漢三才図会」の植物編「奴留天(ヌ ルデン)」に書かれている天は手を意味し、樹皮に傷をつけると白いニカワのような樹液が出て、物に塗られることから奴留手が塗る手(ヌルデ)になったことによる。

福岡市薬剤師会、医薬品についてのお問い合わせはこちらCONTACT

お問い合わせ