福岡市薬剤師会

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2021.9.25-26 第16回ヒヤリ・ハッと・ホッと事例に学ぶ「薬剤業務リスクマネジメント」研究会

日時:2021年9月25日(土曜)17~19時(第1部)、9月26日(日曜)10~12時(第2部)
場所:福岡市薬剤師会館 講堂

薬剤師の仕事は、「処方箋チェック」「薬の調製・調合とそのチェック」「医薬品管理」「服薬指導」「薬歴管理」「医薬品情報提供活動」など多岐にわたっています。薬剤師は、それぞれの場面で、常にヒヤリとしたハッとした経験をしているはずです。更に、うまく対応できればホッとして胸をなでおろすでしょう。これをヒヤリ・ハッと・ホッと事例といい、プレアボイド、インシデント事例、アクシデント事例からなっています。

今回のヒヤリ・ハッと・ホッと事例に学ぶ「薬剤業務リスクマネジメント」研究会(以下、ヒヤリハッと研究会)は、ヒヤリ・ハッと・ホッと事例を、集中的に学べる研修会となっています。
例年は、朝から夕方まで日曜日全日でプログラムを組んでおりましたが、昨年より感染症拡大防止のため、集合が短時間となるよう2日間に分けて開催しました。今年のヒヤリハッと研究会では、20事例(2日間)が紹介されました。

(以下抜粋)
・化学療法による副作用が想定できますか?
・適応外使用を理解できていますか?
・ピートルは鉄剤でありますが、セフゾンとの相互作用を考えていますか?
・ルプラック錠のカリウム保持作用って知ってますか?
・シベンゾリンの腎排泄をご存じですか?
・メトホルミン投与禁忌に、肺疾患やCOPD患者が対象であること、チェックしてますか?
・患者のコンプライアンス不良の原因をしっかり理解してますか?
・血清クレアチニンが正常でも、併用薬によるジゴキシン中毒を疑うことができますか?
・ベタニスと併用禁忌があるためベオーバへの切り替えの注意点がわかりますか?
・部位や症状に応じた保湿薬の基剤選択ができますか?
・薬剤による副作用を疑った症状が、実は服薬しないことによる症状って想像できますか?
などなど

様々な視点の事例を学び、明日の業務に活かせるものとなりました。私筆者自身、チェックが出来ていなかった内容もあり、明日から薬剤検索してフォローをしなければなりません。相互作用や副作用管理ができなかったこと、猛省です。

福岡市薬剤師会では、年23回程開催の「育薬セミナー」にてヒヤリ・ハッと・ホッと事例を毎回数題ずつ紹介しており、実践的で有益な事例となっておりま。みなさまも是非ご参加ください。

(常務理事:古賀友一郎)

         

 

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