オトギリソウ
オトギリソウ科科学会名 | Hypericum erectum Thunberg |
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中国名 | 小連翹 |
生薬名 | 弟切草(オトギリソウ) |
薬用部 | 全草 |
利用法 | 民間薬:鎮痛、月経不順に煎服。止血、腫れものに外用。 |
特徴 | 北海道から、九州及び朝鮮半島、サハリンに分布し、山野に自生する多年草。草丈20 〜 60cm。葉は対生で透かしてみると黒い油点があり、葉柄は無く、茎を抱いている。6〜8月、黄色い花を咲かせる。服用すると、日光皮膚炎を起こすこともあるので注意を要する。同属のセイヨウオトギリソウはヨーロッパで昔からリラックスハーブとして用いられてきた。セントジョーンズワートと称し、ドイツ、フランス等でエキスを 抗うつ薬として市販されている。 |
由来 | その昔、鷹匠が秘伝の薬(オトギリソウ)で鷹の傷を治していたが、それを人に漏らした弟に怒って切りつけたことによる。その返り血が葉に飛び散って油点となったといわれている。 |