» 福岡で採れる薬草

福岡で採れる薬草データベース

『福岡の薬草手帖』として本になっています

薬草データベースは本になっています。ご購入の際は、福岡市薬剤師会事務局までお問い合わせください。
《福岡市薬剤師会=092(714)4416・1890円(一般販売価格:税込)》
福岡の薬草手帖
(社)福岡市薬剤師会と福岡市は、昭和61年より秋の健康週間行事の一環としてウォーキングと薬剤師による解説付き薬草観察を兼ねた薬草観察会を企画致しました。平成17年より20周年の記念事業として身近な「福岡の薬草」を本として取りまとめました。
編纂:福岡市薬剤師会
監修:長崎国際大学薬学部教授、九州大学薬学部特任教授、九州大学名誉教授 正山征洋

薬草観察会

福岡市薬剤師会では、年に1回、薬草観察会を開催しています。 ゲンノショウコやセンブリ、カキドオシなど、実は、私たちの周りには薬草がいっぱい!身近な野山の薬草を、薬剤師たちが案内する、1日観察会の様子を紹介いたしましょう。

 開催日は、約1か月ぐらい前に福岡市の広報紙に告知されます。抽選で毎回100名ほどが参加。
当日は、20名ほどのグループに薬剤師が2名ずつ同行して、薬草の名前、効用、特徴などを説明していきます。

開会式では「この会は、観察が主体で採取は絶対にしないこと。
野草は将来的に残すべき大切な資源であること。
100人が1本ずつ採れば100本なくなるということ」の説明があり、「10月ぐらいまではスズメバチと遭遇することもあるので、そのときは払ったり、大声を出したりせず、動かないで」といった注意事項も。そして、いざ山道へ出発です。

 ジメジメした場所にあるドクダミ、人の通る山道で見かけるオオバコ……よく見る野草が、
薬になることを知って驚く声も度々。何度も参加しているベテランさんは、説明の前に、「これはキツネノボタンね!」と
間違いやすい毒草もすらりと答えたり、「昔は、ドクダミを肌に塗ったり、お茶にしたりしていましたよ」と体験談を話したり。
みなさんそれぞれに、スケッチをしたり、デジカメを撮ったりしながら楽しんでいる様子です。

 薬草観察会に持っていくといいものは、ルーペ、筆記用具、メモ帳やスケッチブック、そしてデジカメなど。
最後に、その日に見つけた薬草に関するクイズ大会もあるので、メモをとっておくといいかもしれません。そしてどうぞ、お弁当も忘れずに!

 毎回、40 ~ 60 種類の薬草を見つけることができるのだとか。
次回は、ぜひ、『福岡の薬草手帖』を片手に参加してみませんか?

著作権について

福岡市薬剤師会ホームページ内、福岡の薬草データベースに掲載している個々の情報(文章・写真・イラスト等)に関する著作権は、原則として福岡市薬剤師会に帰属します。

当データベースの内容について、「私的使用の為の複製」や「引用」など著作権法上認められた場合を除き、無断で複製・転用することは出来ません。

植物の分類階級について

植物の持つ特徴の共通性に応じて、植物を門、綱、目、科、属と分類して行き基本の種に致る。
同種でも別種のように見えるが、違いが連続的な場合、あるいは地域的な特性によって違っていると考えられるものは亜種とされる。
また同種と考えられるが、遺伝的に少し違った特徴が伝えられるものは変種とされる。
又、同種と考えられるが、一部の特徴が違っているものを品種とする。
品種の例としては日本のイネのササニシキやコシヒカリ、アキタコマチといったものがある。

例えば、ウメの分類階級は次のようになる。

  • 界・・・植物界
  • 門・・・被子植物門
  • 綱・・・双子葉植物綱
  • 目・・・バラ目
  • 科・・・バラ科
  • 属・・・サクラ属
  • 種・・・ウメ

用語の説明

1年草
種子が発芽するとその年に開花して実を結び枯れる草本植物。
越年草
秋に発芽し冬を越し、春になって開花して実を結び、夏までに枯れて種子を残す1年草。2年草を越年草とすることもある。

槐茎
地中にある茎の先端がかたまり状に肥大したもので、でんぷんなどの養分を貯わえる(例 ジャガイモ)。
がく片
がくの1枚1枚。がくは花の外側にあって、花弁(花びら)と区別がつくものをいう。花弁と区別がつかない場合は外花被という。
外来種
もともとその地に自生せず、外国から入ってきた種類。1本の軸に小形の花が多数ついて穂になったもの。
偽果
イチゴのように子房以外の部分が肥大して出来た果実。
偽茎
開く前に地上に伸びて茎の様に見える葉の集まり。
きよ
スミレのように花弁あるいはがくの一部が袋状で細長く突き出ている部分。
鋸歯
葉や花弁のふちのぎざぎざ。
高木
高さが5m以上で、幹と枝との区別がはっきりしている木。20m以上になる木を大高木、それ以下を小高木に分ける。
互生
葉や茎が1個所から1個、たがいちがいに出ていること。
根茎
地下にある茎で、横に長く伸び、根のように見えるもの。

雌雄異花
キュウリのように1個体の中で雌花と雄花とに花がわかれていること。
雌雄異株
イチョウのように雌花と雄花とが別の株につくこと。
舌状花
舌状の1枚の花弁からなる花。
叢生そうせい
茎、枝などが多数たばのようになって生えていること。

対生
枝や葉が1個所から向かいあって出ていること。
多年草
毎年秋から冬に地上部が枯れるが、地下部は残って、春になると芽を出すことをくりかえす草本植物。
低木
幹の高さが約3m以上4m以下の木本。それ以下のものを、小低木や灌木という。
頭状花(頭花)
菊の花のように小花が多数集まってひとつの花のように見える花。
豆果
エンドウマメのようにさやをつくり、熟して乾燥すると2片に裂ける果実。

肉芽
地上部に出た芽が葉に発達せず、養分を貯えて球状にふくらんだもの。地上に落ちると発芽する。俗にむかごと呼ばれる。
2 年草
種子から発芽した年は開花せず、2年目になって開花結実し、その年の冬までに枯れる草本植物。

複葉
本来1枚の葉であるが、分裂して小葉と呼ばれる数枚の葉からなっているように見える葉。
羽状複葉
小葉が羽状に並んでいる複葉。
胞子嚢穂
ツクシのように胞子を作る葉が集ってできた円錘形の穂。
仏炎苞ぶつえんほう
花の集りを被い包む1枚の苞。仏像の背後に描かれる炎に似ていることによる。
花のつけ根に生じる葉には見えない特殊な葉。

油点
葉の細胞のすき間に油分がたまってできた点。
葉軸
羽状複葉で左右に小葉をつけている軸。
葉身
葉の主体をなす広い部分。葉身1枚からなる葉は単葉、2枚以上ある葉は複葉である。
葉柄
茎と葉をつなぐ棒状の部分。

鱗茎
タマネギのように養分を貯蔵してふくらんだ葉に包まれた短い茎。

ページトップ