会報第13号 昭和56年11月1日
 ■ 巻 頭 言

「11月処方せん応需月間の推進について」  福岡市薬剤師会会長  藤 野 義 彦

 本会を取巻く情勢が急にあわただしさを加えている今日この頃です。会員諸兄には常に薬剤師職能を旗印として御協力を賜り感謝致します。

 現在、薬局等の管理体制、薬局及び医薬品販売等許可基準の見直し、薬局製剤有効期限の表示、次期参院選への始動等を併せて、この度、処方せん応需月間の推進が機関決定されています。この11月実施の処方せん応需月間は、何をさておいても成功させなけれはなりません。

 本会としては、ここ数年組織の拡大と活性化を大きな柱として推進して参っている中で、各支部長、各委員の懸命のお力添えを頂いたことにより非常な活性化がなされました。本会をより能動的に意識を集約するためには、経済的安定が同根であらねばならないと思います。それは既存の保険薬局が格差のない処方せん応需を普辺的にかちとることです。

 さて、6月1日よりの薬価引下げと、医療費改訂という困難を乗り切るため、7月4日福岡県医師会と福岡県薬との話合いがもたれ、合意事項が生まれたことは衆知のことと存じます。

 7月14日、日本医師会は「調剤専門薬局の全国網計画立案」について、全国都道府県医師会並びに郡市医師会宛文書を流しました。要するに今後地区薬剤師会の協力が得られないところは、医師会で調剤薬局を作れと云う主旨のものであり、一部にはいわゆる第二薬局を正当なものにする論理も見受けられようし、福岡県で合意されている五者協議会の申し合せ事項への不満もあることがのぞいています。

 医薬分業のイニシアチブは医師会側にあります。相手あっての事業には特に細心の手配りが必要ですし、この時期を無策に過ごすことは許されません。

 福岡県薬剤師会はこの時期をとらえ、11月に医薬分業推進月間を実施することに決定いたしました。過去、昭和49年の点数改正、昭和53年7月の1週間分業、昭和55年2月の分業推進月間を実施した事蹟を下にこの11月の処方せん応需月間が設定されたのです。然し、昭和53年7月の1週間分業が行なわれた時とは世相も医業経営も全く違い、今回の運動展開が職能を中心としたものであることを意識されたい。

 本市における医師会、薬剤師会の友好関係は論理を尽しお互いに職能を尊重しながらの協調ムードが続いています。6月1日新事態発足後速やかに懇談の申し入れをしましたところ、心よく会見しトップの会合が度々、もたれました。医院経営から処方せん発行に踏み切る開業医は増える一方であるという点で見解が一致しております。

 薬価引下げ後数ヵ月たった今、請求実態の低さに一部の医師の中に大きな不満もあるようです。これは今まで処方せんを受けていた保険薬局も同様です。行政のあり方も更にこのような傾向の見直しが続けられそうです。

 本年6月分の対前月比の処方せん応需集計を見ると、取扱い薬局件数において8.6%ダウン、取扱い枚数において8.1%up、発行医数9.0%ダウンしています。その後の7月、8月においては取扱い枚数5〜6%増と相まって発行医数も2〜3%アップという数字を示している。これは5月までに部分発行されていた医師による全面ストップと部分発行されていた医師の全面発行ということに踏み切られたことが数字が示したものです。 要するに今までの部分発行医の中、全面発行に踏み切られた医師が少なかったことを示します。

 7月の末における福岡県の日薬方式換算による分業率は18.24%ということになっています。
  医療機関1日患者数  52名
  投薬を要する者70%  36名
  36枚×25日(稼働日数)×3,782医療機関
                 =3,403,800枚
  62万(7月枚数)/3,403,800
     =18.24%(県内医科7/1現在数)
分業の推進を考える時、薬剤師数の総数不足を来たし、これを充足して行くにはあと数年かかるものと考えねばならない。

 11月の分業推進月間を中心としてこのような事態に対応するため開局薬剤師は協力し合って(受皿作りを急ぎ)応需意志のあるアピールをお願いします。会員諸兄には薬剤師倫理の高揚を相まって凡ゆる層から職能にふさわしい信頼をかちとるため、日常業務に精進されることを切望します。


処方せん受入推進月間への認識          専務理事 古賀 隆

 日薬では今年度の事業計画のメイージとして11月に、全国いっせいに分業推進月間を実施することになりましたが、御承知のように、6月1日の薬価改定は医師会にも大きな衝撃を与え、7月14日の日医通達をはじめ、次々と対応がなされております。このような状況のもとで、今回実施される分業推進月間は、極めて重要な意味をもっております。

 福岡県薬では、9月29日、県薬支部連絡協議会において、その意義と具体的実施要領について、くわしい説明を行ないました。福岡市薬においても、こと重要と受けとめ後顧の憂いのないよう、会員に充分説明、理解していただき、会員自から行動に移していただく上に支障がないよう対策を講じています。

 過去、処方せん発行促進のはずみとなったいくつかの事例があります。昭和49年10月、処方せん料が500円になったとき、53年7月に行われた、いわゆる1週間分業を契機に、別年医師優遇税制の見直し、それに今回の大幅な薬価改定などであります。これを福岡市薬の例でみますと、
  49年8月   約10,000枚    1,430万円
  50年8月    26,000枚    3,450万円
  51年8月    40,000枚    7,900万円
  52年8月    45,000枚    10,000万円
  53年8月    66,000枚    15,000万円
  54年8月    82,000枚    20,000万円
  55年8月    95,000枚    25,000万円
  56年8月    140,000枚    34,000万円
 このように着実に進行している事実です。

 しかしながら、これまで推進されてきた分業の実態は、大方がマンツーマンと云われる点から点への線の分業が主流をなしております。

 これは多くの観点から合理的かつ医師の望む形態でありそれなりの理由があります。従って今後も、この形態の分業は、まだまだ進むと思われます。しかし、薬価差による利益が見込まれない今後の調剤薬局の採算ベースは、1日40枚の処方せんが必要だと云われます。そうしますと、一方で1日40枚以下の分業指向の医師に対する受皿は誰がするのでしょう。それこそ近隣の既存薬局が受皿になって処方せん受入れに積極的に動くべきではないでしょうか。

 これから処方せんを発行したいと考えている医師の中には、比較的小規模の医院も相当あると考えられます。若し、近隣既存の薬局に受入れ意志がないならば、又いたずらにちゅうちょして時期を失するならば、医師自らの協同によって調剤薬局がつくられるかもしれません。大資本による整備された調剤薬局の進出も当然考えておかねはならないことです。

 そのようにみてきますと、このたびの推進月間をひとつの機会として、あらためて近隣の医師と話し合う場をもつことは双方にとって、大きな意味をもつことになります。何もいますぐ処方せんが出なくてもいいのです。大きく変りつつある医療情勢について、お互の立場で考え方を話し合うことでよいと思います。

 推進月間は11月だけで終るのではありません。2度、3度の対話の積み重ねが、やがて人間関係をうまくし、部会、班のような複数、グループの協議にも盛りあがってくると思います。

 一般の医師は、みんなが出せばうちも出すが、よそが出さなければうちも出さない、という考えの医師が多いと聞いております。従って、部会と班というグループの話し合いも是非必要と思います。部会の中で誰れかがリーダーとなって努力してほしいと思います。

 市薬剤師会としては、末端会員の行動がよりスムースに行われるように、医師会長、副会長とも早速懇談の場をもち、推進月間についての説明と医師会員下部への通達と理解を要望しております。

 今回の推進月間は、過去に行われた1週間分業とは違います。医薬品を備蓄して即処方せんを受入れますと云うのではありません。若し医師側にその意志とお考えがあれば、又要望があった時には何時でも受入れる用意があります。という内部態勢の確立と認識にあります。どうか現情勢をよく理解していただき、推進月間をみのりあるものにしていただきたいと思います。


<薬剤師会よりの提言> 分業の本旨について    福岡県医報(昭56.10.15)に掲載
          福岡県薬剤師会 (前市薬副会長)専務理事 荒巻 善之助

 昭和49年10月、県薬剤師会会長より県医師会会長あて、文書によって医薬分業に関する協議会の設置をお願いしております。これは前年11月宮崎市における日本医師会の移動理事会で、任意分業推進の方向が機関決定され、処方せん料50点の改正がなされたことによるものであります。

 この時点での県内における処方せん発行医数は130人、約2万7千枚でありました。現在それから7年を経過しますが、56年7月現在で、発行医数854人、約62万枚となっており、日薬方式の処方せん発行率の算定(発行枚数を想定総発行枚数で除したもの)では20%を越えております。この数は月毎に増加しつつありますが、福岡県レベルの広域では全国一の実績であり、改めて県医師会執行部及び会員の先生方にお礼を申し上げる次第であります。

 又日医コメントによる3年を目途とする調剤薬局網構想と、この実績をからませてみるとき、7年前の、10年後に50%分業達成という日医、日薬の当初の目標に達するものと思われます。このように時の流れと共に処方せん発行が現実のものとなってきたわけですが、ここでもう一度原点に戻って医薬分業とは何か、ということを考えてみる必要があろうかと存じます。

 調剤とは、もともと原薬を秤量して調製する手の技術と、薬物についての知識と、それに基く科学的な判断がその基礎にあります。ところが戦後の製剤技術の進歩は、薬剤師の手の技術を不要にしてしまいました。これは例えていえば「医薬品領域における産業革命」にも相当するものであります。従って現在では薬剤師の仕事は、見た目にはただ数えて渡すだけ、ということになります。

 然しこれとは逆に、頭の中では持てる限りの知識をフルに廻転させて、その内容についてのチェックをしなけれはなりません。厖大な量に増え続けてきた医薬品と、分子レベルにまで解明されてきた薬理作用、これらの理解の上に立って、用法、用量、相互作用のアドバイスが必要であります。

 むろん薬剤師がこれらの知識をすべて修得しているわけでほありません。然しそれに向って努力することが、医療チームの中における役割分担を明確にすることになると思います。そこで勉強する薬剤師と、しない薬剤師の格差が意欲的にも能力的にも大きく開いてきているのが現状です。

 そういう意味で先生方にお願いしたいことは、薬剤師を大いに利用していただきたいということです。単に処方せんを出す、ということだけでなしに、薬に関する問合せ、調査等どしどし薬剤師に申しつけてほしいのです。それによって、薬剤師は勉強せざるを得ない立場に追い込まれます。それが経済分業、単なる処方せん発行から脱した、本来あるべき意味での医薬分業であろうと思います。

 今回改正された薬事法では、医薬品の品質、有効性及び安全性を確保する旨が明示されました。従来品質のみの規制を目的とした薬事法に、有効性と安全性という作用面にまでその規制を及ぼしたことが、この法律の性格を大きく変えたのです。この規制の強化は表面的には医薬品に対してなされていますが、実質的にはこれを取扱う薬剤師に課された責務と考えるべきものです。

 このことから医薬品の再評価の法制化、医薬品の使用期限の表示設定、情報伝達義務規定の新設等が定められましたが、このような変化は、薬剤師が単に正確な調剤を行えはよい、とするこれまでの受動的な立場から一歩進んで、正確な処方と正確な服用がなされるよう、医師と患者の中にあってアドバイスをするように義務づけられたわけであります。

 以上述べましたように、薬剤師のしごと、調剤の概念は、最近大きく変化してきております。この傾向は今後ますます大きくなるでしょう。最近各種のロボットが開発されてきておりますが、メカトロニクスの目ざましい進歩で、調剤の一部がそのいうロボットによってなされる時代もそう遠くないと思います。

 そういう想定の中でも薬剤師の仕事はやはりあるのだ、ということをご認識いただきたいのです。そしてその薬剤師を生かすも殺すも医師の考え一つ、どう利用するか、どう医療チームの中に組込むか、ということにかかっているわけです。医師の能力、役割りを100%発揮する意味においても薬剤師を啓発するような御指導をいただきたいと存じますが、ここで一つ現実に戻ってお願いしたいことがあります。

 それは非薬剤師による薬局開設の親制です。この件に関して昨年10月の県議会において、木原議員が質問されましたが、これに対する衛生部長の答弁は要点次の通りであります。福岡県における薬局数は総数1,342、うち31%の416が非薬剤師の開設である。54年度の営業停止或いは始末書提出等の違反事案につき、薬剤師自身の開設によるもの2件(6%)、非薬剤師の開設するものについてほ31件、実に31%の非薬剤師による薬局で94%の高率の違反が行われている。

 又、民生部長答弁によれば、保険薬局数1,208、薬剤師自身の開設714(59.1%)、法人の開設275(22.8%)、非薬剤師個人の開設219(18.1%)である。本年2件の指定取消しがあったが、これほどちらも非薬剤師の開設によるものである。

 以上二つの答弁で明らかなように非薬剤師の開設による薬局では違反が極端に多いことが指摘されております。このことは薬局経営の基本理念が薬剤師本人開設の場合、その職能に生きる、或はその職能を生かすことであるのに対し、非薬剤師による開設の場合は営利の目的のために薬剤師を雇用するという立場の相違によるものと考えざるを得ません。

 今回の薬事法の改正により、開設者に対する管理者の権限が強化されたとはいえ、やほりそこには限度があります。今後の分業の進展の中で、この点に関する御留意を特にお願いする次第であります。


分業推進応需説明会(処方せん応需推進説明会)

 福岡市薬では日薬・県薬の意向を受けて、11月より始まる処方せん応需推進運動に関して、会員の意志・意見をよく把握し、結束してことにあたるため、下記の通り説明会を開催しました。

 当日は、市薬会員大多数が参集して、今日の事態を充分認識するとともに、推進月間の実施要領について研修し、また今後、将来に対処する方向についても研究しました。
           記
日時  昭和56年10月17日(土)PM 1.30〜4.00
場所 博多区 武田薬品大会議室
               司会  高倉 博
 @ 会長あいさつ  福岡市薬会長 藤野義彦
 A 分業の現況と見通しについて
           福岡県薬会長 神谷武信
 B 分業推進月間の実施要領について
           福岡県薬理事 中野 宏
 C 分業推進月間の福岡市薬剤師会としての実施要領について
           福岡市薬専務理事 古賀 隆

医薬分業に関するテレビ放映
番組名 「ホームジャーナル」
     健康への2人3脚
出 席 境野 雅憲(日薬副会長)
    三遊亭円遊、小林セツ子
日 時 10月17日(土)午前11時〜11時15分
 国民・患者を対象に医薬分業の必要性と現状、実際に処方せんを受け取ったときの注意等につき解説。


福岡県 医師会 薬剤師会 合意事項

(1)処方せんについて
  @ 健康保健法に規定する処方せん様式、B5版で下欄に調剤録のあるものを使用する。
  A コピーによるものは、前記様式に則ること。ただし、処方本文は手書き又はゴム印、捺印は朱であること。
  B 電話ファクシミリによるものは不可(処方せんの自由性を侵す)
  C 処方せん記載の剤数は簡略化に努めること。
  D 記載要領については別紙の通り。(別紙省略)

(2)応需薬局について
  保険薬局においても今回の薬価引き下げによる減収はまぬがれず、調剤専門の場合、月1,500枚ぐらいが採算点と予測される。従って、新規開設によるものより、既存薬局を利用するような工夫が必要となろう。また、非薬剤師による開設はとかく問題を起こすことが多い。これらの事情を踏え、地区における医師会と薬剤師会の緊密な情報交換と意志の疎通が必要である。早急な二者間の打合せをお願いしたい。

(3)薬剤師の確保について
   病院における薬剤師の充足は、医薬品の品質及び情報管理の面からも必要である。薬剤師会であっせんに努める。

(4)デスポーザプル注射器の価格は30円程度、実費とする。

(5)薬事情報センターに関して
  医師の問合せを歓迎するが、当面、電話ファクシミリによる情報及び定期刊行物を医師会あて送付する。


会員のメリット   組織委員長 竹尾 啓司

 来る1l月は、処方せん受入月間である。毎年行われる福岡県のこの方式が将に時代にふさわしく、正しいが故に全国的に繰り拡げられるだろうと考えられます。このような素晴らしい薬剤師会に所属する自分を大変幸福につくづく感ずる。世の移り変り、進展に個人一人では到底出来ない難しい事を組織を通じて衆知を集めながら、進めるところに発展があるということを今一度考え直す必要があるのではないだろうか?

 薬剤師会に入っていてもメリットは何一つない等々の声もありますが、右記のこと、又学術委員会が意欲的に学術的にプロに徹するための専門知識を植え付け、又身近に実際に起っているDI問題、社会保険委員会が分業応需の教育及び指導並ぴに忙しい中を毎月何千枚ものレセプトの審査までして下さっている御努力を感謝せざるにはいられません。

 休日急患委員会も単なる休日の救急出動、学術の勉強にとどまらず、市行政面、対医師会等に対して薬剤師の地位向上のためと薬剤師の役目、職能のためにどんなに努力しておられるかどの委員会も真剣に活発に行動しておられる勇姿を会員は良く理解して頂きたいと思います。

 1年間検討して参りました薬局等開設許可申請書の手渡し方を愈々7月から各支部長先生に申込書を頂いて薬剤師会にて書類配付することを実施して、各支部長、部会長の先生は開局予定の場所や誰が予定しているかその人が良く判り、先ず最初のコミニケーショソが出来ること等を大変喜んでおられます。ちなみに、申請書、申込書の提出状況は、
   7月度  6名    8月度 7名
   9月度 11名
であり、この1〜2ヵ月あとには開局されているはずであります。各支部、各部会におかれては、その後のホローを忘れず実施して入会勧誘をして頂きたいと願う次第です。

 処方せん、保険調剤請求用紙類の頒布法について
 非会員薬局に流用され、組織機構をみだすおそれを防ぐために、
 1.なるべく本人受領をお願いする。
 2.枚数を2ヵ月以内の利用制限
 3.代理の場合(従業員、問屋セールスに依頼等)は、依頼書に種別、必要数量を記入の上薬局ゴム印を押し、捺印の上請求すること。
になっていますが、今月から更に拡大して、業務日誌、毒劇物販売簿、外全書類を非会員には頒布しないことに理事会にて決定しました。即ち非会員は薬事法に基く書類を参照して、自ら作成して頂く以外に方法をなくす方策であります。従って会員は次のことを遵守して頂きます。

 1.出来るだけ本人受領方をお願いする。
 2.本人が来れないとき代理人を差し向ける場合には、必ず事務所に電話すること。電話がなければ事務所よりチェックのため電話します。
 3.受取った人は関係書類受領簿に必ず受額サインをすること。(薬局名、氏名、住所外)
 会員と非会員をここでハッキリ区別することによって会員のメリット、非会員のデメリットを自覚して頂く一方策と考えますので、御協力をお願い致します。

 組織を強化するための第3回支部対抗ソフトボール大会が無事終了致しました。各支部会員の御協力と御声援を衷心より深く感謝致します。

 詳細は別述しますが、東支部に連勝という輝やかしい記録が生まれましたが、天候に恵まれ無事故で、和やかな雰囲気の中で無事一大行事が終了しましたことを、心から感謝し喜んでいる次第です。
 支部別反省会で種々御意見があったかと思いますが、是非お聞かせ下さいませ。

   各書類頒布について
一、会員で人に依頼される人は必ず電話して下さい。
  事務所よりチェックをする事があります。
一、書類受領簿に薬局名、住所氏名を必ず記入して下さい。
一、会員でない方には各書類販売薄等は販売できません。


学術委員会より        委員長・常務理事 野仲 範子

T 学術研修会
・第8回処方せん応需に当って必要な基礎講座
  11月15日(日)PM2:00 於 市薬会館
 ○日常よくみられる眼疾患について
        大島眼科副院長 岡 義祐先生
 ○卸DI室から・‥・‥QxA
        九宏薬品DI主任 山田雅弘先生

U 関連団体事業
・市勤務部会例会
 ○栄養輸液について
         九大小児外科 水田祥代先生
  9月25日(金)  浜の町 ゆうわ家
 ○高血圧症とその薬物療法
     福大第二内科教授 荒川規矩男先生
  10月17日(土)  浜の町 ゆうわ家
 ○薬物血中濃度測定(シンポジウム)
  九大、九大歯、福大、市立こども、日赤、南福岡
  11月27日(金)  武田薬品福岡支店


薬局製剤について          薬局委員長 小村 正治

薬局製剤の使用期限について
 昭和54年10月の薬事法改正により、厚生大臣の指示する医薬品には「使用期限」を記載することが定められました。
 使用期限の表示に関する取扱いについては、関係通知(S55.10.9薬発第1330号 同薬審第1460号)に示されていますが、該当する薬局製剤についても下記の2点から要求されています。
 @ 使用期限を明示すること。
 A 使用期限表示の状況につき9月30日より30日以内に所轄の都道府県衛生主管部(局)長に報告すること。
 しかし、薬局医薬品製造業者が個々に安定性試験を行った上使用期限を決定することは極めて難しいところです。

 日本薬剤師会では、該当する17品目につき、
 @については、関係機関に委託して安定試験を実施し、このデータをもとに製造から使用期限までの期限を下記の通り設定しました。
 Aについては、薬局薬品製造業者(会員)を代表して、各県集会長が報告する等の簡略化につき当局と協議し、使用期限の状況報告は所管が都道府県でありますので、手続の簡略化について薬務課と協議の結果、会長が一括代表して報告すればよいことになりました。
 福岡県においては、県薬の神谷武信会長が会員を代表して一括報告しました。

薬局製剤の活用について
 薬局製剤は我々開局者にとっては処方せん調剤、大衆薬と共に三本の柱の一つですが、今一つ活用度が低いのではないかと考えられています。
 薬局委員会では、この際会員にとって薬局製剤が経営上大きな柱となるようその運営の方法について研究を進めています。
 現在、薬局製剤を充分活用しておられる会員諸兄もおられますが、個々では難かしい面もありますので、グループを組んで先達の考え方、学術委員会の意見等を考慮しつつ、講習会の開催(第1回目開催ずみ)、品目毎の製剤についての研究、印刷物のあっせん等進めて行きます。薬局製剤を積極的に進めたいとお考えの会員諸兄のご意見や参集をお待ちします。
 薬局委員長 小村 正治
  委 員 竹尾啓司・藤野チトミ・柴田常孝・小野信方・式町正信・井手晴子
特に指導を頂いている方
      学 術 委 員 会
      大黒隆男南支部長
      堀江秀男博多支部長
      南支部の有志諸兄

<使用制限の表:”薬局製剤の使用期限”pdf>


新しい休日急患診療センターについて    休日急患委員会 委員長 成沢哲夫

 今回は福岡市中央区薬院2丁目の福岡市医師会の敷地内に建設される、新センターについてお伝えいたします。

 新センターの建物は、鉄筋コンクリート2階建(一部3階)で、延べ面積は1,272u、ベッド数は19床あり、1階には責任者室、事務室、薬局、内科、小児科、ナース・ステーション、観察室、検査室、レントゲン室などで、2階が眼科、耳鼻咽喉科、小外科、産婦人科などになる予定です。

 着工は本年12月頃になるそうで、来年夏に完成し、センターのオープンは多分9月頃になるだろうとのことです。そこで、薬局の広さは約28uぐらいになる予定で、建築案では図1のように1階の東南の1等地に位置するようになります。

 薬局内のレイアウトは、来年4月より4回ほど委員会を開いて検討しました結果、図2のように医師会より市当局へお願いしてあります。とにかく部屋の広さが当初薬剤師会から希望していた通りにはなりませんでしたので、充分な設備の配置ができませんが、下記の表の通り備品の購入をお願いしてあります。

   現在保有の備品
     錠剤調剤台        1
     水薬調剤台        1
     作業用机         1
     オカダイ式分包機     1
     湯山式分包機       1
     湯山回転分包機      1
     スチール柵        1
     冷 蔵 庫        1
   新規購入を希望する備品
     散薬・錠剤調剤台1200   1
     錠剤調剤台600       1
     卓上殺菌乾燥保管庫    1
     サンヨー薬用保管庫    1
     局方篩過器        1
     天秤 M1kg・M1OO・CB50  1
     片袖机7号         1
     書棚  ウチダ3×6型   1

 年末年始や連休など患者数が多いときは、調剤者4名と監査者1名の5名に、ピーク時にはもう1名応援して計6名になっても充分調剤業務が出来るくらいのスペースは確保できたと思います。

 尚、新聞報道でご承知かと思いますが、センターの完成に合せて、土曜の夜間診療も行われる方針のようでありますので、会員の先生方の一層のご協力をお願いします。

 この件につきましては、最近出動者がだんだん固定化されてまいりましたから、現勢力では出動回数が約2倍ぐらいになろうかと思われます。そのようなわけで現在ご協力を頂いている会員の先生に、より多くの負担をお掛けすることになりますので、この際、新規に出動を希望される方がおありでしたら、市薬剤師会事務局まで申し出て頂いてご協力下さるようお願いします。

 新規出動者のための説明会および研修会は随時開催いたします。処方せん受入推進月間が11月に日薬サイドで実施されるなど、分業の進展も期が熟してまいりましたから、1人でも多くの先生方にご出動を頂き、特に昼間出動の医師は開業の先生方でございますので、診療業務を通じてコミニケーショソをよくする絶好の場であり、その努力が我々自身のプラスにもなり、また会の組織の強化にも繋がると思います。

 次に、最初にお伝えしました通り、新しく診療科がふえますので、それに伴って薬品の種類が若干追加されると思います。現在市医師会において各専門医会ごとに、新しく準備を希望される薬品の選定がなされています。協議の上で品目が決定次第、医薬品集の追補(U)の編集ができるように準備を進めています。センターのオープン時にはできあがり配布されることになりましょう。

 以上、報告や希望やお願いを申し述べましたが委員一同新センター完成まで、薬局の設備の充実に精一杯努力いたしますので、皆様のご意見とご希望を各区委員までお寄せ下さいますようお願いいたします。

             1981(昭56)−10.10
 休日急患委員会 委員長 成 沢 哲 夫
         東 区 藤 野 哲 朗
         博多区 岡 村 紀 子
         中央区 安 藤 満 夫
         南 区 大久保 俶 住
         西 区 獺 越   寿
         勤 務 金 山 一 彦


“胸 つ き 八 丁”     福岡市学校薬剤師会 会長 馬場正守

 学校保健法や水道法の改正に伴い、福岡市学薬でも学校の水道水を完全に検査する必要が出て来た。これに対して、福岡市薬 藤野会長の強力な御支援により、新会館建設、そして検査室等のスペースを私達の考える通りにとっていただき深く感謝しております。益々学校保健の向上、学校環境衛生向上の必要性が叫はれている今日、かかる御理解を示されたことは誠に適切なものと考えております。

 さて、市教育委員会よりも、この意に応じて昨年度より3年間の日時を要して検査機器、実験台、流し、諸設備を学薬へ貸与されることになり、目下、着々とその準備が出来つつあります。実験台 2台、大型冷蔵庫、廃水処理機、蒸留水製造機、各種の分析機等も大半が9月現在にすでに備え付けられました。市薬よりは木村理事を試験担当にして、学薬の活動に支援されることに誠に嬉しい次第です。

 但し、一方、これらの施設を駆動して、その目的を果すために、種々の法律的な規則があり、関係諸当局に登録と許可を必要とし、また内部の人的資質を満足せしめねばなりません。ここで創っているセンターは、水質検査、薬品検査等を行う以上、有害金属イオン、有機物を廃出します。そして、水質汚濁防止法の特定施設に該当し、その許可を得ることが必要で、目下申請中です。

 また廃水処理装置も、満足するものを用意しました。そして試運転を行っています。幸いなことに学薬の中にはこの水質防止法の二種免許をお持ちの先生方も多数おられ、また、水道水試験機関の登録、厚生大臣指定機関の指定も必要です。また、成績表の報告を求められる以上、通産省の計量証明事業登録も必要です。これには全国の希望薬剤師に対する口頭試問にパスし、東京での3週間の講習と試験を受けて、主任計量者資格を昨年取得いたしました。

 また今年6月には京都まで、ガスクロマトグラフィの実演講習を2名、木村、坪根両先生と同行して参加して来ました。現在、分析機器に光電比色計2台、分光光度計1台を設置し終えましたが、極めて近々に、ガスクロが到着いたします。来年は環流冷却機と、原子吸光分析機を入手する予定で、機関の指定を受けられると思います。どうも機関や機器の話しばかりで、話しが固すぎて恐縮ですが、これらも薬剤師として知らねばならないし、会としても必要性があります。

 少しく話しをかえますが、市学薬理事、監事会では、昨年以来、報告・協議事項の他に実習を取り入れて、技術の修得に努力しています。学薬は開局薬剤師が大部分で、卒業以来、現場検水以上はやっておりません。そこで、この実習に対しては2つの顔があります。

 今さらやらされて嫌だなあ、ともう1つは、久しぶりに試験管でもふりまわしてみよう、という積極的な先生方です。勿論眼は輝いています。今回採用する分析定量方法は大部分の項目が分光光度法ですので、精度は高く手を抜くと、とんでもない値が出ます。最初は全鉄イオンの定量でしたが、みな頑張って誤差わずか数%でした。

 次に直示天秤、塩素イオン定量、カメレオン消費量です。この時は各自に検量線の作成をやっていただきました。こうして学校の飲料水検査を市薬が受託し、実行は学薬会員が行う日が近まっております。

 試験項目も市教委と協議して決め、委託は会長先生に出席していただいて決めたいと考えています。この試験室は学薬会員は勿論、市薬会員ならどんどんご利用をおすすめします。9月17日から4日間、学薬ではこれらの理事先生を講師として全会員の実習を企てています。学薬も忙しくなって来ました。今まさに“胸つき八丁”です。  理事諸兄姉の奮起と、会員の一ふんばりの御協力を切に希望して筆を置きます。(東区箱崎 馬場薬局)

 福岡市学校薬剤師会の担当校(56.4)
 福岡市立   普通規模校   186校
         小規模校    14校
 福岡県立校(含む県営プール)  16校
 国 立 校            2校
       合 計      218校
 学校薬剤師会員数    75名(56.5)

福岡市学校薬剤師会講習会

 福岡市民の皆さんの(関係学校及び市教育委員会を中心とした)期待に応えて薬事衛生、環境衛生等の分野で活躍中の学校薬剤師会では、常々高度な講習会等を通じて日夜研鑽を重ねています。

 今回は下記の通り全員参加して研修会を開催しました。
  期日  9月17日、18日、22日、24日
  場所  福岡市薬会館
      3階  研修室、試験室、検査室
講師(研修指導員)
   馬場正守、高倉博、獺越寿、冨永雄造、藤原良春、椛島和子、山手嘉子、小田浩平、野田靖夫、野口美智子、木村英樹、小松秀美、堀江秀男、井原俊一、大部芳広、江頭溜

研修課題
〇水質検査中の水素イオン濃度
  (チオシアン酸第二水銀法)
○過マンガン酸カリの消費量(ヨーソ法)
○分光光度計、光電比色計、分銅計の取扱い

<第48回九州山口薬学大会>
○市学薬、研究発表
 便所の管理−くみとり便所、浄化槽便所
 昭和55年度市学薬全会員による市内211校の便所管理についての一斉調査研究発表
  馬場正守、○木村英樹

○上記大会は宮崎市サンフェニックスホテルにおいて10月24日〜25日行われ、藤野義彦、藤田胖、金枝正己の各先生が名誉ある賞を受けられ、福岡市薬会員多数が参加。各地方からの会員とともに、「医療の前進と薬剤師」のテーマの元に、日頃研磨された発表と討議が行われ、盛会を極めました。来年は大分県の予定です。


西支部の会員諸先生に     西支部長 冨永 昇蔵

 この紙面を頂きましたのを好幾として何はさておき、今日まで諸先生方ぜひ一度お便りしたいと思っていました。支部の近況やお知らせをし、併せて一層の御協力を頂きたいと思います。

 早いもので支部長をお引受けしましてもう5ヵ月になります。10月は第3回支部運営委員会の開催月に当りますが、この席上では市薬理事会や各委員会の色々の動きや通知、協義事項が各運営委員に伝えられると共に、部会長からは部会員の立場からの意見が出されます。その内容は市薬に報告され、問題点については次の支部長会で解決されます。つまり市薬と部会長が支部の運営委員会を通じて、一つの輪となって意志の疎通が出来るし一番重要な会合です。

 西支部運営の当面の問題としましては、対外的に重要なことは、調剤薬局、相談薬局いずれにしても、医師・歯科医師との対話懇親が必要ですので、現段階では西区会長と連絡をとっております。対内的には何事をするにしましても、支部会員の親睦が何よりも大切なことになります。先づ運営委員の親密な連絡打合せ、会員の意思の尊重を目標にしてきました。幸いに先生方の格別のご協力を得まして、親しみの中にその実をあげて来つつあることを喜んでおります。次の段階では部会内外の会員同志の親睦ですが、唯今委員の先生方にその方法を研究して頂いておりますのでそのうち詳細がお知らせできるものと思います。

 市薬行事のソフトボール大会へ全員参加の呼びかけ、又年2回以上の部会開催、全員出席の要望もそれらの線に沿うものです。次に決算事項と連絡お願いごとを申し上げます。

@ 支部運営委員は、1.獺越寿(副支部長、休日急患センター委員、西新部会長)、2.野田靖夫(会計、組織委)、3.宮崎和人(社保委)、4.式町正信(薬局委)、5.吉田斌(姪浜)、6.本村精也(七隈)、7.清水達三(原)、8.山崎陽(友泉)  9.栗田邦彦(別府)の市薬委員と部会長の先生。

A 市薬代議員は、1.宮崎和人、2.山崎陽、3.獺越寿、4.式町正信、5.吉田斌、6.野田靖人、7.本川栄、8.清水達三、9.冨永昇蔵、予備・波多江キクの諸先生。
B 部会長の任期は1年では十分に動きかねますので、支部長にあわせて以後2年間です。
C 支部運営委員会は隔月年に6回開催、部会は少くとも年3回開催要望。
D 西支部会費は年2千円です。
E 薬局製剤の包装化は、県薬方針でグループで実施することになりました。又白衣のネームプレート製作も併せて委員で研究中です。
F 九州薬事新報紙上に市薬からの周知事項がのりますので、部会で一括購読をおすすめしております。
G 今年度は薬剤師会費を早期納入して頂いて有難うございました。来年度も今年同様に部会と共に御準備の程をお願いします。
H 西支部が強化されるように新会員の勧誘に御協力下さしも御連絡下されはお伴します。
I 薬剤師連盟会費の納入は、来年3月末日です。
J 薬局製剤申請と医薬品副作用被害救済基金拠出金の未済の方ほ早急にお済ませ下さい。
K 西区医師会・歯科医師会名簿、未加入会員名簿は、運営委員の手許にあります。
L 今日までの開業申請書申込の受付は12名で名義書換えの外大半は開業済のようです。

 7.13 平井ミズエ(飯倉4)
 7.20 渕上 栄一(名儀書換え)
 7.25 桑野 陽三(旧ハトヤ薬品引継ぎ)
 8.21 萩原 国枝(旧長尾薬品引継ぎ)
 8.29 児島 広事(小田部1)
 9. 5 小田 芳郎(次郎丸)
 9.25 島田 英治(次郎丸87)
 9.28 日吉 益己(ストア内位置変更)
 9.28 佃  信枝(旧ホシグマ薬品引継ぎ)
 9.29 原田 温子(原北薬局再開)
 9.30 和田 英夫(キッセイ薬品荒江)
の諸氏で、申込書コピーは所属部会長のところに送ってあります。

M 11月は分業推進月間で、詳細な説明会が10月17日に行われる予定です。
N 市薬主催の第3回ソフトボール大会が9月27日、秋晴れの空の下舞鶴小学校校庭で行われました。西支部は好運をのがして3位にとどまり残念でした。しかし選手、応援の先生方の親睦風景は楽しいものでした。来年はもっと沢山の方にお集り頂いて、夜は楽しく懇親会をもちたいものと思います。

 最後に、来年5月10日西区は新3区に分れます。当然薬剤師会も会員の意思によって3支部に分れて活動するようになるかと思います。医師会も歯科医師会もお話をお聞きしますと、当面の問題として真摯に研究中とのことです。市薬−西支部−部会−会員、このパイプを出来るだけ早く太く、組織を強力にしておかないと対外的に対内的に私共会員お互が困ることになりかねません。数も力です。会員の増強も絶対必要です。

 私は任期一杯市薬の諸先生の御指導の下で、運営委員並びに会員諸先生の絶大な御協力を何よりの力として、会員諸先生のお役に立つ西支部にしてゆきたいと思います。 以上報告やらお願いやらを卒直に申し上げ、御協力の程をお願いして西支部会員諸先生への御挨拶と致します。
                    (56.10.1)(西区西新 冨永薬局)


◆ 素晴らしい先生 ◆

福岡市薬剤師会代議員会議長 副島 恒夫

 私は昭和10年長崎薬専を卒業するや間もなく薬剤師会に加入することができました。 卒後早い期間に会に参加する人は僅少ではないかと思いますが、今考えてみると早い時期に薬剤師会に加入させて頂いて本当に幸であったと思います。それは色々と数多くの恩恵を戴くことが出来ました。

 沢山の先輩との交誼を頂き、凡ゆる面において御指導を頂き、私の薬剤師としての人生を力強く生き抜く原動力を与えて頂きました。今思いますに、当時の薬剤師会と現在の薬剤師会を比較してみると、実に驚くべき発展を現在はしていると思います。

 藤野会長が就任された年に会の機構改革が行われ、代議員制が実施されて、それ以後特に人格、学識共に優秀で実行力のある人材が選抜され、充実した組織の基に会としての運営が整然と確実に実行され、凡ゆる面において前進していることであります。会として多忙、且多難の時でありますので特にその様に感ずるわけです。

 会長、副会長、専務と各その流れにつづいて8つの部会があり、又、学術、組織、事業の部会には夫々委員会があり切磋琢磨されその実力を発揮されています。このように薬剤師会の発展並びに薬剤師自身の向上のため奉仕努力されている先生方の数は50〜60名に達すると思いますが、この50〜60名の先生方の捨身的の御奉仕のお蔭で私達個々の薬剤師が有意義にその日を事なく過さして頂いていると思います。

 役員の先生方も私達同様開局薬剤師の方が大部分でありますが、自分の大切な家業(薬局経営)の何日かを犠牲にして、否何日かではなく特に重要なポストにある先生は、家業を殆んど捨てて会のために精進して頂いておりますが、実に尊いことであります。

 誰でも自分のことが一番大切であると思いますが、にも拘らず我々薬剤師の向上のため献身的に努力されておりますことを思いますと、我々会員としてお世話になるはかりでは甚だ申訳ないと反省します。せめて個々会員として役員の先生の仕事が完全にスムースに且つ成功成就に運はれるよう最大の協力をする義務があると痛感します。

 組織部では未加入薬剤師(開局その他)の会への入会促進に努力されておりますが、残念ながら無関心の方がおられるようで、そのような方は何を考えておられるだろうかと考える時があります。薬剤師会に入会することにより種々の恩恵を受け且つ薬剤師としての職能を自覚することが出来、世のため、人のために奉仕できる立派な薬剤師となり、社会からも尊敬される薬剤師としての地位向上にもなると思います。

 会員全員で入会されるよう努力せねばと思います。誰にもわかりきったことをダラダラと書いて申し訳もありませんが、平凡なことに大事なことがあるように思えたからです、お許しを!

 役員先生方の清い、尊い、力強い御努力に対し、頭を低く低くさげて心から感謝申し上げると共に、御健康と御健斗を祈念して稿を終らせて頂きます。御苦労様です、有難うございました。
                     (中央区唐人町 つるや薬局)


◆ 法の日にあたって ◆

福岡市薬剤師会代議員会副議長 九州大学恵愛団薬局長 清水 水一郎

 今日、10月1日は法の日ですので、薬剤師にとって最も身近な法律である薬剤師法を読みなおし感じたことを述べてみます。

 法は、いうまでもなく、社会の秩序を維持し、人々の幸福な生活を守るために、多くの人々の英知をあつめてつくられたものであり、特に法の法たるゆえんは、強制力を伴うことにあり、慣習を超越し、新しい制度を確立してゆくには、どうしても法の力を必要とします。

 わが国でほ戦後、占領軍の勧告とはいえ、旧医療制度から脱皮するため、新しい医療法、薬剤師法が制定され、医師の他方せんの発行義務と薬剤師の調剤権が明確にされ、近代医療の中のシステムとして、医薬分業の導入が図られましたが、残念ながら、分業の気配が感じられるようになってまだ数年しかたっていません。法治国家の法の常識といえる強制力という点からすれば、もう少し薬剤師の調剤権が確立され、分業が普遍化していてよいのではないかと思います。

 ここでまず、薬剤師法の中で、医薬分業の基本となる調剤が、どのように規定されているかを改めてみてみると、
 第19条 薬剤師でないものは、販売又は授与の目的で調剤してはならない。ただし、医師若しくは歯科医師が次に掲げる場合において自己の処方せんにより自ら調剤するとき、又は獣医師が自己の処方せんにより自ら調剤するときは、この限りでない。

 一、患者又は現にその看護に当っている者が特にその医師又は歯科医師から薬剤の交付を受けることを希望する旨を申し出た場合

 二、医師法第22条各号の場合又は歯科医師法第21条各号の場合

 となっており、薬剤師の調剤権が明確に規定されております。そしてこの条項の中で、特に注意しなけれはならないのは、第2項の医師法第22条云々の、いわゆる除外8項目といわれる部分でありますが、これとても、特殊な場合の医師・歯科医師の処方せんの交付義務を解除しているにすぎず、1項、2項ともに薬剤師以外が調剤する場合は、医師・歯科医師自らの調剤を義務付けています。

 要するに調剤とは薬剤師がするか、それ以外の特殊な場合医師・歯科医師・獣医師が自己の処方せんにより自ら調剤する場合に限られ、この四者以外による調剤は行っていけないことに法的には規定されています。

 では次に薬剤師は、調剤を概念として、どのようにとらえたらよいのか。

 九州大学薬剤部長・堀岡教授はNHPA(日病薬会誌)6月号に、「調剤とは、医師、歯科医師らの処方により、薬品を使用して特定の患者の特定の疾患に対する薬剤を、特定の使用法に適合するよう調製し、患者に交付する業務をいい、薬剤師の職能(薬剤師法第19条)により、患者に投与する薬剤の品質、有効性および安全性を確保することを目的とす。調剤を実施するには、処方監査、薬剤調製、服薬指導の3つの要素がある。それを支えるものとして、医療担当者としてのフィロソフィと広範な薬学の学識と技術を必要とする」と述べられています。

 このような調剤とは、広範な医・薬学の知識と技術を必要とする、法的にも裏付けされた薬剤師の専門業務でありながら、現実はどうでしょう。一般開業医では無資格者である看護婦、事務員らにより、公然と日常業務として行なわれています。特殊な場合として認められている医師、歯科医師自らによる調剤も殆んど行なわれず、無資格者により調剤されているのが実情です。薬剤師法第29条には調剤についての罰則条項がありますが、これら無免許調剤に適用されたという話はまだ開いたことがありません。

 薬剤師法の最重要部分である調剤に関する条項が、法のもつ常識として強力、適正に運用されないのが、よく納得できません。これでは多額の国費をついやしての薬学教育、ライセンス取得のための国家試験が何のためにあるのかさえ、疑問に思いたくなります。

 又医療保険の中で、今後改善してゆかねはならぬ、病診薬剤師の技術料の適正評価も、この調剤権をはっきりせぬ限り、むずかしい問題として残るのではないでしょうか。

 日薬、日病薬では、この現実を正視し、共通の問題として当局に対し、法としての適正、且つ積極的な運用を要望し、早急に問題を解決しておく必要があるように考えられます。

 法の日に当たり、薬剤師法を読みなおして、感じたことを述べてみました。


薬と健康の週間

 例年 厚生省、日本薬剤師会及びその下部組織が主催して、10月17日より1週間全国的に実施されます。その目的は、
@ 薬の持つ特質及びその取扱いについて
A 薬剤師の役割に関する正しい認識を広く国民に浸透させ、国民の保健衛生の向上に寄与することにあります。

 福岡県では、薬務課と福岡県薬業連合会が主体となり、その行事の一つとして、中央区天神地下街イベントコーナーにおいて10月、20、21、22の3日間、薬草展、その他のパネル展等を行い、「薬の正しい使い方」の指導相談を行いました。

 福岡市薬では、各会員店頭において地域住民の啓蒙にあたると共に、展示場においては会場の設営、指導相談に多数出動し、好評を得ました。
 出 動 者
    古賀隆、木村英樹、磯田正之、冷川襄、堀江秀男、上田ヨシエ、小田浩平、藤原良春、小村正治、三津家正友、外


日本薬剤師連盟
 参議院議員推せん候補 石井 道子氏(薬剤師)に決定

 日本薬剤師連盟では、9月17日総会で石井道子氏を次期参議員候補として推せんすることに決定しました。

 石井道子氏は、埼玉県議(2期)の豊富な経験と識見をもたれ、将来を嘱望される方で、自民党公認を得て、日本歯科医師連盟と共闘を組むことになりました。

 前回の参議員選挙においては、日薬連では日本歯科医師連盟と共闘を組んで、関口恵造氏を推せん見事栄冠を得ましたが、次期参議員選挙においても前回同様諸士の奮起を期待します。

 日薬連では、総会において日薬A会員を対称として特別会費24,000円(本年度12,000円、次年度12,000円)を決定しました。

 市薬では、本年度特別会費として1万円(57年3月まで)を集めさせて頂くことになりました。出費多端の折恐縮ですが、我々の唯一の代表のために御協力をお願いします。


受賞おめでとうございます

法務大臣賞
   小 松 真佐雄 先生
   (中央支部春吉部会 ヤナギ薬局)
    先生には永年保護司として御活躍中です。

薬事功労者県知事感謝状
   藤野 義彦 先生
    (会長・東区  ふじの薬局)
   山手 陽一 先生
   (商組専務理事・中央区  山手薬局)

九州山口薬学会表彰
   藤野 義彦 先生
   藤田  胖 先生
   金枝 正己 先生


おくやみ申し上げます

高島 康和 先生

(南区  きくや薬局)
 昭和56年7月21日 心臓麻痺のため逝去
            行年 64才

渡辺 荒次郎 先生
(博多区  精々堂薬局)
 川口屋相談役・牛津製薬社長
 昭和56年10月24日   行年 71才


第三回市薬 親睦ソフトボール大会

 恒例の市薬主催、支部対抗ソフトボール大会は雲一つない晴天に恵まれ、日頃患者との応待に多にな諸兄も1日中童心に帰って白球を追い続け、チビッ子を含む多数の応援の会員諸兄と共に親睦の輪は大きな広がりを見せました。

 と き 9月27日午前9時開会
          午後5時終了
 ところ 中央区  舞鶴小学校校庭

試合経過
 前年度優勝の東チームより優勝カップ返還後、藤野会長の始球式により開幕。試合終了後、
◎表彰式
  挨  拶  大会委員長 藤野義彦会長
  成績発表        冨永泰資副会長

熱戦の結果
優 勝   東 区   3勝0敗
準優勝   博多区   2勝1敗
3 位    西 区   1勝1敗
4 位    中央区   0勝2敗
      南 区   0勝2敗

ホームラン打者表彰
 東 区 松井昌也、藤野哲朗、平川雅章、村田博昭
 中央区 高須俊昭A
 南 区 なし  博多区 斉藤たかしA、山田雅弘A、大島利彦A、高丘 章、斉藤ひさし
 西 区 川添成人A、仲上一成、小田芳郎
    合計13名 18本

出場選手(順不同)
 東区チーム
  磯田正之、磯田秀幸、松井昌也、藤野哲朗、正岡 正、井原俊一、村田博昭、中尾泰史、佐々木、平川雅章、米村
 博多区チーム
  堀江秀男、斉藤徹雄、冷川 襄、冨永雄造、石井雅明、大島利彦、高丘 章、山田雅弘、木原 、斉藤ひさし、斉藤たかし、西依 、中嶋達雄、柴田常孝
 南区チーム
  大黒隆男、高倉 博、川畑健二郎、大久保俶住、日吉益己、深見俊彦、成沢哲夫、熊沢正純、木村英樹、山口 博、古庄 、村田正利、有田俊雄、小村正治、赤坂信和、岩永栄次
 中央区チーム
 中野 佐、中野 寛、大賀研一、片山新一、原口敏夫、松枝茂雄、西森基泰、古賀 隆、光安竜彦、高須俊昭、小野 、白木太一郎、北本 実、三津家正友
 西区チーム
 冨永昇蔵、冨永泰資、獺越 寿、藤原良春、仲上一成、式町正信、川添成人、小田芳郎、宮崎一大、清水達三、波多江敬三、本川栄、野田靖夫、淀川 、竹尾啓司

熱戦の結果pdf

担当  組織委員長 竹尾啓司


第四回市薬主催ゴルフコンペ

と き  9月6日 日曜日
ところ  和白カントリークラブ
出場者  26名

試合経過 優 勝  坪根百彦
     準優勝  豊福利治
      1 位  勢島 充
     ニアピン 豊福、高倉
     ドラゴン 大島、光安
     最多OB  村田

 参加御希望の方は市薬事務局まで申込み下さい。御案内します。次回は11月下旬の予定。
       係 組織委員長 竹尾啓司


表紙に寄せて ミレスの“神の手”
                    市薬常務理事 九大薬剤部 野仲 範子

 九大病院の正門をくぐるとこの附近では珍らしい広さを持った庭園が迎えてくれる。

 創立75周年の記念庭園として昭和53年に造園された。当初は庭木もまはらな感じでやたら広く思われたが、最近では木々の枝葉も繁り、小道を歩けば林の中の散歩道の気分にしてくれるほどになった。さまざまな緑のハーモニーが、また四季の彩りが患者や職員のなぐさめとなっている。

 その庭園の一隅にブロンズ像が立っている。高い台座の上に大きな左手があり男性が乗っている像である。スエーデンの高名(ということである)な彫刻家ミレス作の“神の手”と題するもので、医療の場にふさわしいとして選ばれたそうである。

 写真では残念ながら良くわからないが、中央の高い台の上がそれである。


お知らせ

◎広田弘毅先生銅像建設
   (期成会長 進藤一馬)

 郷土が誇る元総理大臣 広田弘毅先生の銅像が中央区城内に建設されようとしています。その期成会に、藤野義彦会長が常任理事として就任し建設に努力しております。

 市薬会見、有志の先生方より過分の御寄進を頂き、社団法人福岡市薬剤師会として寄付いたしました。御協力厚く御礼申し上げます。

◎飲料水検査事業について

 福岡市の委託事業として市立小・中学校の飲料水の検査事業等が予想されていますが、事業を行うについては、県知事の登録を受けなければなりません。
 市学薬・馬場正守会長の手によって、登録申請作業中。

◎福岡県薬会館建設について
  (226回県支部連絡協議会 9月29日より)
 県薬代議員会においてすでに承認を得ている会館建設の構想が進んでいます。
   57.6月着工
   58.2月完工
   鉄筋コンクリート4階建(構想)

◎福岡県薬剤師会名簿作成
  昭和56年10月1日付で、新しい会員名簿を作成します。
  会員の団結と親睦に御利用下さい。

◎福岡県女子薬会報第10号
  25周年記念号発行
  福岡県女子薬剤師会の発展を祝します。

◎県衛生部薬務課移動
  課長補佐 水越 正幸 氏(新任)

◎薬剤師年金の勧誘について
 募集活動を三井信託銀行が行います。担当者が来局しましたらよろしくお願いします。

◎保険調剤梼別会費の所得申告上の取扱い
 ●10万円以下の場合は雑費
 ●10万円以上の場合は、資産勘定にあげ5年償却となります。

◎書籍予約注文について
 書名:「第10改正日本薬局方解説書」
    日本薬剤師会会員版(縮刷版)
    (上質紙使用、3分冊、装丁充分)
 価格:22,500円(送料共)
 締切:11月末日 (代金が届いた分についてのみ、限定製作いたしますので、11月末日以降のお申込は受付けできません)
 送金先:郵便振替  東京3−35238
           日本薬剤師会
 申込み:日本薬剤師会 学術業務課
 発送:12月末〜1月上旬  会員へ直送

清水文庫新購入図書
漢方業務指針        日本薬剤師会編
薬剤師のための薬剤学        〃
薬剤師のための毒性学        〃
薬 価 基 準           〃
   〃     追補版      〃
医 薬 品 集 追補版   九州大学病院編
岩波国語辞典 第3版     西尾、岩渕、水谷編
54年度衛生統計年報     福岡市衛生局編

事 務 局
 正確、迅速をモットーとする事務局では、会員の皆様の御来訪をお待ちしています。
     事務長  吉 田 義 生
     事務員  肥 高 豊 子
      〃   家 永 行 子
      〃   一 瀬 千賀子


福岡市薬事務所来訪者名

56.4. 7 芳野茂実 福岡銀行業務渉外課長新任 あいさつ
  4.27 芳野茂実 福岡銀行業務渉外課長
      岡本章輔  〃    代理
           融資継続の件
  5.16 中原文明 福岡市教育委員会学校保健課長新任 あいさつ
  6.22 松尾貞義 長崎県薬剤師会長
      寺岡昭夫 長崎市薬剤師会副会長
           市薬会館見学
  7.27 西名利生 熊本県薬剤師会長
           休日急患診療の件
  8.11 植田弘法 九宏薬品(株)退任あいさつ
      久保光正  〃   新任あいさつ
      木瀬克彦  〃 専務理事あいさつ
  9.17 花田時雄 福岡銀行博多駅東支店企画渉外係長
      安田儀壮  〃     支店長代理
           あいさつ
  9.24 福島忠夫 福岡市国保年金課管理係長
           医療費通知の件


福岡市薬剤師会部会長名簿

       部会名     部会長名     住所(福岡市)
 東 区E  香  椎   正 岡 民 次   東区美和台2丁目
       名  島   松 井 昌 也   〃 松崎
       箱  崎   馬 場 正 守   〃 箱崎1丁目
       馬  出   磯 田 正 之   〃 馬出2丁目

 博多区G  千代吉塚   梅 原 茂 敏   博多区吉塚1丁目
       月  限   伴   洋 子   〃  立花寺
       博多東    高 杉 正 典   〃  博多駅前3丁目
       博多西    児 島   豊   〃  中洲5丁目
        浜     三 根 孫 一   〃  綱場町
       住  吉   冷 川  襄    〃  住吉3丁目
       板  付   斉 藤 徹 雄   〃  板付4丁目
       雑  餉   藤   幸 江   〃  銀天町

 中央区F  春  吉   森 田  明    中央区清川1丁目
       大  名   白 木 太一郎   〃  大名1丁目
       警  固   安 藤 満 夫   〃  警固1丁目
       簀子当仁   山 手 陽 一   〃  大手門2丁目
       六木松    碇   道 良   〃  六本松2丁目
       平  尾   西 森 基 泰   〃  平尾4丁目

 西 区E  別  府   栗 田 邦 彦   西区別府4丁目
       友  泉   山 崎   陽   〃  長尾1丁目
       西  新   獺 越   寿   〃  西新4丁目
       七  隈   本 村 精 也   〃  飯倉4丁目
         原    清 水 達 三   〃  大字原
       姪  浜   吉 田   斌   〃  下山門

 南 区E  長  住   大 神   勤   南区長丘5丁目
       高  官   岩 永 栄 次   〃  高宮3丁目
       野  間   古 賀 茂 次   〃  中尾2丁目
       老  司   川 畑 健次郎   〃  屋形原
       大  橋   具 島 敬 治   〃  大橋1丁目
       井  尻   上 野 弥久次   〃  井尻5丁目

 東 支部長  磯 田 正 之          西支部長  冨 永 昇 蔵
 博多支部長  堀 江 秀 男          南支部長  大 黒 隆 男
 中央支部長  国 武 一 人


==市 薬 日 誌==

6月  2日(火)やまと調剤薬局訪問(古賀、成沢)
   23日(火)三役会(12時半から)
        理事会(14暗から)
   26日(金)県薬臨時代議員会
7月  7日(火)休日急患委員会
    8日(水)支部長会
   14日(火)薬局委員会
   20日(月)福岡市献血推進協議会(藤野)
   21日(火)理事会
   24日(金)勤務部会例会(三鷹ホール)
   25日(土)学術研修会
   26日(日)卒後教育スクーリング(県薬)
   28日(火)県薬支部連絡協議会
8月  14日(金)〜16日(日) 休業
9月  2日(水)理事会
   11日(金)休日急患委員会
   16日(水)支部長会
   22日(火)組織委員会
   27日(日)市薬ソフトボール大会(舞鶴小学校校庭)
   29日(火)薬と健康の週間小委員会(藤野、古賀)
   29日(火)県薬支部連絡協議会(藤野、古賀、高倉)
   30日(水)三師会(市薬当番)(藤野、古賀、竹尾、高倉)
10月  1日(木)医師会長、副会長と懇談(医師会)(藤野、古賀)
    6日(火)社保・薬局合同委員会(分業推進月間について)
    9日(金)理事会
   12日(月)支部長会
   13日(火)創健講習会
   17日(土)分業推進応諾説明会(武田ホール)
   20日〜22日 薬と健康展(天神地下街イベントコーナー)
   23日(金)福岡市計量協会理事会(藤野)
   24日〜25日 九州山口薬学大会(宮崎)


==会 長 日 誌==

6月 3日 県薬監査会へ出席
   9日 西支部懇話会出席
  10日 県南組三者協議会
  11日 県薬理事会・市薬組織委員会
  13日 東支部役員会へ出席
  14日 市薬女子職員吉岡千賀子結婚式に出席
  15日 薬務課長と打合せ
  17日 県医師会、県薬剤師会の正副会長会
  19日 福薬連理事会
  20日 福岡市勤務薬剤師会総会に出席
  22日 薬剤師賠償責任保険審査、九州各県合せ会
  23日 理事会
6月26 日 県薬決算代議員会
  28日 東支部の総会に出席
7月 2日 福岡市勤務薬剤師会に出席
   8日 支部長会
  14日 県薬局委員会
  20日 市献血協委員会
  21日 理事会
  25日 処方せん応需講座
  28日 県薬支部長会
8月 6日 薬務課長と打合せ会
   8日 九州山口薬学大会代表者会
  11日 福薬連理事会
  28日 県薬理事会
9月 2日 理事会
   4日 県薬会館プロゼクト委員会


==編 集 余 滴==

 今回は会員を代表して代議員会議長、副議長に御寄稿をお願いしました。

 副島恒夫議長の薬業界における長い豊かな御経験にもとづいた御意見は、温厚な先生の面影と共に我々に深い感銘を与えます。

 清水水一郎副議長は、広い御見識の中から我々がつい忘れかけていた「法」と云う最も重大な事柄を親しく御指導下さっています。

 秋漸く老い、稲穂も実れば、支部長、部会長先生方の御努力も実り、会員諸兄の会に対する御認識も高まり、会員の団結いよいよ固く、御同慶の限りです。

 原稿頂きました諸先生方、編集にあたり御指導下さった諸兄に感謝します。

 広報部では、会員諸兄の御意見、御投稿をお待ちしています。次号は2月末の締切です。

 広報担当  常務理事 三津家正友