くすりのミニ情報【百薬百話】第9話「花粉症の薬はうまく使いましょう」
~平成24年10月14日より隔週日曜日に当会副会長である木原太郎氏によるくすりのミニ情報コラム【百薬百話】が好評連載中です。平成25年3月24日までの全11話を予定しております。~
この季節がやってきました。平成25年2月24日に掲載された【第9話】花粉症の薬はうまく使いましょうでございます。
第9話「花粉症の薬はうまく使いましょう」
最近は、大気汚染のため外出時もマスクをする方が増えています。この時期は花粉症が始まる季節でもあり、マスクと眼鏡を手放せなくなる方も多いのではないでしょうか。
花粉症に使用される抗アレルギー薬は、発症する前にあらかじめ服用を開始することで、より効果が期待できます。症状が出始めてから服用しても、十分効果が出ないことがあります。抗アレルギー薬の副作用は、眠気が一番多く現れますが、他に口の乾きや集中力の低下が知られています。また、あまり知られていませんが、けいれんを引き起こす原因になることもあります。
最近は新しい薬が開発され、上記の副作用が出にくいものも増えています。また、市販薬にも医療用医薬品と同じ成分を持った薬があります。花粉症治療薬を服用する際に、車の運転やスポーツ、勉強など集中力を必要とするときは、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。症状やライフスタイルにあった薬を選んでいただけます。
(広報委員会 白本絵美)