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福岡で観察できる薬草

カニクサ

フサシダ科
カニクサ
学会名 Lygodium japonicum (Thunb.) Swartz.
中国名 海金沙
生薬名 海金沙(カイキンシャ)
薬用部 胞子
利用法 民間薬:利尿、解毒に煎服。   漢方薬:海金散、行湿補気養血湯。
特徴 関東以西、四国、九州及び朝鮮半島、中国に分布し、山野に自生するつる性シダ植物。地上には茎がなく、2〜3mに伸びるつるは葉の中軸で、地上部全体が1枚の葉である。シダ植物の中では珍しく他のものにからみつき繁殖する。夏から秋に胞子のうを紙の上ではたいて、黄褐色の胞子を集めて薬用とする。別名ツルシノブ。
由来 京都近辺の子どもがこのつる草で蟹を釣り上げるのに用いたことから方言でカニグサがカニクサとなったことによる。 別名ツルシノブは小葉がシノブに似てつる性であることによる。

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