会報第2号 昭和53年9月15日
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 ■ 巻 頭 言

「職能に生きる薬局経営を」     福岡市薬剤師会 会長  藤 野 義 彦

 今回の一週間分業には、支部長、委員と会員各位の協力により大したトラブルもなく経過しました。これひとえに職能確立に生きた証拠です。その成績は、受付枚数1426枚、発行医院数70、今後引続き発行されると思われる医院数24、DIセンターを利用した回数8、備蓄センター利用40、拒絶せざるを得なかった枚数3であった。

 年度当初事業推進の桂である組織強化をモットーに支部制を実施したことが非常に当を得ました。今後益々この組織充実の基点として執行して行きたい。

 一週問分業を境として国民への分業PRが一段と進むことと思われ、私共もそれを大いに期待(将来そのものが実現するであろうと待ち構えることである)するものである。然しこの様な分業進展に伴い我々も衿を正し反省する事例が起きてきたことを知らねばからない。処方せんを期待する余り行きすぎが出て来たことも事実であり、行政、保険団体、医師会等でチェックがなされ、一部新聞紙上でその行きすぎが報道されたことは会員諸兄の御承知のことと思います。我々は時の流れを待つばかりではいけないことを認識し、医師への患者紹介に気を配り乍ら事に当らねばならない。急ぐあまり、その行動おいて自ら墓穴を掘る様なことをしてはいけない。医療における薬剤師の医道を熟知する必要のあることを喚起したい。

 私は先日の日薬代議員会に於て日薬の薬局委員会で薬局経営の全方位安定策を質した。本会が重点事業として打出したホーム薬局の確立は、国民の自己治療に対する認識の喚起を教導しながら豊かな経営目指すものである。私はここで声を大にして言いたいのはその職能に立って、OTC薬を基盤とした国民への医療サービスをする使命を再確認するこではないだろうか。

 大衆薬は病気に対する自衛のための日常生活に非常に大事字なものであったはずである。現代では医学、薬学が高度に専門化し健康保険により経済的にも安心が出来る様になった。

 そのため自衛観念は喪失し、一見衛生知識は高くなった様であり乍ら昔の人が見たとしたらあきれる程無能力になっているのではないだろうか。我々はセルフメディケーションの普及に毎日の生活の凡てをかけても決し言いすぎる事はない。 今秋12月26、7日に九州山口薬学大会が福岡県担当で開催され、会場は福岡市電気ビルで開催されますが当然本会がその準備の中心となります。本会会員の総力でこの大会を有用にして且、盛会裡に成功させる様切に望む次第です。

 去る三月清水志先生が高齢のため薬局を閉鎖され自適の生活を送られることになりました。その節永い問お世話になったと云って会運営の一助にと50万円もの御寄付を頂きました。県薬会館の改修により本会もより広い事務室を借用する事が出来た事でもあり、この資金を基に清水文庫を創設し、薬学に関する図書を中心にDI関係にも役立つ様に運営することに致しました。老先生の御厚情を会員一同を代表してお礼と報告をさせて頂きます。


一週間分業報告記             専務理事 古賀 隆  (会報第2号より)

 六月は医師会の所謂一週間分業宣言により大多数の保険薬局は使命感にもえて、対策に終始した月でありました。そして七月の第一週の本番を迎えたわけですが、この間、市薬の主な対応、経過は次の通りでした。

 結果は予想された程の混乱、苦情もなかった代りに発行枚数も微々たるものでした。反省点も多々ありますが、しかし市薬並びに会員の積極対応姿勢は今後を期して大きなブラスを残したと思います。処方せん発行は今後必ず促進されると思います。全保険薬局が協調して真剣に受入態勢の整備と調剤実務の修練にとりくんでおかねばならないと考えます。

 今回終了後、直ちにアンケート調査をしました。その集計は別表のとおりです。市薬側に対する生の声をたくさん聞かせてもらいました。又医師側に対する意見も数多くよせられ、これはありのままを医師会に伝えました。大変参考になると卒直に受けとっていただきました。今後は区、支部段階での話し合いもやっては、との意見も出され一層きめ細かな対話と交流が可能と思います。

○六月五日   県薬より一週間分業について文書
○六月六日   全国紙につぎつぎ大きく報道される
○六月九日   市薬、関係者緊急理事会を開催、対策協議月間1100枚以上の保険薬局について、薬品備蓄一覧表作成送付を依頼
○六月十三日  常務理事会開催。全保険薬局に文書発送、保険薬局名簿作成
○六月十四日  卸屋との懇談会、分業につき協力要請、十社及び薬務課長出席
○六月十七日  理事会、支部長会、部会連絡協議会開催、保険薬局分布図作成、受入要項説
        明、ポスター他文書を部会長を通じて配布、この日支部結成式典を行う
○六月二十二日 薬局委員会開催、調剤薬局備蓄薬品一覧表作成作業
○六月二十二日 市医師会と協議会 (会長、副会長、専務)
○六月二十三日 保除薬局説明会(中央支部)、調剤薬局備蓄薬品一覧表作り(薬局委員、社保
        委員)
○六月二十四日 保険薬局説明会(博多、東、西、南支部)、調剤薬局備蓄薬品一覧表作り(薬
        局委員、社保 委員)
○八月二十六日 一週間分業に参加の保険薬局名調査と名簿作成、保険薬局近隣医院訪問開始
○六月二十八日 卸屋との懇談会(二回目)、十社出席
○六月二十九日 市医師会との協議会
○六月三十日  近隣医院訪問状況調査
○七月一日   調剤薬局備蓄薬品一覧表を部会長を通じて保険薬局に配布
○七月二目   西日本新聞朝刊に一週間分業について市薬の広告掲載
○七月三日   処方せん発行週間に入る。市薬薬品センター開設
○七月六日   市医師会と協議会(中間情勢把握)
○七月八日   処方せん発行強調週間終わる。


薬局委員会より     常務理事 薬局委員長 白木 太一郎  (会報第2号より)

 一週間分業の対応策として薬品センターの開設と備蓄薬品リストの作成ならびに配布を行ないました。期間中の薬品センターの利用者は二十六人で、八十二品目に達しました。

 備蓄薬品リストは、保険調剤の実績の多い六十人の会員に各自の備蓄薬品リストを提出していただき、薬局委員会、社会保険委員会の委員を中心に、資料整理の作業をしました。七月三日に間に合せるために大急ぎで作ったので、記載順などが不同でした。そこで休日急患委員会の委員の方々の応援を得て、改訂作業をしました。延べ時間1.092 時間を要した膨大な作業でした。

 ご協力いただいた方々、特にリスト作成作業にご協力いただいた方々に、厚くお礼申しあげます。なお、リスト作成作業にご協刀いただいた方々は、次の通りです。(順不同、敬称略)

 (理事)
 藤野義彦、荒巻善之助、冨永泰資、古賀隆、高倉博、成沢哲夫、有田俊雄、松井昌也、
 白木太一郎
 (社保委員会)
 井原俊一、高杉正典、西森基泰、本川栄、村田正利、大庭秀臣
 (薬局委員会)
 磯田正之、西村稔、小野信方、式町正信、岩永栄次
 (急患委員会)
 篠崎正十郎、木原三千代、安藤満夫、木村英樹
 (病薬)
 松岡佑、飯野常高


昭和53年9月15日 会報第2号

第一次処方せん発行強調週間アンケート集計表

                  53.8.10現在
支部部名  保険薬局  参加薬局  回答数  回答率%
東      34     25     28     82
博多     67     52     49     73
中央     72     51     56     78
西      71     64     49     69
南      37     36     28     76
合計     281軒    228軒    210枚    75%

[設 問]

1.今回の一週間分業に
     参加した 159      参加しなかった 51
2.今後行なわれる場合
     参加する 146   参加しない 2   分らない 62
3.一週間に受付けた枚数(但し、歯科並びに従来より受付の枚数を除く)
     計 663枚
     近隣医から 582枚     他地区医から 81枚
4. 主な発行医院
      内科・小児科  27    婦人科       5
      外科       4    クリニック     3
      耳鼻・眼科    8    その他・科不明   14
      皮膚科      5    合計        66
5. 今後引続き処方せんを発行すると思われる医院
      ある  25    ない  90
6.この一週間DIセンターを利用
      した   8    しなかった  98
7. 備蓄薬品について主な順位を( )に記入して下さい
A 医院より借用又は買取った( )……@ 8  A 8
B 調剤薬局より分割してもらった( )……@ 14  A 5
C 市薬の薬品センターを利用した( )……@ 3  A 7
D 問屋から仕入れた( )……@ 39  A 18
E 殆んどの薬品は備蓄していた( )……@ 33
F 備蓄依頼なしに処方せんが出されて拒否せざるを得なかった( )……3
G その他( )近隣で融通しあった
8. 期間中トラブル、苦情、困ったこと、その他意見を記入して下さい。

[薬剤師師会に関するもの]

・保険薬局備蓄薬品リストがためになった
・市薬薬品センター-の備蓄薬品リストを知らせてほしい
・市医師会、歯科医師会の名跡をコピーしてせめて部会に一冊配布しておくべきであった
・全保険薬局の今度の対応についてディスカッションをやってもらいたい
・薬局からの小分け要請2件、電話予約なしに来局されたところあり、電話で紹介予約してから来てほしい
・薬品センターに備蓄がない薬品で困った
・市薬も大変よくされたと思う。当仁、簀子では保険薬局の所在地図と処方せんを持参して喜ばれた
・保険薬局でありながら今回参加しなかったところは取消しの処分をすべし
・問屋が間違ってきたもので開封したものは何とかならないか
・今後この様なことがある場合、ドクターと我々の部会を合同で開催するか、上層部で話し合いをもっと煮つめてからにしてほしい。ドクターもとまどっている人が多い
・店に薬剤師が2名ほしい。常に薬剤師在店が必要だし、1人では今後の分業受入体制に無理があると思われた
・近隣医の発行の意志確認ができなければ薬品の常時備蓄は不可能。会営の備蓄センターを兼ねた調剤薬局を希望する
・トップレベル(医師会対薬剤師会)のキレイ事は地区の実情に適合しない面が多く、その辺の実情を充分考慮して対処してほしい
・医師は患者が処方せんを下さいと云えば今後とも出すとのこと、市薬として新聞他もっと国民へのPRを考えてほしい

[医師会側に関するもの]

・調剤専門薬局4軒に問合せてもない薬の処方せんが来て結局その医院に貰いに行き配達したが非常に困った
・医院より前もって、処方せん発行薬品リストが得られず、備蓄がなく患者を待たせることになり迷惑をかけた
・近隣の医院に処方せんをもって訪問したが反応は殆んどなかった
・分業を前向きの姿勢で考えていこうという約束を得た
・2〜3医院を廻ってみて結局処方せんを発行するようになるにはまだまだ時間がかかると思った
・医師を訪問して門前払い的扱いを受けた
・医師会の考えが医師個人に全く通じていない。医師会はもう少し会員指導をしてほしい


昭和53年9月15日 会報第2号

◆ 医薬分業に思う ◆

福岡市医師会 中尾小児科医院 中尾 睦

 医薬分業、いつ頃から喧しく叫ばれるようになったのだろうか、そしてその本意はどのようなところにあるのだろうか。外国の、いわゆる先進国といわれるところでは医薬分業であると、また医薬品を安く仕入れて、決められた薬価基準にもとづいて高く売ることで医者は儲かっている。医者本来の利潤を求める姿と違うからけしからんと、殆んどそれ以外に現システムに反対する理由がないようである。

 ひごろ診療の場で、ときどき患者の数が少なかったりするとひょいと利鞘が多い薬を使うかなどと助平根性が頭のすみっこをよぎることもあるし、再々訪れるプロパー、が名刺にチョイチョイとメモしてヒソヒソ声で話しかけてくるのに遂々耳を傾けることも、正直いって度々あることである。セポールやケフレックスが出たら極安の国産品が続々出現、アンピシリンは全く競争でダンピング。

 これ以上のダンピングをしたらお付き合いはしない、各社話し合って、後はクジでゆきましょうと当方より言わねばならないほど。売手と買手で買手はより安い方がよろしいし、次にそれを押し付けられる側はやはり安い方がよい。なかでいろいろあることが槍玉にあげられるらしい。だんだん是正されてゆくのだろうが。私ども小児科領域では本年二月の薬価改正で収入は10%のダウンという。年間収入の10%減の金額を想像するといささかうんざりする。

 が薬で儲かるのはやはり医者として不本意であるので、投薬ー調剤が医者側であろうが、薬局側であろうがいずれでもかまわない。その時の状況に全く合わせるべきであると考える。プロパーに、次にダンピング合戦が薬局で起らないだろうかと問うてみたら、院外処方せんの場合医者は一流品を使おうとするから、それはあるまいという。薬局側の事情もあることだから医者もそうばかり、すまし顔ではおれないと思うが・・・

 今回の院外処方せん発行強調週間では”不便である”という理由が、最も大きなブレーキであった。予測できた至極もっともな理由である。小児科的な小視野でみると病人をかかえて、もう一軒歩かねばならないとなると私ならずともうんざりする。従ってごく近くに、或は帰り道にというケースにのみ限られる。現状では仕方ないことだろう。

 友人が外国で子供が痙攣をおこした時、訪れた医者はくわしい病歴をきき、診察をしてくれて、処方せんを書いてくれたという。痙攣を止めてくれと頼んだところ、救急車を呼ぶから市民病院に行くように指示したそうである。その時心細さもあって、友人はその医者を殺してやりたい気持になったそうである。日本でも完全医薬分業になれば、診療所では注射薬をふくめて薬を置かないということで、いづれそのようなケースが生じてくることだろう。長い間日本で続いてきた、薬をひとつの手段とした人間対人間の暖か味のある関係は全くなくなることだろう。

 なぜ医薬分業を完全実施させねばならないのだろうかと素朴に考えてみる。昔から肌にしみこんだ日本の風習を、わざわざ捨てさるのは馬鹿げているように思う。外国の良い風習、システムはどんどん取り入れてきたし、今から先も真似てゆくだろう。が外国かぶれは止めたいもの。外国で過した人達は、そろって医療費の高さ、医者のかかりにくさ、不便さを悔んでいる。薬による利鞘が問題ならば、政府のレベルで価格を凍結すればよろしい。そして、同系列の薬品の乱発をはっきり禁止すればよろしい。この際、薬品メーカーと関連行政機関、さらに政府との癒着は、是非とも切り去って欲しいものである。

 医師法によると処方せん交付は、それを求められたとき断ってはならないことになっている。医薬分業は現在すでにおこなわれているし、希望さえあればいつでも処方せん発行の準備はできている。もし私のところで100%の院外処方せん交付ができたら、少なくとも四ー五人の従業員を減らすことができる。保険請求明細書作りも至極簡単であるし、保険審査を気にしながらの診療もしなくてよい。大へんなメリットであることは重々わかっているが、患者また心配をかかえた家族側にたって思うに、二の足をふまざるをえない。隣とか前とかに薬局があったらなどと勝手なことを考えてしまう。

 先頭をきってマスコミが、次いで社会党、総評など医薬分業をと、がなりたてる。この際、それらの人々に本当に分業にしてしまってよいのか、個々になった立場でも言えるのか、言ってしまって本人や家族や周囲の人々は、お困りにならないのか、逆行することがありえないとして遠い将来にわたって、責任をもつと言えるのかを、もう一度おたずねしたい気持ちである。


◆ 医薬分業の問題点 ◆

福岡市医師会 岩隈内科医院 岩隈 博義

 医薬分業に関する論争は明治二十年以来、燃えあがっては消え、消えたかと思うとくすぶり出す論争であった。そして昭和三十年八月に改正された医薬分業関連法案では一応、医師の処方権、薬剤師の調剤権を原則として認めながらも、一方医師の調剤権を認め、特に患者はその好むところに従って医師からも薬剤師からも自由に薬を貰えることを定めたことによって、正に民主的な「任意的医薬分業法」ともいうべきものとなっている。これがその後二十余年を経過し、日本の社会に定着したものとなっている。

 今次の医薬分業問題の再燃は、健康保険の支払側関係者が、医療費の増加は薬剤費に原因があるとし、これの圧縮を目途として打ち出した方策であり、これに厚生省が同調し、薬剤師側はむしろこれに便乗したともいえる。

 医薬分業の理論を端的にいえば「医師は診断と治療を行ない、薬は処方せんを出し患者はこれを薬局に持って行き薬を受けとる」という至極わかり易い事実であるが、これが長期間解決の出来ないのは結論的にいえば、何等国民に対する指導と施策を行なっていない厚生省と薬剤師側の努力の不足といわねばならない。

 然しながら医療行為を経済的に正当に評価するためには物と技術を分離することが前提であるのが、医薬分業である。近時医薬分業に対し医師の側にも薬剤師の側にも真剣に取り込む態度が認められるのは一歩前進ともいえる。しかし、医薬分業賛成論者の主張を要約すれば、医師側は、一、潜在技術料の低下、二、人手不足と人件費の高騰、三、貯蔵薬品の管理の面倒さ、四、保険請求明細書記入の繁雑等を防ぐためであり、薬剤師側は、一、調剤権の確保、二、企業の安定化、三、薬剤の追求調査、潜在的な薬物の相互作用、副作用のダブルチェックが可能で安心でいわゆる調剤の安全性の確保が出来る等である。

 一方厚生省や健康保険支払側の主張は、健康保険の赤字解消の一環としての考えからである。しかし患者側のメリットについては何等言及していない。そこに大きな課題がある。医薬分業によるこれまでの医師と患者の信頼感のうすれ、診療所で処方せんを貰い、さらに薬局に行き薬を貰う不便さ、特に天候不順の時、夜間、近くに薬局のない時など然りである。

 さらに経営面からしても患者の支払いはコスト高となる。例えばケフレックス二五〇mgカプセルを二日分貰う場合(家族)診療所で投与を受ける場合再診料、薬剤、処力料で二四〇点窓口支払(三割)で八二六円、処方せんを貰い薬局で投薬を受ける場合、診療所にて再診料、処方料、処方せん料一一八点、窓口支払(三割)三九三円、薬局にて薬剤及び薬剤料一八一点、窓口支払(三割)五四三円、合計九三六円となる。

 結局処方せんによって投薬を受ける場合は診療所で投薬を受けるより一一○円の負担増となる。このことは時間不便さを増したうえ経済的でも不利であることはおかしい。医療は常に患者のうえにあらねばならない。現段階では家族の場合、特殊の事情の時以外では処方せん発行は不利である。

 近頃、保険者が全面処力せん発行を希望し、一部処方せん発行をきらっているが、こんな意味から、現在では一部処方せんしかのぞめないのは当然というべきである。医師と患者の信頼関係がそこなわれ、国民医療の問題を悪化させることは極力さけねばならない。要するに、まづ調剤薬局の適正な配置と、患者の経済的負担の問題を解決しないかぎり、全面的医薬分業の成果は望めないだろう。



市薬「薬品センター」利用について   専務理事 古賀 隆

 市薬に備蓄薬品センターと試験センターを設置する構想は、以前から考えられていたが、処方せん応需の気運の高まりとともにその具体策が急がれ今年度の事業計画にもうたわれ、荒巻副会長担当ですすめられてきた。そこに六月、例の一週間間分業が宣言され、薬品センターの早急な設置の必要に迫られ、会長の奔走で七月三日設立認可にこぎつけたわけである。

 一週間分業期間中特に、はじめの数日は利用度が高く、一週間で26薬局87品目という数字、が出ている。 さて今後の運営についてであるが、まだまだ常時効率のよい利用がなささるのは難しく、備蓄薬品の死蔵化も限度を超えては支障をきたすので理事会で協議の結果、次のように決定したのでご協力をお願いしたい。

1、備蓄薬品は稀用薬品を主とする。
2、抗生物質、政府検定医薬品等は取扱わない(分譲できないため)
3、散剤。顆粒剤は分包されそのまま投薬できるもの以外は取扱わない。
4、外用薬はチュ−ブ入などで、そのまま投薬できるもの以外は取扱わない。
5、センターと一般調剤薬局の備蓄一覧表は整備、印刷して配布する。
6、分割希望注文は次の通りとする。
(イ)注文単位は100錠または内部包装単位
(ロ)先づ一般調剤薬局に備蓄あるものは、そこから分譲してもらう。
(ハ)備蓄なきものは、各自取引問屋に註文する。問屋は手続きを経て、センターより配達する。
(ニ)配達は原則として注文の翌日となる。但しセンターに在庫があり、各自が来会すれば即日分譲できる。
(ホ)価格は原則として薬価基準で、請求はセンターより各薬局宛にする。代金は銀行振込か、市薬に持参する。
〔実務責任者〕  古賀 隆
〔管理薬剤師一  郡家邦吉
「電話をするとき」市薬剤師会事務帳 吉田宛 TEL 271-3791

●新装の県薬会館●

 改装中の「県薬会館」が九月始めに完成しました。 市薬の会長室・事務室等も独立した室になっています。ゆとりのある、静かな部屋に、会員の皆様、御用件の節は勿論、御歓談の場としてもお立寄り下さい。お待ちしています。
   事務局 吉田・肥高

西支部だより  西支部長 冨永泰資

 今年、計らずも福岡市薬剤師会副会長をおおせつかり、この重大な時に藤野新会長の下で、会運営の一端を担うことに重大な責任を痛感するわけです。しかも支部編成という画期的組織の変更があり、その支部長もやらねばならなくなり尚一層重責を感じております。しかし新部会長会、支部結成大会の際に於る熱気と意気込みは従来にない強いものを感じ、ひそかにわが微力を尽くさねばと意を新たにしています。

 果せるかなこの時期に一週間分業が実施され、武見会長に振り廻されたものですが、この間における理事、委員各位の熱意ある行動、協力、かっての薬剤師会にはなかった事だ。この様に思われて驚きと同時に支部においても医師会に接触し積極的に行動されるものを見るにつけ、支部運営も十分に円滑にやってゆける感を強くしています。

 本会で組織を担当している私はこの二年の任期中
@ 末加入会員の堀りおこし
A 分業にそなえての部会再編をやりたく思います。
会員のご協力をお願いいたします。

 それにしても先づ当西支部で早急に之の実現を計りたいと思います。一週間分業に振りまわされた上半期もおわり、会員の心意気もわかりました。先づ近々中、支部部会長、委員合同会議をもち、支部総会を開き、会並びに支部の事業に協力をお願いしたいと思います。

 かっては保険薬剤師会なる研究会も持たれていた支部、その経験を生かし、意義ある運営をやりたいと思います。支部会員のご協力をお願いいたします。


勤務部会の紹介 副会長 白勢 栄治(浜の町病院薬剤部長)

 御承知の様に勤務部会は福岡市薬剤師会の職種部会の一部会ではありますが、昨今の様に一週間分業とか調剤薬局設立の増加とかを見るにつけても、今こそ勤務部会の役割りが大きく浮び上り、自らの研鑽をも含めて薬剤師の職能の確立、調剤技術の向上を開局の諸先生方と共に相携えて前進する秋が来たと思います。

 振り返って見ますと、勤務部会の歴史は古く昭和二十六年に呱々の声をあげてから今日までニ十七年間、歴代の部会長を戴き乍ら孜々営々として歩み続けこの八月で二五八回の例会を数えることになりました。ここで現在の勤務部会の事業を御紹介し、合せて勤務部会への入会もお誘いする次第であります。

 堀岡会長は、勤務部会は市薬の職種部会の一部会であろと共に、日病薬の下部組織としての学術団体の性格を充分に持たせた権威あるものにしたいと云う御意向のもとに先づ学術委員会が設けられ、九大歯学部の河野義明薬剤部長が委員長として任命されました。そして学術研究会の方向は、各部門の専門医を講師として招き、疾患別シリーズから出発して現在は医療薬学についてこのテーマを採り上げ、今日迄三十一回に亘って実施しております。

 因みに二こ数年の事業を見て見ますと、年一回の総会のあとには必ず時宜に週した講演会が企画され、また毎年六〜七回の学術研究会を行っております。これら学術研究会の合間には家族同伴の納涼船による博多湾一周の船旅等、毎年八月には憩いの場としこのレクリェ−ションを行っております。また、一月例会では部会長の新年挨拶、講演会に引続き新年互宴会としての懇親会、福引等があり、多数の参加を得ております。

 そのほかには、県病薬の総会並びに講演会が一回、県病薬主催の麻薬講習会並びにンシポジウムが一回、県病薬特別講演会が一回と日薬病診部会研修会への参加があります。

 また特記すべき事は、病院協会共催の新採用薬剤師教育研修会がありまして今年で六回目を迎えますが、受講者は生涯に一回の機会として喜び、所属の病院長も大いに感謝されていると聞いております。この様に勤務部会が学術団体としての歩みを続けております事は、県薬主催の病院実務研修の場としても、大いに実りあるものになっているものと思います。

 そのほか休日急患センタ−への病院薬剤師の出動は、開局の諸先生方と渾然として解け合って薬剤師本来の道を共に進んで行くのによい結果となりました。

 勤務部会の会則第一条には「本部会は福岡市及び周辺の病院診療所ならびに県庁、保健所等官公庁に勤務する薬剤師(正会員)、およびもと正会員であって本部会に入会を希望する者(特別会員)を以って組織する。」とありますが、ここに調剤薬局増設等の世代を迎え、この第一条に二項を設けて「前項以外の薬剤師で、特に本部会に入会を希望する者を準会員とする。」と致しておりますので奮って御入会の程をお待ちしております。


昭和53年9月15日 会報第2号

◆ 大衆薬の浮上について ◆

               ―(いかにしたららもうかるか)―
副会長 荒巻 善之助

 表題のテーマで何か書け、という編集部の依頼である。無理な注文だ。そういうことが書けるくらいなら、とうの昔に左うちわで暮している。そうはいうものの、紙面に穴があくと編集者もお困りだろうから、〆切まぎわに、下手な考えをしぼり出すことにした。従って、もうからないからといっても、責任は負いかねる。

 さて、すじみちとして、どうして今のように大衆薬が落ち込んでしまったのか、その理由を考えてみなくてはなるまい。誰でもいちばんに思うことは、現行の健保制度であろう。現行の制度では、本来自己治療で済ますべき所をすぐに医者にかかってしまう。これは保険経済からみてもおかしなことであるが、いちばん困ることは自分の健康に自分で責任をもたない連中がやたらと増えてきて、ふだんは勝手気ままな生活かして、病気になったら医者にかけこむということになる。これが問題顕解決の第一のカギである。

 次には医薬品に対する不安感である。わけもわからずに副作用を恐がる。昔はカビの生えたつくだにを捨てていたのが、最近はカビの生えないつくだにがあると気持が悪いといって捨ててしまう。このくらいの感覚の相違がある。これが第二のカギである。

 さて、商品の消費量の伸びは社会環境に負う所が大きいが、国の政治経済的な施策も叉、これに結びついている。且て大衆薬がダイエー発祥の起点となり得たのも、高度成長に追い上げられた製薬メーカーの需要拡大策と、それを可能にした社会的基盤によるものがあった。然しそのようなブームは、もはや望み得べくもないし、又望むべきでもない。医薬品を商品としてのみ販売したその反動を、今我々は手痛いほどかみしめているからである。

 もしかりに何らかの政治的施策で大衆薬を浮上させ得たとしても、その大半の需要はスーパーないし大型チェーンで充たされることになろう。なぜなら大衆薬は国民の自己治療のための医薬品であるから、有効性よりも安全性が優先すべきことは当然であり、その意味では、医薬品の特殊性はより一層失わわて、一般商品化する傾向にあるからである。それならば、大型店に於るディスカウント、及び無差別販売も、又是認すべし、という理屈が成り立つ。

 従って大衆薬の浮上ということは、それ自体の需要拡大では、即ちメーカーサイドの浮上では意味がない。要は我々一人一人の薬局店頭で、いかにしてこれを浮上させるかということにつきるであろう。ということは、我々がその商品について、きびしい選別をしないかぎり真の浮上はあり得ないということである。

 然しその選別の基準が漫然とした対症販売では、結局はマージン差による選別になりかねない。マージンはたしかに最も重要な経営の基盤ではあるが、今我々が問題にしなければならないことは、基本的な販売姿勢にのっとった商品の統一性であろう。

 「女」と「麻薬」以外は何でも売ります。というのがスーパーの姿勢である。ここには流通それ自体にフィロソフィがある。小売薬業者でも大型チェーンにはこういう考え方の経営者もあろう。然し我々の場合は自分自身を売りこむ以外に方法がない。

 医療とは、たとえそれが軽医療といわれるものであっても常に「人」が最初にあるべきであって、薬はそれに付随して動くものである。その意味では薬剤師は薬の管理だけすればよいとする今の薬事法、薬剤師法には疑問がある。

 そこで前述の二つのカギ、健康は自分が責任を負えということ、もう一つは薬は恐いものだということ、これを逆手にとって常にPRしておく、日常の健康管理も親身になってアドバイスをする。そして病気になった時、森繁の説明をきくのか、私の話を聞くかという段取りになる。

 そこで一つ提案がある。 少々乱暴だがドリンク撃退作戦というのはどうであろうか。現在大衆薬の中でいちばん医薬品らしからぬものといえばドリンクであろう。高度成長時代の落し子で、飲む方も売る方も本気で効くなどとは思っていない。それでも医薬品だからおかしなもんだ。飲む方はコカコーラよりはましと思っているし、売る方もドル箱商品だから止められない。それはメーカーにも同じだと思うが遂にドリンクに手を出さなかったメーカもなかったわけではない。姿勢としては範とすべきであろう。

 片や三白の害を説き、片や砂糖水を売ってオマンマをいただいでいてはお日様に相済むまい。私はドリンクが薬局のドル箱商品であるかぎり、本当の大衆薬浮上はあり得ないと思っている。


昭和53年9月15日 会報第2号

◆ 大衆薬と安全性 ◆

福岡県衛生部薬務課長補佐 大森 二郎

 サリドマイド、キノホルム、クロロキン、コラルジル・・・。
 これらによる相次ぐいわゆる薬害の多発は、医薬品に対する国民の関心を高くし、不信感を抱かせる原因となっている。こうした医薬品による被害者の救済については、厚生省で救済制度の創設を検討中であるが、他方医薬品の安全性追求を主眼とした薬事法の一部改正作業も、要旨を発表する段階まで進んでいる。

 現在、医薬品の安全対策として厚生省がとっている措置は、国立病院などを指定、副作用モニター制度を実施していること、WHO国際医薬品モニタリング制度に加入して副作用情報の収集に努めていること、製薬企業にも新開発医薬品について副作用報告を行なう義務を課していることなどである。

 しかし、これまでとられてきたこれらの「医薬品安全性確保」の対象となっているものは、医療用医薬品にほぼ限らかれ、一般用医薬品、いわゆる大衆薬についてはこれといった対策はとられていないというのが現状である。これは、医療用医薬品に比べ大衆薬の副作頻度が低いこと、大衆葵は有効性以上にその安全性に主眼が置かれてきていることなどのためと思われる。

 つまり「大衆薬は副作用が殆んどない安全な薬である」かもしれないが、本来医薬品はその性質から見て、薬効と副作用は無関係とはいえないものであり、大衆薬だからといって安易にみるのは危険である。必要な人が自分で直接購入し、自分の判断で使用するものだけに、その安全性について厳しくチェックされているのは当然であろう。

 厚生省が昨年六月、大衆薬のかぜ薬や鎮痛剤中に含まれるピラゾロン系成分を削除した事はそのいい例である。もっともこうした厚生省の施策に批判的な声もある。安全性を重視するがために、医薬品の本質的な特性の一つであろ薬効面が、ともすれば薄れてしまうという危惧である。

 製薬企業も販売にあたる薬局も、このような規制が強まれば強まるほど不満がつのっていくことは当然かも知れない。そうでなくとも大衆薬の地盤は沈下の傾向にあるからである。

 しかし、医薬品の副作用問題が社会的なものとして指弾を受けていることは見逃せない事実であり、ことが人の生命に関連するものだけに安全性が先行することはやむをえないかも知れない。

 大衆薬は、正しい用法及び用量のもとで使用されれば安全なものである。しかし、こかが誤って使用されたり、あるいは適応症以外の異なる目的のために使用された場合、しばしば重篤な障害を起こすことがある。例えば甲状腺製剤をやせ薬として乱用して精神障害を含む副作用を起こした事例や、ナファゾリン含有点眼剤を美容目的に長期連用して、二次充血の副作用が発生した事例等、問題となったことは衆知のとおりである。

 副作用のない薬などという観念が度を越して、定められた用法用量を無視した販売、指導などが行われるとすれば、思わぬ事態を惹起する可能性を含んでいる。大衆薬といえども、副作用は避けえない、ということを明確に打出す方向に進むのが、専門家としての道であろう。大衆薬が軽医療の主要な分野で果たしてしてきた業績は測り知れないものがある。

 健康保険制度が財政の破綻から抜本的改正を余儀なくされ、患者の一部自己負担の拡大、受益者負担もある程度やむなしとの考え方から避けられない状況となっている。この改正が実現すれば、当然大衆薬に対する患者のチョイスも大きくなることが予想されるが、その結果として大衆薬に対する国民の監視の目も叉厳しくなることと思われる。

 今年度から全国約二五00軒の薬局における副作用モニター制度が創設される。福岡県においても約六〇の薬局がこの指定を受けるが、全国のこれらの薬局店頭で得られた医薬品、医薬部外品、化粧品等の副作用事例や相談事例などの情報が中央に集められ、医学、薬学関係の専門家からなる薬局モニター情報検討委員会にかけ、評価、活用されることになる。

 人によると、現在医薬品がこれだけ威信を落しているのに、近々又大衆薬の副作用問題を堀り起して云々するのはどうか、などという意見もあるが、反対に叉薬局店頭で地域の人々に医薬品を通じての健康教育のいい機会だと歓迎の意見も多い。結果的には薬局経営面で好影響をもたらすものと考える。

 又大衆薬の再評価作業もその実施要綱が決定し、既に全品目調査も行われている。現在実際に市場に流通している大衆薬は約二万二千品目、これに承認だけとって販売していない休眠医薬品を含め、いよいよ再評価実施の運びとなった。大衆薬の場合は、伝統的処方、剤形の医薬品名も多いことから、科学的資料にのみ偏重した判定は避けるとの立場から起源、来歴、使用実績など参考にして有用性を判断する方針といわれている。

 医療用医薬品の再評価と比べて、相当の弾力的かつゆるやかな方針といえるが、安全性、有効性に対する検討が行政的にも業界自体からもされつつある。何れにしてもこのような地道な努力が、大衆薬に対する国民の信頼を獲得することにつながることはいうまでもない。

 大衆薬は自己治療の主役として、今後安全性を担保として有効性を確認しながら、国民の理解と信頼を得、その有用性に対して国民的コンセンサスが得られるような方向に努力することが重要であろう。



  =  市  薬  日  誌  =

4月28日  市薬代議員会、市薬総会、役員改選
      会長 藤野義彦、副会長 冨永泰資、荒巻善之助 選出
5月 2日  会長・副会長会(役員選考)
   9日  関係筋あいさつ回り(会長、副会長、専務)
      初理事会(会長挨拶、役員紹介、事業計画、市薬機構、他)
      斉田前会長慰労会
  16日  関係筋挨拶回り(会長、副会長、専務)
      県医師会(会長)
      県商組総代会(会長)
  17日  県国保連合会審議委員会(会長〜21日)
  19日  県薬支部長会(専務)
  20日  理事会、部会連絡協議会(事業計画推進、(区)支部結成について、その他)
  23日  急患センター医薬品集編集打合せ会(荒巻、河野、吉本、成沢)
  30日  南区部会長会(荒巻副会長、古賀専務)、東区部会長会(藤野会長)
6月 1日  急患センター医薬品集編集会議(荒巻、河野、吉本、成沢、中尾次、柳原)
      別府部会(冨永副会長)
   2日  西区部会長会(藤野会長、冨永副会長)
   3日  博多区部会長会(藤野会長、荒巻副会長)
      市女子薬総会(ぬーべる天神、会長)
   9日  関係者緊急理事会(一週間分業について)
  15日  県社保・薬局合同委員会(会長、荒巻、高倉)
  16日  板付部会発足(荒巻副会長)
  17日  健康教育協議会(会長)
      市薬支部結成式典、祝賀会
      福岡市病院薬剤師会総会(会長)   20日  市医師会地区会長会議(会長)
  21日  県薬支部長会
  22日  福薬連理事会(会長)
  23日  県薬臨時代議員会(代議員)
  26日  福岡市献血協議会(市民会館 古賀専務)
7月 1日  福岡市薬剤師会会報 第1号発刊
   7日  急患センター医薬品集年編集会議(荒巻、河野、吉本、成沢、中尾次、柳原)
   8日  一週間分業終了
  20日  福岡市国民健康保険運営協議会(会長)
  22日  理事・支部長・部会長会(一週間分業報告、市薬薬品センターの件、各委員会報告)
  26日  パート薬剤師に関する打合会(藤野、荒巻、堀岡、金枝、清水)
  27日  調剤薬局備蓄薬品一覧表作り(休日急患委員、薬局委員)
      分業プロジェクト協議会(市医師会、藤野、荒巻、古賀)
  29日  支部長合、支部運営に関する件ほか(会長、副会長、専務、支部長)
8月 2日  九州山口薬学大会打合せ(荒巻、冨永)
   4日  社保委員会
   8日  調剤薬局備蓄薬品一覧表作り(社保委員)
   9日  急患センター医薬品集編集会議(荒巻、河野、吉本、成沢、中尾次、柳原、市花)
  11日  会館建設特別委員会(斉田、他委員)解散
      常務理事会  今泉土地問題の件、九州山口大会の件、他
  28日  休日急患センター医薬品集編集会議(市医師会館)
      市薬  荒巻、河野、古本、成沢   古銅 市衛生部長
      市医  平野、松井、武末、中村、蜂須賀、田中、大隈