会報第42号 平成3年7月31日
 ■ 巻 頭 言

今、何故定款改正か     福岡市薬剤師会組織担当 常務理事 合澤 英夫

 あなたは、福岡市薬剤師の定款を読んだ事がありますか。執行部等に関係しておられた方や、特に関心のある方以外のほとんどの会員の皆さんは読んだ事はないのではないかと推測します。勿論、これは仕方のない事であります。薬剤師会が、当然その定款に基づいて運営されていると信じてあるからだと思います。言うまでもなく定款は薬剤師会の憲法のようなものであり、会員の権利と義務を示したものであります。

 現在定款改正についての研究を、組織委員会を中心に進めています。定款を改めると言う事は極めて重大な事であり、決して軽々に取扱ってはならないという認識の上に立って、充分なる論議を尽くしながら、又会員の皆さんの合意を得られるように、研究、努力していかなければならないと考えています。

 今、何故定款改正か

 現在の定款は随分以前に作られたものであり、変動の激しい社会情勢の中で現在の定款の範囲では、充分な運営が出来ない、或は支障をきたす部分が出て来ました。定款を逸脱した運営は出来ませんが、我々の活勤を中心に考え、それに合致するような定款が必要になってきたのだと考えています。

 長い間、定款の改正が必要だと言われてきたようですし、細則などを付加しながら運営されてきましたが、県薬の定款改正を機会に、少し時間をかけて研究し、出来得れば、定款を考える事により、今、我々薬剤師が何を為し得ねばならないかを考える事が出来ればと願っています。

 現在ほど、薬剤師が社会的にその権利を回復出来る時はないと思いますし、薬剤師の義務と責任を問われている時はないと思います。私達は先の代議員会で役員選挙に関する規程案を提出し、ほんの少しだけ論議が起こりましたが、結局継続審議と言う事になりました。理論的には役員選出と言う現在の定款を補うものでありましたが、実質的には、薬剤師会の運営に会員の皆さんが、代議員を通じて参加し、その義務と権利、そうしてその責任を果さなければならないと考えたからでした。少なくとも論議が起こり、これからの薬剤師会が、どのような方向を目ざさねばならないかと考える機会になるのではないかと考えたからでした。

 現在我々をとりまく社会は大きく変わろうとしています。医療分業の推進、卸の合理化、独禁法の改正等、確かに動き始めています。

 追い風もあり、逆風もありますが、薬剤師としての職能を確立し、社会的にも、経済的にも確固たる地位を築き上げていく又とない機会です。併し、動き始めてはいますが、実際にそれを勣かすのは我々、ひとりひとりであります。それぞれが自分の立場で、何を為すべきかを充分認識し、勤き出さねばならない時だと思います。ここ5、6年間の我々の動きが、将来の薬剤師としての社会的地位を決定していくのではないかと考えます。

 こう言った状況を踏まえながら定款改正についての研究を続けていきたいと思います。


 <特別寄稿>
平成3年7月31日 会報第42号

 衛生局長に就任して     福岡市衛生局 局長 穂屋下 信吉

 このたび、4月12日付けを持ちまして、衛生局長に就任致しました穂屋下でございます。日頃から、三津家会長はじめ薬剤師会の皆様方には、健康づくり事業、環境衛生事業、急患診療事業、学校保健等本市行政推進のため、ひとかたならぬ御支援、御協力を賜り貴市薬会誌の紙面をお借りいたしまして心から感謝申し上げます。

 近年、我国では、急速な高齢化社会が到米し、ガンや心臓病などの成人病が増加し、疾病構造の変化や国民の二−ズの多様化等により、地域保健医療を取り巻く状況が大きく変化し、医療・保健・福祉などの各分野において新たな対応を迫られているところであります。

 このような状況の中で、貴薬剤師会におかれましては医薬分業における面分業の推進・学術研究・試験機能の充実・医薬品使用における安全確保のための組織業務などを、積極的に取り組まれるとともに、生涯教育や親睦活勤に取り組まれていることとお聞きしております。

 経済企画庁の諮問機関である経済審議会「2010年委員会」の報告によりますと、現在、男性・75.9歳、女性81.8歳と、すでに世界最高水準に達した日本人の平均寿命は、主として高齢者の死亡率の改善により今後さらに伸長し、2010年には、現在より2歳弱長い、男性77.5歳、女性83.6歳程度になると見込まれています。

 今後、平均寿命がどの程度伸びるかは、ガン・心臓病・脳卒中からなる3大成人病による死亡率がどの程度、改善されるかに大きく依存し、もし、今後画期的な治療法が開発されるなど、3大成人病がすべて克服されるとすれば、平均寿命は現在よりも、7歳程度も伸びるとの試算もあり、ここ数年後には、人生80年時代が「人生90年時代」になることもまったくの夢ではなくなり、また、一方では寝たきり老人は現在の約2倍の140万人に、痴呆性老人も200万人と約倍に増加すると指摘されています。

 寿命は、国民の栄養水準、医療衛生水準等のあらゆる健康条件を総合的に反映するものであると言われていますが、薬の化学の進歩によるところが大きいと考えます。

 これからガン治療薬、エイズ治療薬、老人性痴呆治療薬など新薬が開発され、高齢者をはじめみんながより、健やかに安心して暮らしを味わえる社会の構築が望まれます。

 私達は、病気をしたら、まず病院・薬と思い浮かぶように日本人は薬好きとよく言われており、ある製薬メーカーが調査したところによりますと、使用される薬のベスト3としては胃腸薬、カゼ薬、ビタミン剤だそうですが、そのほとんどが皆様の薬局・薬店等で手に入れることができるものであり、市民にとっての身近で利便性に富んだ「かかりつけ」的な存在であります。

 このように、薬局は、その薬局がある地域の保健医療にとって重要な役割を果して頂いております。今後医薬分業が進展すると、その役割はさらに大きくなっていくと思います。

 本市にとりましても、来たるべき21世紀の超高齢化社会を迎えるに当たって、すこやかで活力に満ちた、やすらぎと生きがいのある町とするためには、市民の心と身体の健康づくりが大な課題となっております。

 今後ともなお一層の御支援、御尽力を陽りますようお願い申し上げます。皆様方におかれましては、今後、健康に充分御留意され、なお一層、御活躍いただきますとともに、福岡市薬剤師会が今後ますます御発展されますことを祈念いたしまして私の挨拶といたします。

プロフィール
 1 氏名    穂屋下 信吉
 2 年齢    55歳
 3 出身    宮崎県小林市
 4 座右の銘  照一隅
 5 趣味    ゴルフ、酒、読書
 6 私の健康法 一歩でも多く歩くこと
         くよくよしない


 <特別寄稿> 「私と薬」
平成3年7月31日 会報第42号

◆ 朝焼けの50円玉 ◆

読売新聞福岡総局  社会部 藤野 博史

 私は昭和25年、建具師竹雄、ヨシミ夫婦の二男として生れました。父は箱崎網屋(東区)の出だから、先祖は漁師でしょうか。母は久山町(粕屋郡)の農家の娘でした。漁師と百姓の末裔だから、本当に日本的な氏素姓だな、なんてずっと変なことに感心してきました。

 産声を上げたのは九犬病院でした。少年時代、九大病院前を担当地区に新聞配達のアルバイトをしたり、今、医療記者として九犬病院に出入りするにつけ、何か巡り合わせめいたものを感じます。生れて初めてもらった賞が赤ん坊大会の三位でした。審査委員長は遠城寺宗徳・九大学長(産科婦人科教授、故人)。思えば、その賞状は小さな特の自己肯定の原点だったような気がします。「僕はいい赤ちゃんなんだ。悪い人間になれるはずがない」だなんて。無邪気なもんです。

 父はいい人でしたが、結核で人退院を繰り返し、母は苦労の連続でした。私が物心ついたときにはすでに"病院の人"でした。浜の町病院、山下病院、林病院、今津日赤病院、古森病院……。病院の名前は今も思い出すことができます。夫を病室にとられ、女手一つで4人の子供を育てた母の心根を思うと「どんなに心細かったことか」と、今も胸にこみ上げてくるものがあります。

 小学校5年生の時、退院してきた父は建具職人として勤め始めました。花火人会、山笠、どんたくにつれて行ってくれました。住古、美野島界隈のソフトクリーム屋へ行ったことも。うちでは鉛筆の芯を削いでくれたものです。一家の大黒柱の責任を挽回しようとしたのでしょうか、無理がたたり、中学2年の時、何度目かの入院をしました。今津日赤病院でした。

 当時、千代町に住んでいた私達は父の回復を願い、子供たちもアルバイトに励みました。生活は苦しかった。だが、父からは「母さんを助けて、頑張れ」と励ましの手紙が折にふれて届きました。目由にならない体では、ほかにしてあげることはなかったのでしょう。後年、父が「情けなくて、ベッドの上て泣いた」ことを母から開きました。負けん気が強く、若い時には箱崎の浜から西公園まで遠泳し、走るのが速く、山笠や玉せせり、どんたくで活躍。二枚目で通り、女にもてたという父の後半生は悪夢のようであったろう。

 母や私たちはよく、日曜日に今津に行きました。千代からだと、今津は博多湾を抱くように西へ向かった果てにありました。バスを下りて歩く。波がうち寄せる浜に面して、木造二階建てのその病院はありました。手を消毒して、院内に入る。大部屋の隅に父はいて、「よくきたね」と、いつも微笑みを返しました。夏なんか、私たちはその浜辺で海水浴を楽しみました。

 「博史。父さんはもう、なごうないらしいよ」。高校2年生の1月、母に聞かされた私は一人で父を見舞いました。小さな鍋でインスタント・ラーメンを作ってくれました。病院生活も何かと金がいったのです。小遣いに不自由していたのを、子供たちも知っていました。「晴ちゃんがくれたよ。こりゃ、使うわけにはいかんな」と、父が財布の中から50円玉を見せてくれたのはその時だったでしょうか。今の50円硬貨より、一回りも二回りも大きく価値もあった。でも50円は50円だった。その日、病棟の一番端まで来て見送ってくれた。少し歩いて振り返ると、父がいた。しばらく歩いて振り返るとまだいた。一本道。何度も振り返ったように思う。それが最後になった。

 一週間くらいして、父危篤の電報がきた。親威のクルマに乗せてもらって夜中、病院へ母と急いだ。大勢乗ったため、私は荷台に毛布を敷いで横になって行った。ゴトゴトとくる振動に頭が冴えきっていったのを覚えている。個室では父は顔に白い布がかけられてすでに死んでいた。布を取ると、顔は一回り小さくなっていた。憔悴しきっていたが、穏やかな顔だった。病院から渡された遺品の中に財布もあった。中から50円玉が出て来た。小さなリボンがついていたように思う。

 夜が明けるまで母と二人で過ごすことになった。数時問後、海に面した空が明るくなってきた。窓に近寄ると、ますます色を濃くして朝焼けが鮮やかになった。海は凪ぎ、静かさが満ちていた。荘厳さに言葉もなかった。朝焼けに50円玉が重なった。

 その年の春、博多築港で冷凍船から冷凍鯨(一つ20キロ)を荷揚げするアルバイトをしたことがある。小柄な私には重い仕事だったが、空の果てに父の声援を感じつつ体ごとぶつかったものだ。17歳、多感な時だった。

 3年後、8つ年上の兄が名古屋で死んだ。急性膵臓壊疽。28歳だった。私も30代初め、「大腸壊死による限局性腹膜炎」で開腹手術を受けた。兄は死に、弟は生き残った。

 その兄が新聞記者志望だった。演劇・映画青年だった私は新聞記者になるなど思いも寄らなかった。「父、兄の思いを果たしたい」がしばらくの間、私の原動力だった。今、医療記者として、九大病院、今津日赤病院、浜の町病院などに出入りする日々となった。

 40歳。思い出の糸をたぐれば、ベッドサイドやいたるところに薬があった。 ビオフェルミンをおやつ代わりに食べたり、正露丸を飲めなくて苦労したこと。父が小さく切って飲ませてくれたけど苦かった。2つ上の姉は高校卒業後、病院事務の仕事をしていたが、いまだに会うとアリナミンをくれる。「体の調子はどうね」というわけだ。 73歳になる母は高血圧の薬を飲んでいる。私は二日酔い覚ましのソルマック。あの苦さがたまらなくいい。

 今春から、九大薬学部で始まった薬学講座を受けている。命を抱えた記者としてもっと薬を知りたいと思う。若かりし時、父が飲んだ酔い覚ましは何だったのだろう。



 <会員の広場>

和の心をもって     福岡市薬剤師会代議員 副議長 山手 陽一

 突然が重なってとまどっていますが、会報に原稿を依頼されましたので薬剤師会員として元役員として歩いて来た道を振り返ってみたいと思います。先の市薬代議員会で突然副議長に推され、一線から引き下がっている私が、代議員としても最後の奉公とお受けしました。

 重要課題が山積みしている現状ですが、薬剤師会が薬剤師協会時代から、諸先輩の血のにじむようなご努力の積み重ねで今の市薬があることを思うと感慨深きものがあります。

 私事になりますが、昭和33年開局間もなく、部会内でスーパーマーケットの内に薬品部の開設申請がなされ、私達は反対運動に立ち上がりました。恐らくスーパー内の薬品部開設は全国で、初めてではなかったでしょうか。医薬品の乱売が盛んになったころで、関西で栄薬品(現ダイエー)が問題になっていた時代です。

 スーパーの同一店舗内はだめだ、いやそんなことは法にないと色々陳情、交渉を繰返し、スーパーの外に囲いをして薬品部を許可することで落ち着きました。

 そんなこんなで昭和34年頃から誘われて県商業組合、福岡地区医薬品協同組合の理事として、白木先生初め諸先輩先生方のお供をする様になりました。以後30年近く、又、その後市薬理事として組織、商組を担当し10年余りいささかなりともお役に立ったのではないかと、自負しております。

 その間私達小売商業組合は再販問題、距離制限問題等を初め諸問題は絶えることはありません。私は学術的なことは解りませんが、諸問題に当たり、誠意をつくすことに努力し皆さんとの和について全力をあげて来たつもりです。

 一番思い出深いのはダイエーの福岡出店の時です。詳しいことは書きませんが、解決までに2年以上にわたったのではないでしょうか。解決するには和が必要です。お互いに喧嘩別れのままでは解決にはならないと思います。

 ダイエーショッパーズの当時業務課長の土屋氏とはその時からのお付合いです。大名警固部会(同笑会)の集会にも出席され、以後問題が起こればお互い話し合い理解して現状に至っていますが、最近土屋氏はユニードダイエーの常務としてご活躍です。

 これは一例に過ぎませんが、私は30年近く多くの方々と接しました。あん畜生と思われた方も多くあるかもしれませんが、それ以上に多くの方々にご厚情をいただいていると思います。

 開局している以上隣は敵だとよく言われますが、一面はそうでしょうが、一面は良き隣人といえます。市薬会員、非会員共に小売薬業に関係する人々が業界発展のためにはお互いに和の心を持って……。


 <会員の広場>

えー?、私が??     早良支部早良部会  入部薬局 橋口 扶佐子

 敢えて、誤解を恐れずに言わせていただくなら、社会的生活に目覚めた女性にとって、主婦という枠の中に閉じ込められるのは、たいへん苦痛です。

 限りない家事(洗っても洗っても、また、汚れる服、作っても作っても、また、作らなければならない食事、片付けても片付けても、また、散らかってしまう部屋……本当に非生産的な事ばかり)それに、了育ての閉塞感。もちろん、それなりの喜びを見出Iすことは可能ですが、時々、ふっと、こんなことをしていていいのか、と思うのです。

 そういう生活に飽き足りず、生きがいを求めて、怖いもの知らずで始めた薬局でしたが孤独な戦いという点は免れませんでした。男性の先生と違って、主婦であり、母であるために、エネルギーをかなり削がれる部分があって、(というのは言い訳かな?)薬剤師会に入っても、時々研修会に顔を出すのがせいぜいで、20年前の知識に頼って営業している不安と後ろめたさを、常に感じてきました。(この話を始めると、とても、語り切れないものがあって、別の機会に譲ります)

 兎に角、フツー-のおばさんにもなれず、フツーの薬剤師にもなり切れず試行錯誤の毎日でした。それでも、いつまでも若く(?)未熟者で、駆け出しのつもりでいた私に、晴天のヘキレキのように降って湧いた部会長の話し。最初は「とんでもない!!」話だと思ったのですが、部会会員の方々を思い浮かべても、皆様色々事情がお有りで、替りに引き受けて下さりそうな方がなく、そうか、消去法か、やるっきゃない、と聞きなおって、お引き受けしました。

 すると、自動的に、運営委員、代議員等、引き受けざるをえなくなり、今私は、心の中で悲鳴を上げています。(実際に「ミスキャストですよ、ミスキャストですよ!!」と、叫び回りました)まぁ、初心者はカタチから入るより他ない、という感じです。

 そして運営委員会等に出席するうちに、私は新鮮な驚きと感動で胸がいっぱいになりました。仲間がいた!!という喜びです。

 開局以来、同年代で、女性の開設者というのが少なく、薬剤師同志の交流がなかったのですが、先輩の諸先生方と話す機会に恵まれて耳を傾けていますと、皆様、青年のような純枠さを心に持ち続けておられて、こんな古くさい議論をされるのかと驚かされることがしばしばです。薬剤師の職能に対する誇りを失わず、会員として頑張っていらっしゃる。大変心強い限りです。

 私白身、病薬の先生方と、開局している私達とでは、職種が違うのではないかと恵うほど業務が違っており、ある種の劣等感を待っていたのですが、そういうふうに捉えるのは違っでいるのではないかと思い、開局薬剤師としての楽しさ、喜びが、やっと分かるようになってきた所です。薬剤師版、赤ヒゲ先生といったところです。

 井の中の蛙で、何も知りませんでしたが、似たような生き方を追及している仲間に巡り合えただけで、この役をお引き受けして、本当に良かったと、感謝しています。 しかし、これは、かなり建て前の話で、実際には、止むを得ず得ず、というか、甘んじて、というか、なまけ者だった私にとって、ここらで目覚めよ勉強せよ、という神の声だったのかも知れません。

 患者の生の声が聞ける得がたい立場にあることを肝に命じて、自らを卑下することなく、 女だからと廿えることなく、草の根レベルで、地域医療に貢献していきたいと、決意を新たにする今日この頃です。(ふっ、これで合格点がもらえる結論が出たかな?)


 <会員の広場>

薬草観察会に参加して     中央支部平尾部会 南口調剤薬局 遠藤 誉理男

 5月26目(日曜日)今宿野外センターにおいて、福岡市薬剤師会主催の薬草観察会が開催されました。参加人数54名。私は2年前に福岡市薬剤師会に入会し、こうした企画こ初めて了供と一緒に参加しました。

 前夜まで降り続いた雨が、この目の朝は雨も止み絶好の人気、会場で受け付けを済ませた後、市薬専務理事、なはたれ薬局の冷川先生の説明で、センター内に栽培されている約30種類ほどの薬草の特徴、見分け方、薬効など分かりやすく解説していただきました。流石に薬草の見識が豊で感心するばかりです。

 次に沢伝いに天然の薬草を観察、中でも興味深かった2、3例を紹介しますと、切り傷、打ち身などに用いる、オトギリソウ(弟切草とも書く)、昔ある鷹匠の家に代々伝わる秘伝薬オトギリソウのことを、弟がライバルの鷹匠の娘にもらし、怒った兄が弟をり切り殺したとい伝説によるもので、その時の血しぶきが葉や花について黒い斑点になったと伝えられる話。

 滋養強壮などに用いられるユリ科のアマドコロと外観がイ以ているナルコユりとの見分け方、アマドコロの茎は角ばっているのに対し、ナルコユリの茎はまるく実際に触って判別。

 また、鎮咳剤で麦内冬湯としてよく用いる、麦内冬のジャノヒゲ、別名リュリノヒゲの塊根などあまり身近にあり驚き、自分白身の不勉強さを実感し、反省させられました。

 この間やはり子供達は退屈とみえ、沢の小川で、サワガニなどを収って遊んでおりました。2時間ほどで観察会を終了し、待ちに待った焼き肉パー-ティー、ここでも実行委員の方々の用意、準備の良さに感心いたしました。キャベツ、レタスなど洗った後、小さなビニールにパッケージして食べやすくしてありますし、カルビー、ロースとお肉も余るほどあり、みなさん十二分に満足された様子でした。

 ところで男性群は、ここでビールでもあればとばかりに、(おお神よ!我にビールを与えたまえ!と祈るのですが、無情にもこの願いは聞き入れてもらえませんでした………。)それにひきかえ満腹した女性群は、童心?に帰って、シロツメグサで王冠や首飾を作って、お姫様いやお嫁さんごっこで楽しんでおられ、1時半ごろ。

 皆さんで後片付けをした後は記念写真で終会となりました。 最後に実行委員会の先生方、木当に楽しい一日をありがとうございました。前日夜まで雨の為、朝、気象台に15分ごとに電話され大気の状態を確認されるなど、ご苦労されたそうでナ。帰りの車に乗って1時間もせぬ内に、どしゃ降りの大雨が降ってきました。先生方の日頃の行いがよく、天まで通じたものと思われます。

 日頃薬剤師さん同心、交流の少ない中、こういう交流の場を設けていただき、尚且つ健康的な野外活動プラス栄養満点と3拍子揃った次の機会(企画)を楽しみにしております。


 〔フレッシュさん紹介〕

7年目に旗揚げ宣言     南支部高宮部会 薬局ヘルシー高宮 坂口 久美子

 七年前に雨区高宮に問局して、やっと薬剤師会にも入会でき、一息ついている今頃です。振り返れば、3才と1才の子供をかかえてのアタフタの毎日でした。子育ての一番大切で手のかかる時問の開伺だっただけに、子供達には、犠牲を強いることばかりで、開局したことを後悔したのも事実です。

 しかし、今は亡き父がさせてくれた薬局なので、何とか続けてきました。月日の経つのは早いむので、子供達もヤット、手のかからない年頃になり、私も落ち着いて仕事に取りかかれる様になりました。と問時に、自分の仕事に対し、反省なり総括する時期がきました。

 当店は主人がサラリーマンなので、私一人で薬局をしていますものですから、父兄参観日、勉強会、習い事等、人並みにするには、しょっちゅう店を閉めるしかありません。お客さんからの苫情に、当初は心を痛めておりましたが、最近では、まず自分白身と自分の家庭を優先して行こうと割り切れる様になりました。

 しかし、このような形で、店が成り立つには当店に、こだわって頂く方向づけが必要なわけで、要するに勉強しかありません。幸いにも、当店はサンクロンという商品を扱い出して、創健会に入会し色々と勉強させて戴いておりますので、創健生活をベースにした考えで、お客さんと接し続ける方針が出来ております。

 この小さな、薬局が、生き残れる為の絶対必要条件は、明確なのですから、一生懸命勉強しなければと思っております。勉強する機会があれば、どこへでも飛んで行きたい心境ですが、何せ一人で店をする者のジレンマはつのるばかりです。

 南支部長の大庭先生が、おっしゃるには、薬剤師は、物売りではなく、自分の処方を売る様にならなければいけないとのお言葉に全くうなずけました。私自身、子育ても一段落つき、これからが、薬局業の出発点だと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。   (S52.日大薬学科卒)


 <情 報>  学術委員会

インスリンの点眼投与

 インスリンは現在臨床上、筋肉内や皮下ヘの注射投与であるが、注射による投与は患者に苦痛を伴うことが多く、また副作用発現の可能性も高い。そこで注射に変わる投与経路として鼻、□腔、膣、直腸、肺、皮膚などの各種粘膜投与・経路が検討されているが、注射に比べるとまだ吸収力は十分とはいえず、眼の粘膜からの吸収が検討されている。点眼投与の場合、瞼の裏側にある粘膜から吸収され、結膜下組織中の血管に入り全身に移行するものと鼻涙管を通り、鼻粘膜より吸収され全身に移行するものとがある。

 結膜の粘膜は鼻や消化管の粘膜に比ベインスリンを分解する酵素活性が低く、投与部位として適しており、ある種の吸収促進剤や基剤の併用で大きく改善され、点眼投与がインスリンの投与経路として有用であると期待される。
                   日本病院薬剤師会雑詰VOL.27 N0.4 1991

ペン型インスリン注入システム(ノボペン)療法について

 従来、インスリンによる糖尿病の治療は、中間型インスリン1〜2回/日の注射であった。が近年、強化インスリン療法が進められている。これは、健常者に見られる生理的なインスリン分泌パターン(生理的な定常状態を維持するに必要な基礎インスリン分泌と食事に伴うインスリンの需要増に対応する追加インスリン分泌)に近ずけ、血糖コントロールを良好なものにし、血管合併症を防止しようと試みられている。

 その際、従来の注射器に代り、注射液をセット出来るペン型インスリン注入システムが開発された。@バイアルから注射器に吸引する手間が省け、自己注射が迅速且つ簡便にできる。A携帯に使利。B視力障害者でも正確に注射できる。C従来の40単位/m1製剤に比べ注入される液量が少なく痛みも軽減される。という特徴があり、頻回のインスリン注射を要する強化インスリン療法に適したシステムである。

抗癌剤が癌を誘発

 癌治療の進歩に伴い、癌患者の生存期間が著しく延長し、完全治癒率が増大するにつれて、抗癌剤による2時癌の誘発(各種アルキル化剤による非リンパ性白血病)が問題になっている。アルキル化剤などを強力に使用した例では一般人口中の発生率に比べ、ホジキン病では約10倍、悪性リンパ腫では約37倍に達している。

 卵巣癌、肝癌、乳癌、小児癌などでもアルキル化剤を用いた症例の白血病発生率は高い。国際癌研究機構ではヒトに対して発ガン性を有する物質を、動物実験や疫学調査の成績からグループ1(ヒトに対して発ガン性が明らかな物質)にはクロラルブチム、メチルCCNU、シクロホスファミド、メルファラン。グループ2A(ヒトに対する発ガン性の可能性が高い物質)にはドキソルビシン、BCNU、CCNU、シスプラチン。グループ2B(ヒトに対して発ガン性の可能性がある物質)にはプレオマイシン、ダウノマイシン、マイトマイシンが挙げてある。
                   (ガンと化学療法17.12)


研修会報告

【学術研修会】

1.日時 平収3年6月27日(木)午後7時
2.場所 福岡市薬剤師会・講堂
3.演題 「頸椎及び腰椎の整形外科的疾患の診断と治療」
4.講師 済生会福岡総合病院 副院長 横 田 清 司先生
出席者 108名

【薬物療法研究会】

1.日時 平成3年5月29日(水)午後7特
2.場所 福岡市薬剤師会・講堂
3.演題 「消炎鎮痛剤の最近の話題」
4.講師 三共株式会社本社第一医薬品部
プロダクトマネージャー 立 花 鉄 夫先生
出席者 115名

【第1回小太郎漢方研究会】

1.日時 平成3年5月10日(金)
2.場所 福岡市薬剤師会・講堂
3.演題
(1)陰陽論
(2)老人性面呆症と漢方
4.講師 小太郎製薬株式会社学術部 山 内 一 晃先生
出席者 86名

【第2回小太郎漢方研究会】

1.日時 平成3年6月6日(木)
2.場所 福岡巾薬剤師会・講堂
3.演題
(1)虚実論
(2)アトピー性皮宵炎と漢方
4.講師 小太郎製薬株式会社学術部 山 内 一 晃先生
出席者97名

【第1回漢方学術講演会】潟cムラ主催

1.日時 平成3年5月21目(火)
2.場所 福岡市薬剤師会・講堂
3.演題 腎不全に対する和漢薬の効果
4.講師 富山医科薬科大学名誉教授 大 浦 吉 彦先生
出席者127名

< スイッチOTC薬の注意すべき相互作用 pdf>

 <広  報>

会員募集と表彰    福岡市薬剤師会  副会長  藤原 良春

 現在市薬では「学校薬剤師」と「県公衆衛生協会員」を募集している。
 この中で学薬の事業・活勤についてはあらかた理解されているが、公衆衛生協会の事業については、その会員の方でさえほとんど御存じないようである。そこでその内容を紹介し、また各種の「表彰」についても関連しているので、ここで説明しておきたい。

1.福岡県公衆衛生協会の沿革
 昭和30年   任意団体として発足
        県衛生部医務課内に設置
 昭和52年5月 財団法人設立
 昭和53年7月 看護等研究研修センターに移転

2.会員数(平成3年3月31日現在)
 (1)普通会員( )内は福岡市
   保健所職員898(105)、医師1,394(69)、歯科医師940(73)、薬剤師668(130)、獣医師145(17)、放射線技師23(3)、助産婦608(33)、看護婦153(29)、保健婦192(32)、鍼灸師371(132)、理療師424(135)、療術師26(16)、栄養土33(10)、薬種商123(0)、柔道整復師35(5)、理容師476(29)、美容師497(0)、臨床検査技師15(7)、歯科技工土22(4)、その他1、073(47)、総計8,116(876)
 (2)特別会員
   病院53、銀行4、鉱業所24、建設林産業14、運輸業9、物品販売業85、市町村団体41、一般工業会社40、一般営業所24、その他2、総計296

3.平成2年度事業
 (1)協会基礎の拡充強化
   新規普通会員123名加入
 (2)第37回福岡県公衆衛生学会
   平成2年5月17日、県看護等研究研修センター、約300名参加
   3分科会ごとに研究発表し、日本公衆衛生学会総会に派遣する優秀発表者10名を選考
 (3)理事会及び評議員会
   平成2年5月28日
   退任理事8名、監事1名、評議員10名補充選任。平成元年度事業・決算、平成    2年度予算計画・予算を審議
 (4)第42回福岡県理容競技大会助成
   平成2年7月2日、九電記念体育館
   優秀技術者3名に対し、理事長賞授与
 (5)第49回日本公衆衛生学会総会派遣助成
   平成2年11月7日〜9日、徳島市
 (6)理事会
   平成2年10月15日
   第38回県公衆衛生大会開催要領決定、平成2年度公衆衛生事業功労者、個人38名(知事賞23名、理事長賞15名)を選考
 (7)第38回福岡県公衆衛生大会並びに福岡県健康教育者研修会
   平成2年11月21日、看護等研究研修センター、約250名参加
   公衆衛生事業功労者38名の表彰、椎田町住民福祉課外2グループの「健康づくり  実践活動体験作文」発表、九大歯学部森岡教授の特別講演「日本人の歯とその健康」を実施
 (8)健康相談及び保健指導等業務受託事業
   平成2年4月1日〜3年3月31日、県庁県民相談室
   専任保健婦2名により、自動血圧測定値に基づく健康相談(13.147名)及び保健指導(11、944名)の外、原爆披爆者相談実施
 (9)支部活動事業費助成
   飯塚支部第17回大会(表彰、健康づくり体験発表、特別講演)開催。
   宗像支部結核予防複十宇シール募金推進、精神障害者ディ・ケア事業の実施

4.会 計
 会費積立金(16、958、000円)の利息、県補助金、分担金(医師会19万円、薬剤師会16万円等)、その他合計8、204、461円(2年度決算額)にて運営
 注、普通会員会費5、000円(終身)

5.役 員
理事長  桜井日出生 県医師会会長
副理事長 重松峻夫 福大医学部教授
  〃   平良専純 県保健環境部部長
常務理事 土井庸正 県健康増進課課長
理  事 荒巻県薬会長、岩橋県薬副会長、外17名
顧  問 遠城寺宗知、県対ガン協会会長
監  事 獺越県薬理事ほか2名
評議員  65名

 概略は以上の通りであり、薬剤師会員について見ると、市学薬会員の全員、また県学薬においてもほぼ全員が会員となっており、非学薬の会員はほんの数人である。

 当協会の規則第3条に「この法人は、福岡県における公衆衛生の向上を図るため、財団法人日本公衆衛生協会の緊密な連携のもとに、健康でかつ文化的な県民生活の建設に寄与することを目的とする」と書かれている。

 そして事業の更なる拡充のためには、協会の基盤強化、つまり基本財産(会費積立金)の増加、そのための会員増加対策が急務とされている。

 これを受けて県薬では、本年度新規会員加入目標を60名、市薬には13名が割り当てられた。この目標はともかくとして、今後とも協会々員増加を計らなければならないわけであるから、県薬も市薬も公衆衛生活動に対する考え方を明確に示し、理解を求めなければならい。なぜなら、従来は公衆衛生活動=学薬活動と見なされていたからである。

6.表彰に関する問題
 主な表彰を図示すると次のようになる。

公衆衛生協会

 「薬事功労」については説明を要しない。「公衆衛生功労」については、協会の事業の中で記したようにそこで選考されるので、協会の会員でなければ受賞の資格がない。今盛んに行われている健康フェア事業は、とりもなおさず公衆衛生活動であるが、これらで永年の功労があっても協会の会員にならなければ、受賞の対象とならないのである。

 また「公衆衛生功労」と「教育文化功労」とは本来意味の違うものであるが、過去の受賞者を見ると同じ人が、同じ業績でもって両方を受賞している。つまり学薬活勤が公衆衛生活動の一端であるので当然の事とはいえ、表彰に関し学薬会員はかなり優遇されていることになる。

 さて公衆衛生活動であるが、今後薬剤師会はなお一層力を入れていかなければならないのである。そこでせっかくならば対外的に数の力を示す意味においても、この協会に加入していただきたい。と同時に学薬の会員にもなっていただきたい。

 平成2年度末現在で福岡市の学校数249校、これに対し学薬会員は103名に過ぎない。この現実を一度考えていただきたいと思う。最後に本文と関係のある平成2年度表彰関係は次のとおりである。

  (教育文化功労)
福岡市学校保健会長賞 中野 佐
福岡市教育委員会長賞 冨永 昇蔵
福岡県学校保健会長賞 三根 孫一
福岡県教育委員会長賞 古賀 隆

  (公衆衛生功労)
福岡県知事賞     堀江 秀男
日本公衆衛生協会長賞 三津家正友


女子薬総会に出席して     女子薬剤師会  松本 紀子

 紫陽花の雨が似合う6月30日、周船寺の竜松寺に会員20数名が集まり女子薬総会が行われました年間事業報告、会計報告も滞りなく済ませ、三津家先生の御挨拶をいただき、誠に和気あいあいとした雰囲気の中、竜松寺和尚様の御馳走談議に皆真剣に耳を傾けました。

 最近のファーストフードばやりの中、子供達の肥満、ひいては成人病の若年化が危機感を持って言われております。こんな時、日本古来の食事の在り方は心に浸みるものがありました。春は苦味、夏は酢の物、秋は辛味、冬は油を心して喰人とはよくいったものです。これがそのまま子育てにも繋がると思うのは、もしかして、今の母親達がもっと日本食を勉強して、その意味する所を知れば、甘味や偏食による自閉症の子もなくなるのではないかと思ったり致しました。

 新聞によれば女性が生涯に生む赤ちゃんの数は、昨年、過去殼低の1.53人になり、七年後の平成10年には史上初めて老年人口(65才以上)が幼年入□(0〜14才)を上回ると言われ高齢社会への移行が加速されつつあります。又、脳死と臓器移植の問題も難しく欧米の様には進みそうにありません。この飽食の世の中、やはりここで日本人の原点と言うか、そういう所に戻って考え直して見るべきなのではないかと思ったりいたしました。

 そして、人間は心配り、気配りを余裕をもって行い、間違ってもこころ遣い、気遣いの様に余裕のない事ではいけない。従って、気のついた時、気のついた事を、気のついた人がすれば良い。そうすれば心の触れ合いが出てくるというお話は非常に説得力のあるものでございました。

 和尚様の一生懸命の精進料理を食し、心のそこから笑い、外の雨をはじくが如き、女子薬の前途明るき一日でありました。


【支部だよリ】

早良区薬剤師会 〔第6回総会〕

日 時 平成3年5月11日  午後4時
場 所 荒江喜水亭
出席者 38名
来 賓 県議 横田 進太
    市議 石橋 友幸
       大森 哲也
       渡辺 史人
         (順不同)

議事
1.旱良区薬剤師会会長挨拶
2.福岡半薬剤師会会長挨拶
3.平成2年度事業報告
4.分業推進報告(国立巾央病院)
5.代議員会報告
6.平成3年度事事業計画(部会分割)
7.平成2年度決算報告及び平成3年度予算案
8.監査報告
9.代議員選出
10.各委員会紹介

懇親会
 薬剤師会の政治力を増す意味もあり今回地方選挙で推薦当選した県議、市議を招待しました。出席会員女性の方が多いくらいで、又女性部会長も一人誕生し、女性の時代を予感させられる華やかな雰囲気のうちに終わりました。(文責 有馬 純)

博多区薬剤師会 [総 会]

日 特 平成3年5月18日 午後5時
場 所 ホテルステーションプラザ
出席者 約60名
来 賓 三津家会長、木村県薬専務理事、安倍博多区医師会会長、葛西博多区歯科     医師会会長、井上県議、新宮県議、北岡市議、友杉市議、南原市議

 上記のように博多支部総会が開催されました。支部長挨拶。三津家会長及び木村県薬専務理事の挨拶の後、議事に入り、提出された報告事項、並びに議案は全て承認され、とどこおりなく終了しました。

 会場を移しての懇親会には、博多支部選出の県議・市議を迎え、なごやかな中、全てのスケジュールを終了しました。(文責 鶴原)

南支部 〔平成3年度総会〕 支部長 大庭 秀臣

日 時 平成3年5月27日(月)午後7時
場 所 市薬会館会議室、福新楼

議事
1)市薬会長挨拶 三津家正友先生
2)報告事項
i)事業
 イ)国立病院処方箋応需状況 12軒
 ロ)開業医に対する分業の働きかけ:アンケート調査 受領(別紙)
ハ)三師会の懇親会(平成2年9月27日)
ニ)基準薬局の認定(別紙)72軒中21軒(29%)
 ホ)健康フェアー(平成2年10月27日)
 へ)統一地方選挙 三師会で共闘
 ト)ソフトボール・ボーリング大会
 チ)医師会演芸大会(岩佐)
A)伝達事項
 イ)取引契約書の件
 ロ)学校薬剤師の希望者募集
 ハ)急患センター出動者募集
 二)会費値上げの件(別紙)
 ホ)薬剤師紹介事業(県薬)
 へ)会長、副会長、監事の選挙規則(案 別紙)
3)会計報告、監査報告(川端、有田先生)
4)決議事項
 イ)南支部内規(別紙)
 ロ)県代議員の示認(別紙)
 ハ)市代議員の承認(別紙)
 二)ソフトボール・ユニホーム作成の件

平成3年度活動方針
1)市薬の方針に準ずる
 イ)組織の強化
 口)薬局業務の充実
 ハ)医薬分業の推進
 ニ)職能の高揚と研修
 ホ)地域医療への参加
2)南支部として
 イ)相互情報の交換
 ロ)コミュニケーションの徹底
 ハ)リクレーションの立案と実行

〔部会長会議〕
日 時 6月8日 午後7時
場 所 為五郎
1)平成3年度薬剤師会費完納の件。
 イ)前もって各会員に7月末納入を依頼する。
 ロ)7月中旬以降、未納者に対して依頼、催促する。
2)薬剤師急患センター出動者募集のお知らせ。
3)学校薬剤師募集の、お知らせ。 申込み用紙を部会長へ5部配布。
4)9月の北九州、動物ランド遠足参加者募集、入場券1枚500円。
5)総会の反省会。
 来年より予算案を作成する。
6)会報配布の検討。
 従来通り市薬より郵送をお願いします。
7)懇親会。


【会議報告】

〔三役会〕
日 時 平成3年5月14日(火)午後6時30分
場 所 市薬会館会長室
出席者 三津家会長、藤原、松枝、長谷川各副会長、冷川専務理事、細井常務理事

1.会長あいさつ
 お陰をもちまして、4月27日代議員会を無事終了いたしました。本日は、17日の理 事会にむけて、事業計画を具体的に検討いたしますので、ご協議をお願い致します。
2、協議事項
(1)平成3年度事業について
(2)平成3年度予算執行について

〔第2回理事会(通算220回)〕

日 時 平成3年5月17日(木)午後7時
場 所 福岡市薬剤師会館会議室
出席者 三津家会長、藤原、松枝各副会長、冷川専務理事、細井、正岡、深江、合澤、篠崎各常務理事、木原、高杉、藤田、小野、鶴原、成澤、市花、獺越各理事、豊福監事

1.会長挨拶
 4月27日の代議員を終わり、1回目の理事会でございます。面による処方せん応需と、OTC薬局の向上を二本柱として運営して行きたいと思います。今日は各委員会報告と、運営方針を協議事項として一緒に審議して戴きます。

2.会務報告 冷川専務理事
(1)4月16日 支部長会19:00
(2)4月20日  第36回福岡市学校薬剤師会総会 14:00 (三津家)
(3)4月22日 顧問会 18:00 一条
(4)市薬代議員会議事運営委員会 19:00
(5)4月27日 福岡市薬剤師会第24回通常代議員会・総会 13:00 市薬会館講堂
(6)5月14日 三役会18:30 市薬会館会長室

3.協議事項
(1)各委員会報告及び運営方針報告 各委員長
 @組織委員会
 A薬局委員会
 B社保委員会
 C急患委員会
 D学術委員会
 E試験センター
 F広報郎
 G関連団体報告 各担当理事より報告 学薬、勤務部会、女子薬、商組
(2)第24回代議員会の反省
(3)その他

〔3回理事会(通算221回〕

日 時 平成3年6月25日(火)午後7時
場 所 市薬会館会議室
出席者 三津家会長、藤原、松枝、長谷川各副会長、冷川専務理事、細井、正岡、深江、合澤、篠崎、戸田各常務理事、木原、高杉、藤田、小野、城戸、市花、獺越各理事、豊福監事

1. 会長あいさつ
 本年度の事業が始まりまして2回目の理事会でございます。青谷理事が都合で辞任さ れまして、1名空席でありましたが、本日、戸田昭洋先生に常務理事に就任して頂きましたのて、本日委嘱状をお渡しします。今日の協議事項は委員会報告の中から、問題点を拾い出しての協議していただきます。そして、21日、県薬地区薬剤師会連絡協議会が行われましたので、その報告もここでいたします。

2. 会務報告 冷川専務理事
5月17日 理事会19:00
24日 北九州市薬剤師会総会 18:00千草ホテル(三津家)
27日 南支部総会
28日 支部長会19:00
29日 加藤助役就任記念祝賀会
   三師会 18:00 三光園
6月1日 部会連絡協議会 16:00 タカクラホテル
5日 試験センター連絡会議 大津市(三津家、城戸)
8日 西支部総会
15日〜16日 第2回地区指導者研修会 12:30 大濠荘
  22日 勤務部会総会 14:30

3. 委員会報告 各委員長
(1)組織委員会
(2)薬局委員会
(3)社保委員会
(4)急患委員会 市花理事
(5)学術委員会
(6)試験センター
(7)広報部

4. 関連団体報告 各担当理事
 学薬、勤務部会、女子薬、商組

5. 協議事項
(1)県衛生協会会員加入について
 県より市に13人割当
(2)健康展について
 10/4(金)中央区、10/8(火)西区、10/15(火)早良区、10/i6(水)南区、10/17(木)城南区、10/18(金)東区、10/22(火)博多区
(3)平成3年度予算執行状況について
(4)今宿野外センター薬草園管理について
(5)薬局実務研修会について
 8月3、4日と8月24、25口の4日間で開催終了証を発行する。
(6)研修会ビデオ貸出について
(7)その他
 8月10日県薬ブロック別研修会を市薬で開催。

〔支部長会〕

日 時 平成3年5月28日(火)
場 所 福岡市薬剤師会館会議室
出席者 三津家会長、藤原、松枝、長谷川、各副会長、冷川専務理事、細井、正岡、深江、合澤各常務理事、松井、高杉、光安、栗田、糸岐、吉田、大庭、各支部長、木原広報理事

1.会長あいさつ
 4月27日の代議員会、総会を無事終了いたしました。その後お気づきの点がありましたら、御意見をお伺いいたします。各事業につきましては、各委員会より報告していただきますので、協議よろしくお願いいたします。

2.協議事項
(1)平成3年度事業実施について
 組織委員会、薬局委員会、社保委員会、急患委員会、学術委員会、広報部
(2)グリーンルネッサンス北九州'91について
(3)学校薬剤師会入会について
(4)シーサイドもちち地行浜コートハウスA−1の利用について
(5)その他


委員会報告

【組織委員会】

日 時 6月12日(水)午後7時
場 所 市薬会館
出席者 合澤常務理事、高杉、鶴原各理事、吉村、森川、森田、深見、笹野、糸岐各委員

議事内容
 支部・部会活動の支援と活性化について
 @各支部の活動状況について
  部会の開催状況
  B・C会員の部会への入会状況
  研修会出席者の分類
 A会員相互の親睦について
  ソフトボール大会、ボーリング大会については例年通り。
  なお、同好会の活性化をはかる。
 B定款改正の研究について
  会員資格の件
  役員選挙規則の件
 C商組活動への支援
  医薬品券の取扱い状況について、支部毎の集計を出す。

【薬局委員会】

日 時 5月10日(金)午後9時30分
場 所 市薬会館
出席者 深江常務理事、本村、藤野、中野、吉田、各委員、冷川専務理事

議事内容
 @小太郎漢方主催・漢方研究会の反省
  出席者90名で盛会であった
 Aツムラ主催・漢方研究会の反省
  本日は実施の委員会となった
 B福岡市薬薬草観察会の計画について
  B会員には、市薬だよりが発送されないので、ハガキで案内状を出す

【学術委員会】

日 時 5月23日(木)午後7時
場 所 市薬会館
出席者 長谷川副会長、篠崎常務理事、成澤、市花、藤田各理事、久池井、中島、唐澤各委員

議事内容
 @次回(5月29日)薬物療法研究会の打合わせ
  講演のビデオ撮影については、鶴原先生がホームビデオで撮影予定
 A急患センクー医薬品改定の内容検討
  第2回医薬品集改定委員会について
   日 時 6月17日予定
   出席メンバー
   (長谷川、唐澤、篠綺、成澤、市花、中島)
 B6月、9月開催予定の研修会について
日 時 6月21日(金)午後7特
場 所 市薬会館
出席者 長谷川副会長、篠崎常務理事、市花、藤田各理事、久池井、中島各委員 議事内容
 @次回(6月27日)学術研修会の打合わせ
  当日の役割分担について
 A7月開催予定の薬物療法研究会の内容検討
 B調剤実務研修に関する各種業務の費用及び実施要項について検討
 C急患センター医薬品集改定作業について

【急患委員会】

日 時 5月10日(金)午後7時
場 所 市薬会館
出席者 成澤、市花各理事、小松、深見、竹尾、馬場、北島各委員

議事内容
@6、7、8月急患センター出動者表作成
A4、5月連休時の業務量と反省
B新規出動者説明会について
  6月1日(土)14 : 30の予定 4名(女2名、男2名)

【広報部会】

日 時6月4日(日)午後3時30分
場 所 市薬会館
出席者 木原、鶴原各理事、冷川専務理事

議事内容
 @「市薬だより」のあり方について
  必要に応じての発行とする
  通信方法についてはFAXを最優先とする
 A5月号の反省および7月号の編集について


部会連絡協議会

日 時 平成3年6月1日(土)午後4時
場 所 タカクラホテル
出席者 三津家会長、藤原副会長、冷川専務理事、細井、深江、合澤、篠崎各常務理事、木原、高杉、鶴原、成澤、城戸、市花、獺越各理事
東支部  藤野、篠崎各部会長
博多支部 冨永副支部長、山口支部専務理事、白水、佃、山本各部会長
中央支部 光安支部長、大石、平島、(久)各部会長
城南支部 栗田支部長、松島副支部長、高木、後藤各部会長
早良支部 糸岐支部長、松尾、有馬各部会長
西支部  吉田支部長、坂牧、冨永各部会長
南支部  岩佐副支部長、熊沢、石田、川畑各部会長

1.会長あいさつ
 4月27日無事代議員会を終了いたしました。 本日は、その決定に従い、本年度の事業方針を各委員会より発表していただきます。国立福岡中央病院の処方せんも、順調に発行されております。さらに面に拡げるために、医薬品情報の提供や、医療人としての薬剤師として、OTC薬局の充実もはかりたいと考えております。

2.報告並びに協議事項
(1)平成3年度事業について各委員長より組織委員会、薬局委員会、社保委員会(冷川専務理事)、急患委員会、学術委員会、広報部
(2)平成3年度歳入歳出予算について 細井常務理事
(3)グリーンルネッサンス北九州'91前売入場券発売について
3.学校薬剤師会入会について 獺越理事
4.その他


三師会主催  助役・衛生局長就任歓迎会

日 時 平成3年5月29日(水)18 : 30
会 場 三光園
出席者
福岡市    加藤竺子助役、穂屋下信吉衛生局長
医師会    松田一夫会長、大熊隆人副会長、多田秀敏副会長、村山暁専務理事
歯科医師会  中富憲次郎会長、中西勇副会長、讃井善治副会長、秋山治夫専務理事、     
       井上福夫常務理事
薬剤師会   三津家会長、藤原副会長、松枝副会長、冷川専務理事

 今回は医師会の当番で、加藤助役、穂屋下衛生局長の就任を祝って、三師会が開催された。和やかな内に親睦の集いがもたれた。


緊急REPORT 調剤報酬Upを得る為に? 社会保険委員会 小野信昭

 第2回地区指導者研修会に参加して思うこと

 福岡市薬剤師会では、面分業の端緒となるべき、国立福岡中央病院と内科医会との分業を中心に押し進めてきました。国立中央病院は、会員の皆様及び病院側の深いご理解の下に、H3年6月は院外処方箋発行枚数954、12%以上を達成出来、毎月増加しています。

 内科医会との分業においては一部を除いて不本意ながら順詞とは言えない状態です。 来年4月の薬価算定においては「バルクラン方式」から「加重平均プラス一定価格幅方式」に変更されます。

 薬価差は、今まで「潜在技術料」と言われてまさに潜んで、建前上存在しないものでしたが、取引価格の一定のバラツキを認めると共に、安定供給を計る為に、一定の薬価差を認める事が大きな変更点です。そうなると、来年度現実の薬価は約20%ダウンして平均的に薬価差も20%を切って来るでしょう。

 6年後には現実の薬価の半値になるものが多数出てくると思われます。経営上薬価差益に依存している体質の所は大きな打撃となるでしょう。

 我々薬局は言うに及ばず、薬剤比率の高い診療科目を始め独立採算制をとっている病院の院内薬局は経営上の存在価値を大きく低下させることは必死です。院内薬局は入院患者のもので、200点業務等のより高度な医療サービスを充実させ、外来患者は院外処方箋と言うことに踏みきらなければ肩身の狭いことになるでしょう。

 既に、国立栃木病院では、皮庸科に続いて6月から産婦人科で、患者側から院内調剤の希望がないかぎり原則院外処方箋に踏みきっています。原則、外来患者は院外処方箋という大病院が最近増加しているのは、この2〜3年を見越してのことでしょう?

 さて、こうなると、処方箋を受ける側の我々薬剤師はどうすればいいのでしょう? 今、なぜ、分業が必要かと考えれば自ずから出てくるのではないでしょうか。

 中医協において分業は、経済的に高くつくと言われている面もありますが、厚生省に於ては「医薬分業と医療費シュミレーション」の結果、医療費抑制の面からも、21世紀をめざした医療供給体制の中で、「医薬分業]は、重要な基本政策の一つに位置ずけられています。

 厚生省の各局の対応としては、薬務局は、患者に対する過剰投与や重複投与のチェックといった「良言の医療」の観点から。保険医療局は、患者待ち時間短縮等の「患者サービス」の観点から。保険局は、医療費抑制のため、「効率的かつ良質の医療」という観点から色々な施策が打ち出されています。国立福岡中央病院からの院外処方箋発行もこれらの施策の一つです。

 一つの医療機関で、そうそう過剰投与や重複投与が有るとは考えられません。しかし、老齢化社会を迎える21世紀には、今までの医療体制で行くとすれば、多科受診 による過剰投与や重複投与は避けられない問題になるでしょう。色々な機関でこの問題について調査、討議されているようです。

 上田、三鷹がモデル地区として実施している「在宅老人医薬品使用安全対策と区別事業」もこれらの諸施策の一つです。医療は、国民の為に有るものであって「医薬分業]も、質を問われる時代に入っています。

 「医薬分業」に代わってチェック機能を持つ医薬品供給ンステムとしてはICカードを利用したものや、コンピューターによる中央管理システム等も考えられています。以上のような情勢を考えますと、今後、調剤フィーのアップを要求する場合、面分業を標榜し、処方箋の発行枚数の増加を願う我々薬剤師は、漫然と基本料や加算のアップを言 うことは難しい時代に入っています。

 薬剤に関する専門的知識と、薬剤師としての職能に立脚したフィーを第一に考えなければなりません。「投薬特別指導料」「薬剤服用歴管理指導料」がこれに当たります。所が、残念な事に、各地区の共同指導に於て、「投薬特別指導料」や「薬剤服用歴管理指 導料」に値しないものが、散見されています。逆にこれらのフィーが危うくなるのでは、と日薬の社会保険委員会では心配しています。フィーを請求するからには書面として証拠を残しておかなければなりません。いくら知識を持っていても駄目なのです。

 又、個々で、やっているから、それで良とする訳には行かない問題です。全薬局面が最低のレベルをクリヤし、そのレベルを上げて行くことによって、フィーのアッブが要求しやすくなるのです。

 福岡市薬剤師会ではこのために、色々な研修を考えています。実際の業務に当たっておられます諸先生方に、「投薬特別指導料」「薬剤服用歴管理指導料」の重要さをしっかり理解して頂き、実行して行かなければなりまぜん。

 経済的、時間的に無理のない形で、研修して頂くため、市薬で行われる研修は、出来るだけビデオで収録し、会員の皆さんに貸し出し出来るシステムもほぼ、出来ました。 8月からは、新卒の先生及び調剤業務から長く遠ざかっておられた先生の為の研修も開始いたします。

 今後、研修、研鑽を積み上げられない方は、保険薬剤師としての保険医療の中に居辛い時代の入□に今、立たされているのです。


福岡市薬剤師会薬草観察会

日 時 5月26日 午前10特30分〜午後2時30分
場 所 福岡市今宿野外センター
参加者 約54名  大 人 37名
         小学生 9名
         乳幼児 8名

 昨日までの雨も止み好天に恵まれ、家族連れの参加者が多く、冷川襄先生の薬草の説明を聴きながら山歩きを楽しんだ。昼食は博多湾を見下ろしながらバーべキュウーに舌つづみを打ち、会員の方々は満足の様子であった。なお、今宿野外センター内に薬草園がありますが、人手不足で荒れています。薬剤師会への協力依頼がありました。

 会員の皆様で同好会を組織し、薬用植物園を立派に作り上げてはどうでしょうか?皆様方のご意見を薬局委員深江(TEL092−921−1199)まご連絡下さい。

 観察できた主な薬草
 アカメガシワ、アセビ、アマドコロ、サンンョウ、タラノキ、ツワブキ、ドクダミ、ナンテン、ニッケイ、ニワトコ、ネズミモチ、ノアザミ、ホオノキ、ヤツデ、ヤマモモ、ユズリハ、ナルコユリ、ジャノヒゲ、オトギリソウetc


【お知らせ】

市薬学術講演会ビデオテープ貸出し!  薬局担当常務理事 深江 暉夫

 福岡市薬剤師会に於いては、学術講演会ビデオテープを講師の先生、薬剤師会員のご協力により作成し、貸し出しております。学術講演会に出席したくても店が忙しくて出席できなかった会員の先生方を対象として貸し出します。会館に備えています貸出し書類に記入し、返却時には必ずアンケート用紙にご回答下さることを貸出し条件とします。

 会員に好評であれば益々充実していきたいと思います。是非一度ご利用下さい。 尚、現在在庫テープは次の通りです。

〇学術研修会

1.高血圧治療における薬物療法
  九大、第二内科医局長 上野道夫先生
   H2.11.27、集録
   撮影者 ソニー

2.消化性潰瘍治療の新しい展開 一特にオメプラゾールについてー
  九大、第三内科講師 三澤正先生
  H3.2.26集録
   撮影者 ビクター

3.漢方学術講演会 腎不全と漢方薬
  富山医科薬科大学 名誉教授 大浦吉彦先生
    H3.5.21集録
    撮影者 鶴原潔先生

4.小太郎漢方学研究会 虚実論
 「アトピー性皮膚炎と漢方」
  小太郎漢方製薬学術部 山内一晃先生
    H3年6.6集録
    撮影者 鶴原潔先生

5.薬物療法研究会 「消炎鎮痛剤の最近の話題」
   三共株式会社学術部 立花鉄夫先生
    H.3.5.29集録
    撮影者 鶴原潔先生
 詳しいことは,福岡市薬剤師会事務局へ問い合わせ下さい。


【同好会のご案内】

☆マージャン同好会

 世話人 深見 俊彦先生
      ふかみ薬局
       TEL 512−5356
      森川 公雄先生
      森川誠心堂薬局
       TEL651−4464
写真挿入
この人鶴原潔さん、写真うつりがいいなあ。
イキイキして、男らしくていいね。
             朝日新聞7.1

☆アウトドアライフ同好会

 「NATURE」会員募集中
 ☆一次会員20名限定募集中
 ヤング薬剤師の諸君、都会からフィールドヘ出かけて自然を満喫しよう!!
 夏はもちろんマリンスポーツ(マリンゼット・クルーザーヨット・スキューバダイビング・カヌー等)そしてキャンプ・ハイキング……。冬はスキー等
 さあ、今年から健康的に遊ぼう

☆FBS'91手作りイカダまつり

 出場決定!!
 設計図による安全審査にパス、出場が決定しました。
 いよいよ製作開始。
 同好会に入会してあなたも参加しませんか。

☆那珂川クリンキャンペーン 手作りイカダまつり'91

日 時 平成3年8月17日(上)、予備日8月18日(日)
    PM・2:00スタート
会 場 福岡市・那珂川(住吉橋〜水上公園)

入会に関しては下記事務局まで
事務局:福岡市博多区博多駅前4−3−18
    オースギ漢方薬局博多店
    TEL 472−2299
        井上、渡辺、重松まで
会長 ギオン薬局
      鶴原 潔


【新刊紹介】 『福岡県の植物』

 このほど出版された「福岡県の植物」という本をご紹介します。この本は市薬の冷川専務理事も執筆者の一人であり、なかに冷川先生が紹介した薬草も記載されています。また、東支部・馬出部会の柴田伊津郎先生、南部支部・大橋部会の末田順子先生も、この会の会員として活躍されています。薬草観察の際にはぜひお持ちになり、冷川先生の説明を聞くときに、チラッとこの本を見ると、どんなにか分かりやすいのでは?…と思います。

 本の内容については6月25日、西日本新聞・県内版に掲載されたものが分かりやすいので、ここに転載して紹介に変えます。なお、冷川先生、末田先生に申込まれますと2、160円で買えます。


<訃 報>

波多江 敬三先生     享年 41才

昭和47年  福岡大学薬学部卒
昭和49年  長崎大学薬学部大学院修土課程終了
〃     福岡大学薬学部微生物学教室助手
昭和51年  飯倉薬局継承
昭和63年  薬剤師国保理事
〃     福岡市薬剤師会早良支部副支部長
平成2年  福岡県薬剤師会薬局委員会委員

 福岡市薬剤師会の早良支部副支部長をつとめておられました波多江敬三先生が6月5日亡くなられました。謹んで御冥福をお祈り致します。

弔  辞

 今は亡き波多江敬三君のご霊前に、早良区薬剤師会を代表して、謹んでお別れの言葉を申し上げます。

 昨年の秋、入院されたというお話をお聞きしまして、一日も早いご回復を願っておりましたが、6月5日の夜訃報に接する事になりました。41歳の若さで不帰の客となられ、人の世の定めとはいえ、誠に痛恨の極みであります。

 今ここにかけがえのない同志を失い、永遠のお別れをしなければならないことを思いますと、会員一同深い悲しみに包まれて言葉もありません。

 波多江君は開局薬剤師として以来16年、旱良区薬剤師会の中心人物として、数々の業績を残されました。早良区薬剤師会では、副支部長、そしで会計を兼務され、一人で走り回られたこともしばしばで、今日旱良区薬剤師会の隆盛を見ましたのも、ひとえに波多江君のお陰であります。

 波多江君のひょうひょうとした中にも、まじめで、ひたむきな努力が会員をここまで、引っ張ってこられたと行っても過言ではありません。

 また学校薬剤師としても地域児童生徒のための環境衛生向上に、献身的に尽くされました。そして、微生物学の専門家として、学校薬剤師会の事業であるプール水の検査、又学校飲料水の検査にも多大の功績を残されたのであります。

 波多江君は、早良区薬剤師会においても、また福岡市薬剤師会においても、これから大いに活躍して頂かねばならない人材であっただけに、このように早くお別れしなければならないことは、残念な思いでいっぱいです。

 残された我々会員一同は、波多江君が示されたご意志に沿うとともに、その情熱ある行動を範として、一丸となって努力して参る覚悟でございます。

 奥様の懸命な看病とご回復へのお祈りもむなしく旅立たれたことに対しましては、何と申し上げてよいものか、お悔やみの言葉もありません。

 波多江君。残された奥様、そしてまだ小さいお子様の為にどうか天国よりお見護り下さい。

 我々会員に対してもご加護あらんことをお祈り申し上げまして、お別れの言葉と致します。

 平成3年6月7曰
       早良区薬剤師会
           会長 糸岐 良次

弔  辞

 「波多江さん早すぎましたね本当に、早すぎましたね」去年、いつもの□調で「いい、呼吸器科しらん」と、電話があったとき、あれこれ話して、最後に「一枚でも国立福岡中央病院の処方滴ばもろうてきて、院外処方涯に、協力しましょ」と、冗談言い合ったのを、思い出します。

 波多江さんは、薬剤師会では県の薬局委員会、支部、部会で、その他色んな研究会や、勉強会の要職で頑張っていました。

 私は、医薬分業一本で、丁度、国立中央病院の院外処方涯の事で、悪戦苦闘していた時でした。

 同じ年で、同じ大学で、同じ開局2世で、同じくらいの年齢に結婚して、同じくらいの時に2人子供が出来て、「子供が、もう少し大きくなって、もう少し時間が取れるようになったら薬剤師会ば、ガラッって、変えろうね、そのは、一緒にやろうね。」「お互い、子育てで、いそがしかけん、大変やね。」「まあ、お互い、頑張りましょう」と、別れるのが常でしたね。

 愚痴を言い合ったり、励まし合ったり、慰め合ったり、色んなことで競い合って、今から10年でも20年でも、いつまでも本当の友達として、つき合いたかったあなたを、波多汀さんを、今、失った事は本当に残念です。

 いくら、悔やんでも、悔やみ切れません。あなたの病気を知らされた後、学者肌のあなたに症状に付いて色々問われるのが、辛くてただ、頷くだけの、雨降りの日も、思い出されます。

 会うのが辛いから、会わずにいた分、残された御家族に、御返しが出来るよう、あなたの友達であった皆で頑張ります。

 おこった顔を思い出す事が出来ないくらい、温和で、少しシャイな、人付き合いの良すぎた、波多江さん本当に、安らかにおやすみください。

                        友人代表
                           小野 信昭


< 会員の移動 pdf >

【広報通信】

と っ て お き の く す り 箱  広報担当理事 木原 三千代

 フクニチ新聞から執筆依頼の話があったのは昨年の7月、文化担当の女性記者・永津純子さんの電話であった。

 彼女と初めて合ったのは、その2ヶ月ほど前。忘れもしない昨年6月12日。福岡市医師会広報担当理事の「今日は医師会のマスコミ懇談会。その後、記者さんを何人か連れて二次会を予定しています。出ていらっしゃいませんか、ご紹介しますよ」とのFAXを受信した日だ。

 紹介された彼女は24才、文化欄を一人で担当しているということであった。その頃のフクニチ新聞の経営状態は思わしくなく、私が「ウチの会員さんにも、フクニチを取っているヒトがいますよ」といった時、彼女の目にあふれた涙は忘れられない。

 7月中ごろ突然、『とっておきのくすり箱』に、12文字70〜80行で書いて下さいませんかと、彼女から電話があった。市薬会報の編集後記しか書いたことがない私が、一般紙に!と、電話の彼女の声を聞きながら、できるかしら?とひたすらドキドキ。彼女からの電話がある前に、市医師会の山本先生から「フクニチの記者を行かせるから、彼女とよくご相談なさってください」とのFAXを受信していたが、まさか本当に執筆依頼がある何て思ってもみなかった。

 新聞社がこんな状態の時に、連載なんか始めてどうするんだとデスクに言われたけど、いま入っている"コラムランダム"は健康欄には合わないので、ぜひお願いしますとの永津記者の熱心なお誘い。とりあえず書いてみるので使えるようだったら、ということで引き受けることにした。

 ところで、福岡市医師会・健康教育委員会とフクニチ新聞とのお付き合いは11年にもなられるとか。新聞社の経営状態が悪くなってからは、勿論原稿料なし。お忙しい診療の合間に、相当の時間を費やして書かれていると思うのに。このような所にも医師会の一般社会への対応が伺える。

 その彼女も、「フクニチが再建されたら、ぜひ、また何かお手伝いがしたい」との言葉を残して、昨年11月退職した。会社のクルマを使わせてもらえないからと、いつも50CCのバイクに乗っていた彼女。午後11時、今から社に戻ってし残した仕事をしますと頑張っていた彼女。10月に西日本新聞から、『クスリの話』の原稿依頼がきた時も、続けて下さい、どうしても書けないときはお手伝いしますから、とまで言ってくれて。彼女との出会いがなかったら、毎月第一週目だけはお断りしたものの、とても週一回で一年間もの連載はできなかったと思う。

 永津記者と始めた「とっておき…」も、この7月で一年、37回を数える。彼女の後、文化欄を担当している松田記者と相談して、8月より九大病院副薬剤部長の樋□先生、子供病院薬局長の市花先生にも参加してもらい、新しく「とっておきのくすり学」というタイトルでスタートさせることになった。樋□先生には、九大薬・公開講座の日に、おそるおそるお願いをしてみた。ところが、「薬剤師職能の社会還元ですから、お手伝いしますよ」心良く引き受けてくださった。按ずるより……である。

 もちろん、新しい「とっておき」の最後には、(協力:福岡市薬剤師会)の文字が入ることになっている。


『談 話 室』    専務理事 冷川 襄

 昨年からこのコーナーを作り、投書を待っていましたが、きませんでした。先月はページ数の関係で休載いたしました。今図初めて投書が届きましたので、ここで回答致します。

 このほど疑問な事がございますので、"談話室ででもお答えいただければ幸いです。
1.市薬会報(平成2年7月号P.22)掲載の「要望書」の顛末
2.市薬だより(平成3年4月25日)
 「統一地方選挙を終って」等の政治に関する文章は、連盟の会長がお書きになるのが筋と思われますが、如何でしょう?
                                    以上
                               (南区・S薬局)

「回 答」

1. これは昨年の通常代議会の結果に関して、開多支部から出された要望書です。この件については、その後5月28日支部長会が開催され、臨時代議員会を開催することが確認されました、6月14日臨時代議員会が開催され、松技茂雄先生が副会長に就任されました。博多支部に文章による回答や、どうしますという約束はしていませんが、事態は目然に解決されています。ですから、とりたてて、博多支部に対する回答書は出していません。ただ、この間の支部長会や臨時代議員会の内容は、市薬会報(平成2年7月号)P.27およびP.24に掲載してあります。

2. この件に関しましては、ご指摘の通り改めさせて頂きます。
 以上T先生の投書に関して、上記のように回答しました。

 福岡市薬は他県の県薬と変わらない規模となっています。ですから、末端で先生方がどういう問題に悩み、どういう点が理解されずにいるのか、つかみにくい状態になってきています。問題点や不明の点がありましたら、遠慮なく、専務宛てに投書して下さい。いろんな事業を進めるためには、絹織が強くなければ出来まぜん。組織強化は一人一人の先生方が意見を持たれ、それを集約しなければなりません。県薬は3月の代議員会で定款が改正されました。そうしますと子団体である市薬も定款をあつかわねばなりません。 それから、シーサイドももちのコートハウスの利用方法も答を出さねばなりません。市薬のかかえる問題は沢山あります。どうかお気づきの点はどしどしご提言下さい。


会務日誌(平成3年5月、6月)

5月7日 社促委員・ 13:00
  9日 薬業研修会 13:00(合澤)
  10日 小太郎漢方研究会19:00(冷川)
     急患委員会19:00
  11日 早良支部総会16:00喜水亭(三津家、藤原)
  14日 三役会18:30
  16日 計量協会総会10:30計量協会(城戸)
  17日 社会福祉審議審査部会14:00市役所(三津家)
  18日 博多支部総会17:00ステーションプラザ(三津家)
  21日 ツムラ漢方学術講演会 19:00(冷川)
  22日 勤務部会例会18:00大手門会館
  23日 学術委員会19:00(長谷川)
  24日 平成3年度西口本地区給水衛生検査協議会9:00 宮崎・ひまわり荘(城戸)
  25日 北九州市薬剤師会総会18:00千草ホテル(三津家)
  26日 市薬薬草観察会10:30 今宿野外活動センター
  27日 南支部総会19:00 市薬会議室(三津家、冷川)
  28日 商組総代会14:00(三津家)
     支部長会19:00
  29日 加藤助役就任祝賀三師会18:00三光園(三津家、藤原、松枝、冷川)
     薬物療池研究会19:00
6月4日 広報部会 15:30
     社保委員会1S:00
5〜6日 薬試験センター連絡協議会 琵琶湖いこいの村(三津家、城戸)
  6日 小太郎漢方研究会19:00(冷川)
  7日 薬業研修会13:30
  8日 西支部総会
  11日 東邦生命謝恩の夕べ18:00日航ホテル(三津家)
  12日 組織委員会19:00(冷川)
15〜16日 第2回地区指導者研修会12:30大濠荘
  19日 福岡市戦没者合同追悼式12:55 市民会館(二宮)
  21日 学術委員会19:00
  22日 勤務部会総会14:30タケダ薬品(藤原)
  25日 第3回理事会19:00
  27日 学術研修会19:00
  29日 県薬臨時代議委員会13:30県薬(三津家、藤原、松枝、冷川)


薬局実務研修テキスト販売について

 すでに、ご案内のごとく、市薬で薬局実務研修を行います。この研修会の為に、テキストを作成致しました。

 作成に携わられた先生方は日頃それぞれのテーマで各地の研修会の講師として活躍されている方々です。お読み頂ければその内容の豊富さに驚かれると思います。

 このテキストを市薬で販売いたします。部数に限りがありますので、入用の方は電話かFAXで早めにお申込み下さい。
 価格は1冊4、000円です。
   電話092−714−4416
   FAX092−714−4421


【新理事紹介】

 戸田 昭洋 常務理事

  昭和19年1月生れ 47才
  南支部 上人橋薬局若久店

 青谷理事が都合で辞任され、空席になっていた後をうめるべく常務理事に就任された戸田先生は、S.41年福岡大学薬学部卒業。総務(会営薬局問題)を担当されることになりました。

 ご本人はアキヒロだといいますが、三津家会長は、もっぱら「しょうようさん」と呼ばれます。薬局の名前の「上人橋」はお上人(しょうにん)様から。お父様は戸田連城先生、ちろんお上人さま。薬剤師会の役員をなさっていました。

 戸田さんは新理事とはいっても、古賀会長の時に組織担当の常務理事でしたから、ご存知の方も多いと思います。実は、本年度初めから会報の編集をしてくださる方を何人かお願いしてみたのですが、皆さん広報と聞くと体良く断られました。戸田さんは福大三回生。私は二回生ですから私の後輩にあたります。背伸びしすぎた広報担当理事が、2月に続いて6月にもダウンしたのを見兼ねて、広報も手伝ってくれることになりました。

 7月号は、原稿依頼を私がしておりましたので編集までは致しましたが、校正からほとんど一人でやってくれました。本当に心強い後輩です。みどり薬局・大黒先生の原稿を見るせると、早速「9月号に『再販制度撤廃』の特集を組みたいから9月号の分に残しておいてくれ]とのこと。福岡市医師会報を読むたびに、市薬会報でも特集記事が組めたらと思っていましたが、私の願いが何とか実現しそうなので大いに期待しています。

 この新理事さん。9月号からは思う存分に編集してくれるものと思います。原稿依頼がありましたら、どうぞお断りにならないでお付き合いください。(木原)


第一薬科大学同窓会 公開卒後教育セミナーのごあんない

日時 平成3年9月16日(祝)
       午前10:10-一午後4:00
会場 博多ステーションプラザホテル

演題と講師
(1)「OTCに必要な臨床検査データー」
     小松島日本赤十字病院
          近清裕一先生
(2)「最近の薬疹の傾向」
   「Mito − Free − Room(ダニ除去室)とアトピー性皮膚炎」
     医療法人医療法人福田皮ふ科クリニック
      福田英三先生
(3)「脳を考える」      久留米大学医学部免疫学諧座
      教授  横山 三男先生
(4)「内科疾患の運勤療法」
     福岡大学体育学部
      学部長 近藤 宗洋先生
受講料 1,000円(資料、軽食含)
※同窓会会員以外の方の受講を歓迎致します。


[From Editor]

○山笠があるけん博多たい!
 たとえ『不浄の者立ち入るべからず』といわれても、女性にもそれを素直に受け入れられる何かがある山笠。長法披がスーツと同じ扱いを受ける博多。そういう博多が大好き。

○今回は特別寄稿を穂屋下衛生局長にお願いしましたが、その時お世話くださった、庶務課の中田さんから「局長のご挨拶の中に基準薬局とか、かかりつけ薬局とか出てきますが、私は今年衛生局に参りましたので分かりません。教えてくださいませんか」との電話があった。薬剤師会が一生懸命やっている基準薬局やかかりつけ薬局が、市民権を得るのは一体いつの日でしょうね。

○市薬会報は50部ほど会員以外に送っていますが、なかに良かったとか悪かったなどと感想を言ってくださる方が何人かあります。読売新聞の藤野記者は「薬剤師や薬局がどのように見られているか、会員以外のヒトに書いてもらうといいと思いますよ」と。
 九大薬の公開講座を受講している藤野記者。開講の5月19日は日曜出勤とのことで、取材を兼ねての受講でしたが、デスクにはバレなかったんでしょうかね?

○しかし、何と駆け込み原稿の多いことか。隔月発行の会報のために致し方ないが、小野理事の『調剤報酬Upを得る為に?』は、本来ならば巻頭言の扱いをしたい内容である。 また、第一薬科大の公開講座の案内は、第二校正をしている時に、南支部の大久保先生の電話が飛び込んできた。
 なかなか思い通りの編集が出来ないなあ!

○今号登場の女性会員、橋□さんと坂□さん。どちらも子育て真っ盛りのオーナー。私もゴクゴク最近まではそうでしたから、頑張れコール!を送りたくなりました。
 私は今、およそ成人した三人の子および夫一人と同居中ですが、同居とは名ばかり、まさに下宿のオバサンと化しています。

○そういえば、先日体調を悪くして入院したとき、ドククーにご主人とは同居してありますかと聞かれ、主人が出張中のため付添ってきてくれた子供には、どういう関係ですかと言われた。これは、ひとえに薬剤師国保が独身扱いになっているためであり、決して下宿のオバサンに見えたためではないと信じたい。

○しかし、きどった後記にしたつもりでしたが「どの辺がFrom Editor ? 」
 あいかわらずの後記になって大反省!
                  (木原)

平成3年7月31日発行(隔月年6回発行)
  福岡市中央区今泉1丁目1番1号
   社団法人 福岡市薬剤師会
      T E L 092-714-4416
   発行人  三津家 正 友
   編集入  木 原 三千代
   印刷所  給サ英社印刷