通 史 昭和42年(1967) 日薬−県薬−市薬
九州薬事新報 昭和42年(1967) 4月10日号

 福岡県薬剤師会 第22回通常代議員会並総会

 ◆中央情勢報告
 四島会長より一般情勢について、又日薬代議員会については工藤専務理事より詳細な報告があった。

 福岡県薬剤師会は三月二十七日福岡市綱場町三鷹ホールで第22回通常代議員会を開会、昭和四十二年度事業計画案並に同収支予算案(総額一千三十万五千円)などについて審議、活撥な質疑応答のあとそれぞれ原案通り決定した。

 当日は代議員六十七名中五十四名、その他一般会員の参加者を合せ約百名が出席工藤専務理事司会して開会、堀岡副会長開会のあいさつとして「日薬も新しい武田路線が軌道に乗って来たが、従って県薬の果すべき事業も複雑となった、吾々としては専問家としての職能の向上を基調として今後一層の協力を願いたい。一ヵ年の方向づけの代議員会であるので、活撥な発言を期待したい」と述べ、次いて議長選挙に移った。

 ▽正、副議長選挙
 恒例により先ず仮議長の選出となり、司会者一任の声で司会者は福岡支部選出代議員斉田和夫氏を指名、同氏は正、副議長選出の方法につき諮った結果、各ブロックより二名宛、これに仮議長を加え、九名の選考委員が別室に於て選考の結果、議長に須原勇助氏(福岡)副議長に八谷一正氏(久留米)の両氏が決定した須原議長席につき一同物故会員に黙?を捧げ、議長は直に代議員定数六十七名中五十四名出席、よって代議員会は成立した旨を宣し、議事録署名人に国武一人、小松真佐雄の両氏を指名した。次いで四島会長のあいさつがあり、次に来賓の祝辞に移り、鵜崎県知事(中川県衛生部長代読)、武田日薬会長、瓜生田九州山口薬剤師会長及び県医師会長県歯科医師会長、県議会議長などの祝辞並に祝電披露があって議事に入った。

 ▼報告
 昭和四十一年度会務並に事業報告
 岡野副会長より総括的な報告を、詳細については工藤中村、福井、鶴田の各理事からそれぞれ報告されたが中でも日薬の組織強化に即応して会員増加を図った結果、四十一年度会員数一、二六六名が四十二年度は入退会者差引六十六名増の一、三三二名となり、増加分の内訳は開局者三十三名勤務者(一般販売業を含め)三十三名であった。次に分業推進について中村理事は「分業活動は日薬との関連のため多少情勢待ちの感もあって充分ではなかったが薬剤師の倫理、制度の不備等のため残念だが進展しない面もあった」と述べ、勤務薬剤師の地位向上については、三年前より実施しているDI活動も軌道に乗り、昨年は堀岡副会長により本県の実情が世界の桧舞台(FIP)で報告されたが今後も全国の模範にと努力している旨福井理事から報告があった。
 引続き各助成団体(福岡県病院薬剤師会、同学校薬剤師会、同女子薬剤師会、同薬剤師国民健康保険組合)代表から事業の概況につきそれぞれ報告があった。これにて一応報告を終り質疑応答に入り、▽―今回の県知事選につき推せんの話合いがあったか、会としてハッキリした線を出されたい(芳野)、○―会として態度を決めることは、多数の議席を争う場合は必要だが、一つのポストを争う(県知事、市長など)場合は簡単には行かない、只多数決で打出せばいいというものではないので、会としては決めないことにした。推せん候補を一本化することが政治意識ではなく、積極的に選挙活動することが薬剤師の政治力のバロメーターと考える。各地区で推せん候補を決定することは勿論自由である(会長)。

 ▽―適配条例の合理化とは?(井上)、○―適配条例については日薬へも種々要望が出ている。この条例は既存業者だけがその恩典を受けるわけでなく、今後開局する人も亦等しく受けるわけである。本条例の精神は公衆の福祉に違反するような混乱が起ることを防ぐ意味であるから、運用の面で巾を持たすよう厚生省並に日薬においても検討されている(会長)。

 ▽―保険薬剤師部会の結成につき具体的な考えは?(藤田)、○‐各地区ごとに保険薬剤師会結成の気運になれば県薬はこれを援助し多数地区の結成があれば県組織を考慮したい。この際福岡地区に於ける結成を大いに期待する(工藤専務)。
 右質疑応答後異議なく承認となった。
 第22回日本薬剤師会通常代議員会出席報告
 工藤日薬代議員が代表して報告、質疑応答があって承認。
 昭和四十一年度歳入歳出中間報告
 鶴原理事より説明があり異議なく承認。

 ▼議案
 1、昭和四十年度歳入歳出認定の件
 鶴原理事より説明、三宅監事より会計監査報告があって異議なく承認。
 2、昭和四十二年度事業計画決定の件
 長野副会長説明、四十二年度日薬代議員会で決定した計画を下部の一単位県薬として実施する。本年も昨年に引続き@分業実施対策の推進A会の組織と活動の強化B薬業経済向上対策C薬事制度改善対策などが骨子であり、吾々薬剤師九十年の悲願である分業達成に、組織の強化に、又動揺する経済の中で吾々の職能の向上をはかるよう努力しなければならない。

 ▽―執行部は車の両輪である開局、勤務一体となれるような指導をされているか(芳野)、○‐両者の協和ということであろうが、適配にしても、分業にしてもよく認識すれば一致点は見出せる。両者は車の両輪でなく一本のものである(会長)。この時、若松支部の代議員井上氏より、予てから問題となっていた若松薬局の保険法違反の件につき、会長及び執行部のとった措置に対し、不満とする意見が出され、これについて会長並びに安部理事よりその内容の説明があったが、代議員会で検討する問題ではないとする声が多く、緊急議題とならなかった。事業計画案は原案通り決定した。

 3、昭和四十二年度会費決定の件
 大木野理事説明、会費は値上げせず前年度と三種会費とも同額ととすることに可決々定した。
 4、昭和四十二年度歳入歳出予算決定の件
 四十二年度予算案、総額一千三十万五千円について鶴原理事説明、異議なく原案通り可決決定した。
 尚会費完納の際、支部への環付金については分括納入についても還付の希望があったが、日薬の交付金を得るためには止むを得ないことで、細部については支部長会で検討したいとの執行部の説明を諒承した。それより引続き総会に移った。

 総会
 会長を議長として開会、先ず会長の演述、次いで次の報告並に議事に入った。
 第22回代議員会決定決定事項報告
 昭和四十年度歳入歳出決算認定の件
 異議なく承認され、次いで優良支部の表彰に移り、会長より表彰状並に金一封がそれぞれ支部長に贈呈された。表彰支部は次の通りである。
 一位 直方支部
 二位 田川支部
 三位 浮羽支部
 四位 久留米支部
 五位 福岡支部
 これにて総会を終了し、引続き同所に於て県薬剤師政治連盟懇談会を開いた(本紙別掲)

 福岡県 薬剤師政治連盟懇談会

 福岡県薬代議員会並に総会に引続き同所に於て県薬剤師政治連盟懇談会が開会され、長野氏を座長に推し、四島同連盟会長は、新年度より本県も薬政会が県薬剤師政治連盟として発足する、日薬は連盟への補助金を打ち切ったが、本県においても四十二年度は補助しないことにした。吾々が行う政治活動は薬剤師会でも出来ないことはないが、会員各自が政治活動力を持って貰い、それを結集することが大切、日本薬剤師政治連盟も実質的には幹事長(長野本県政治連盟副会長)の手腕にあるので、本県は中央と直結して活撥な活動を期待したい、只今統一地方選挙の最中であるので、各地区とも薬剤師の政治力を発揮して頂きたい。と述べ、次いで懇談に移り中村大牟田支部長から、非薬剤師開設薬局の実態を説明、その是正を図るべきだとの意見が述べられ、なお今回の地方選挙につき会員立候補者(古賀治、古賀常吉の両氏)に対する支援を要請した。

 それより統一地方選挙について種々懇談、午後四時半友納理事の閉会のあいさつにより早朝からの全部の会を終え、同所において和かな懇談会が催された。

 日薬の薬業経済特別調査会 初会合

 去る二月の日薬代議員会で設置が決められた『薬業経済特別調査会』は公取委問題(再販)及び薬価問題について調査検討する会であるが、今回は公取委問題について本調査会初の会合が三月十六日東京で開会された。

 当日は会長に井出市蔵氏、副会長に太田哲郎氏を選任し、直に討議に移り午後には製企会の白石委員長が出席して再販懇談会の経過並に考方などについて説明があった。それより会員との間に活発な質疑応答があったが、結論に至らず、然し重要且つ急を要する問題であるので、近く引続き検討を進め薬業界の統一意見を纏めることとなる。その際の判断は日薬の正副会長に一任ということになった。

 特別調査会員は二十六名であり、ブロック推薦のものである。九州ブロックからは福岡の四島久氏(日薬理事)、長崎の隈治人氏が会員となっている。

 日薬の薬事制度特別調査会 初会合

 日薬の『薬事制度特別調査会』は去る二月の日薬代議員会において決められたものであり、主たる調査目標は色々と問題となっている適配条例についてである。初の調査会を三月廿七日東京で開催、先ず正副会長を選任することになり先に開会した日薬の薬業経済特別調査会と同様、会長に井出市蔵氏を、副会長に太田哲郎氏を決定し、焦点を適配条例問題に絞って会員の意見を聴取した。従来特に問題となっている勤務薬剤師と条例との関係につき意見は続出したが勿論結論らしきものを得ず、今後勤務者との話合いの場を作る必要ありということになった。本調査会々員は日薬の理事及各ブロックより選任され三十二名である。九州からは鹿児島の山村実治氏が会員となっている。

 再販についての全薬業界の意見 漸く統一陳情

 公取委が計画中である再販手直し作業に伴い、薬業界ではメーカー、卸、小売の三者統一した見解を取り纏め、公取委は勿論その他関係方面に反映させる目的で検討していた再販懇談会(白石委員長の下に加盟六団体=医薬品小売薬業団体連絡協議会、全国医薬品小売商業組合連合会、全国小売薬業協同組合連絡協議会、全日本薬種商協会、日本医薬品卸業連合会、日本製薬団体連合会再販懇談会)は漸く業界としての意思を統一し去月廿七日、公取委委員会、厚生大臣及び通産大臣に陳情を提出した。

 支部別保険調剤調査票 昭和42年2月分 福岡県薬剤師会

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九州薬事新報 昭和42年(1967)  4月20日号

 福岡県学校薬剤師会 評議員会並第14回総会

 福岡県学校薬剤師会では評議員会(第14回定時総会を兼ね)を四月十二日二時より、同理事会を午前十一時より県薬会館で開会した。評議員会は馬場理事司会し、河原畑理事の開会のあいさつ、次いで友納会長は学校薬剤師が完全必置になって七年になり、相当に成果を上げているが、然し未だしの処もあるやに聞く。その原因は受入側の無理解、学校薬剤師自身の非積極性、或は器具の不備などによるものと考えられるが、逐次器具も整備される方向にあるので、高い理念のもとに、薬剤師自身の向上、PRのためにも担当校の環境整備に積極性を示し大いに努力されたい。と述べ、次に来賓、尾崎県薬務課長、大庭県教育庁学校保健課長(代理山下技師)の祝辞があり、それより会長を議長として左記議事に入った。

 1、昭和四十一年度会務並に事業報告
 内田理事より現在の会勢について
 ▽会員数五一一名(前年度五〇三名)
 ▽学校薬剤師設置学校数九四五校(前年度八〇〇校)
 その他会議並に主な事業などが報告され異議なく承認。

 2、昭和四十一年度収入支出決算認定の件
 矢野会計理事より、決算額五九四、八三六円で年々わずかではあるが会員の数も増加している旨の報告があり、吉柳監事の監査報告があって異議なく承認された。

 3、昭和四十二年度事業計画決定の件
 これについては古賀副会長説明、今年は特に実行に繋がる意味で計画が建てられ@支部活動の推進A県下統一事業の計画B知識の普及と技能の向上に関する件C県薬剤会への協力などである
 @については特に今年は苅田、宮田、小郡、朝倉に重点をおき、検査技術強化のため学校現場において研修会を行い、職能PRをかねてPTA、養護教諭などとの懇談会も催したい。又環境衛生検査器具の整備については国庫補助金も今年度をもって打切られる(全国で二百セット)のでこれの消化に努力すること。又各種大会などにおいて研究発表するための資料の作製などに努力することとした。
 Aについては昨年度県下一斉に行った「給食施設等の衛生調査」は全国でも注目されており、その資料も貴重なものとされているが、今年も昨年と同じ要領で県内一斉にに黒板検査(日常と定期)を近々実施、その他へき地学校の保健管理に協力(特に井水)する。
 B各種研修会、関連諸大会への参加を奨励する。
 C「薬と健康週間行事」などに、技能面において積極的に協力することなどである。異議なく可決決定した。

 4、昭和四十二年度会費決定の件

 5、同年度収入支出予算決定の件
 一括上程、矢野理事から説明があったが、会費は前年度より値上げとなり
 ▽幼・小・中学校担当学校薬剤師一名につき年額四〇〇円(前年度三〇〇円)
 ▽県立高等学校担当者は一校につき年額一二〇〇円(前年度八〇〇円)
 総予算額六二二、八五九円で前年度より約六万の増額であるが、これは事業費及び研修会等の旅費を若干増額したい旨の説明があり、会費、予算ともに異議なく原案通り可決決定した。
 尚この時、手当の交付に関し、大牟田市では一括交付金として同市学校薬剤師会長に纏めて交付されるため税金の対象とならず全額が支給される。会長は会員の活動に応じてこれを会員に還元するので、会費徴集、活動と報酬のバランスなどもスムースに行われるとの報告があり、各地区の参考に供された。
 次に側島常任理事が健康上の理由から理事辞退の申出があっているが、午前の理事会において、当分の間渋田理事が常任理事を代行することに決定した旨の報告があって閉会。それより同所において小宴が開かれ種々協議懇談がなされた。

九州薬事新報 昭和42年(1967) 4月30日号

 福岡市薬剤師会 第22回定時総会 並会員還暦祝い

 福岡市薬剤師会(会長波多江嘉一郎氏)は第22回定時総会を四月廿四日午後一時より第一銀行ビル七階三鷹ホールに於て開会した。

 定刻より一時間遅れ国武副会長の挨拶後、波多江会長議事席に着き、一同は荒巻氏他二名の会員物故者に対して起立一分間の黙?を捧げたのち議長の挨拶があり次いで来賓県薬会長代理として長野副会長の祝辞、「日薬を先頭に剤界こぞって分業運動に驀進している今日、唯一人の国会議員をも持たない政治力貧困な吾々剤界には是非共薬剤師の国会議員を持たなければならぬと共に、その基盤でもある地方地区独自の立場に在る県、町、村、薬系議員を一人でも多く持つことに努力しなければならぬ」と述べ、次いで古賀、早麻の両県議、加藤、久保田の両福岡市議候補者、参議院議員候補者鬼丸氏代理、尾崎県薬務課長、及び市予防課長諸氏の祝辞があって議事に移った。

 議長は、会員三七八名中出席者二一五名(内委任状一六〇)であり総会は設立した旨を宣し、議事録署名人に須原、武田の両氏を指名して左記議事に入った

 ▽報告事項
 報告第一号 昭和41年度会務並に事業報告
 報告第二号 第22回福岡県薬剤師会代議員会報告
 何れも異議なく承認

 ▽議案
 議案第一号 昭和41年度歳入歳出決算認定の件
 磯田会計理事から説明。なお大隈監事より監査の結果正確なる旨報告があって異議なく認定となった。
 議案第二号 昭和42年度事業計画決定の件
 西森副会長説明。42年度の事業は前年同様、県薬の事業計画に即応して剤界よりの魅力ある会とするために努めて行きたいと述べ、又実際問題として会の活動力を増強するために部会の編成替えによる組織力の強化をなす、例えば西新部会を西新、百道、高取、七隈、原に区分又草ヶ江部会を六本松、別府、友泉、長住に区分する等である。異議なく原案通り決定した。
 議案第三号 昭和42年度会費決定の件
 議案第四号 昭和42年度歳入歳出予算決定の件
 二案一括上程、藤田副会長説明、会費は前年通りで総予算額五百八十万円余の内容について詳細な説明があり、四、五質疑応答があって満場異議なく原案通り可決決定した。

 以上にて一応議事を終え、引続き恒例によって会費早期完納の優良部会の表彰式に移り、第一位箱崎、第二位当仁、第三位浜、第四位南、第五位馬出の五部会に対し賞与として金一封が授与された。次にこれ亦恒例による明治40年生の会員左記六名に対し、還暦祝賀の印として記念品がそれぞれに会長より授与され、白木氏代表してお礼の言葉があった。
 四島久、白木太四郎、榊チエ、広田勇、徳重棟雄尾崎松夫

 以上にて総会を終了し、同所に於て懇親の小宴が催された。出席者実数は尠なかったが、和かな集りであった。

 総代会5月17日開会決定 福岡県薬商組理事会

 福岡県医薬品小売商業組合では、四月二十日一時から県薬会館で全体理事会を開会、左記議案について検討した。

 1、総代会開催期日及び会場について
 2、昭和四十一年度業務並びに事業報告について
 3、昭和四十一年そ収入支出決算及び予算について
 4、昭和四十二年度事業計画案について
 5、監査員選任の件(筑後地区)
 6、調整規程継続申請について
 7、サロンパスの再販について
 8、再販売価格維持の規制に関する法案について
 9、その他全国商組連合会出席について

 以上の議案につき種々詳細な検討の結果、総代会は五月十九日十時三十分より田辺製薬において開会することに決定。決算については早急に未収組合費の徴収に努力することとし、新年度の事業計画については、従来調整事業が主たるものであったが、規制命令の発動が不可能となった今日では組合員の福祉に繋がる共同事業などをも考慮すべきであるとして、早急に事業案を作成することになった。次にサロンパスの再販については福岡県商組としても反対の立場をとることとなり、公取の再販手直しの内容については、本日の日刊紙上に大体のことが発表されていたので、それについての説明があった。

 引続き各地区より該区情況報告があり、各地区共、先の県衛生部長通達後、これを無視したチラシ配布などが報告されたが、大体各地区共、これによって諸謂行儀の悪い店が明かに決定されたといえるので、今後各ブロック毎に県当局あるいは安定協で対処すべきであろうとの結論であった。次に飯塚橋薬局裁判について、また小倉ダイエー問題などの報告があり当日の理事会は五時終了した。

 福岡市薬理事会

 福岡市薬剤師会は本月二十日午後県薬会館で理事会を開き、二十四日第22回定時総会を開催するに当り、その付議事項内容の再審、業務分担等につき最終的な打合せを行なった。又今回の市議選において会員加藤藤次郎、久保田秀己両氏の立候補に対し積極的応援を決定、それによって本会員の政治的意識を一層高めるための努力を申し合せた。

 挾子

 ▼何年振りかに市薬剤師会に出席したが開会時間の守られていないこと又出席者の尠ないことに驚いた。しかし和かな和気靄々たる集会であることは洵にうれしかった。又県薬の祝辞で分業問題の話しがあったが、今の剤界では繰り返し繰り返し聞かねばならぬことであり、聞かさねばならぬことである。