「うっかり日焼け」にご用心!!
4月に入り、桜の季節から新緑の季節へと移り変わる中、外出が楽しい時期になりました。しかし、この時期に注意したいのが「紫外線」です。
環境省のデータ等によると、4月の紫外線量は、残暑が厳しい9月と同等と言われています。冬の間に紫外線への耐性が弱まった肌にとって、春の急激な紫外線増加は大きなダメージとなります。「まだ夏前だから」と油断していると、知らぬ間にシミやシワの原因となる「うっかり日焼け」を招いてしまいます。

紫外線対策と早めのケア
紫外線対策は、「日差しを浴びる前」の準備が重要です。
- 物理的対策:日傘、帽子、サングラスを活用し、直接肌に日光が当たらない工夫をしましょう。
- 日焼け止め:外出前はもちろん、屋内にいても窓からの日差しで日焼けをするため、日常的な使用が推奨されます。
4月は新生活や大型連休の準備で忙しく、スキンケアまで手が回らない方も多いと思いますが、今の時期からのケアが数年後の肌を守ります。
セルフメディケーションの活用
そこで役立つのが、市販薬(OTC医薬品)や医薬部外品、化粧品を上手に使ったセルフメディケーションも有効です。
最近では、様々なタイプの日焼け止めや日焼け後の炎症を抑える塗り薬などがドラッグストアで購入可能です。また、外側からの遮断だけでなく、抗酸化作用のあるビタミンCや、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を助けるビタミンB2・B6などを補給することも、ダメージを受けた肌の回復をサポートします。
また、日焼けによる肌トラブル対策として購入した対象の市販薬は、確定申告で所得控除を受けられる「セルフメディケーション税制」の対象となる場合があります。対象製品のレシートは大切に保管しておきましょう。

知っておきたい「SPF」と「PA」の選び方
日焼け止めに記載されている数値は、防げる紫外線の種類が異なります。
- SPF (Sun Protection Factor):主に肌の表面に炎症(サンバーン)を起こすUVB(紫外線 B 波)を防ぐ指標
- PA (Protection Grade of UVA):肌の奥深くまで届き、シワやたるみの原因となるUVA(紫外線 A 波)を防ぐ指標
4月は、波長が長く天候に関わらず降り注ぐUVAが急増するため、PAの値(+の数)にも注目して日焼け止めを選ぶことが重要です。
※薬剤師が伝えたい「光線過敏症」への注意
一部のお薬(血圧の薬、解熱鎮痛剤、貼り薬など)を服用・使用している場合、直射日光を浴びることで皮膚に赤い発疹やかゆみが出る『光線過敏症』を起こすことがあります。春先に外出が増える際は、現在使用中のお薬と紫外線の影響について薬剤師に相談しましょう。

まとめ
紫外線による肌への影響や、日焼け止めの選び方には個人差があります。敏感肌の方や、どのお薬を選べばよいか迷われたときは、お近くのかかりつけ薬局へお気軽にご相談ください。
あなたに合った対策で、春の陽気を健やかに楽しみましょう。
