福岡市薬剤師会

会員管理システム

福岡で観察できる薬草

クサスギカズラ

ユリ科
クサスギカズラ
学会名 Asparagus cochinchiuensis (Lour.) Merr.
中国名 天門冬
生薬名 天門冬(テンモンドウ)
薬用部 根の肥大部
利用法 民間薬:鎮咳、滋養強壮の目的で薬用酒として服用。 漢方薬:滋陰降火湯、清肺湯、麻黄升麻湯。
特徴 関東南部以南から沖縄及び台湾、中国の暖帯、亜熱帯に分布し、海岸の砂地に自生するつる性多年草。茎は下部が木質化し、上部はつる性となる。葉は目立たず、細い枝につく葉は広卵形で軟らかく、太枝につく葉はトゲに変化している。5 〜 6月、葉の脇に淡黄白色の小花を2〜3個づつ咲かせる。地下には紡錘形に肥大した多数の槐根をつける。
食用のアスパラガスと同属である。
由来 日本名は草杉 で、独特の細い葉の様に見える枝を杉の葉に見たてたことによる。

福岡市薬剤師会、医薬品についてのお問い合わせはこちらCONTACT

お問い合わせ