福岡市薬剤師会

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福岡で観察できる薬草

クコ

ナス科
クコ
学会名 Lycium chinense Mill
中国名 枸杞
生薬名 根:(局)ジコッピ(地骨皮)  葉:枸杞葉  実:(局)クコシ(枸杞子)
薬用部 根、葉、実
利用法 民間薬:高血圧に葉を煎服。解熱、鎮咳に根の皮を煎服。疲労回復に実を薬用酒として服用。漢方薬:地骨皮湯、瀉白散、清心蓮子飲(地骨皮)。 杞菊地黄丸(枸杞子)。
特徴 本州、四国、九州、沖縄及び朝鮮半島、中国、台湾に分布し、山野や川原に自生する落葉性低木。樹高1〜2m。5〜6月、薄紫色の花を咲かせる。10 〜11月、真っ赤な実を結ぶ。種子でも繁殖するが、枝が地面に接触すると根を出し繁殖力は旺盛である。クコは中国料理や薬膳料理によく使用される。
由来 枸(カラタチ)のようなトゲがあり、杞(コリヤナギ)のように枝がのびることによる。

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