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くすりのミニ情報【百薬百話】第8話「飲食物との微妙な相性」

【百薬百話】西日本新聞隔週日曜日に好評連載中!!~平成24年10月14日より隔週日曜日に当会副会長である木原太郎氏によるくすりのミニ情報コラム【百薬百話】が好評連載中です。平成25年3月24日までの全11話を予定しております。~

もっと知りたい!の声にお答えして、平成25年2月10日に掲載された【第8話】飲食物との微妙な相性でございます。

第8話「飲食物との微妙な相性」
最近、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されました。おいしいウナギを口にすることが、今後できなくなってくるのでしょうか? ウナギといえば、昔から梅干しとの食べ合わせが悪いといわれています。同じように薬にも食べ物との相性が悪いものがあります。
例えば納豆とワルファリン(血液抗凝固剤)や、グレープフルーツと狭心症、高血圧症に用いられるカルシウム拮抗剤などの食べ物と相性の良くない薬の飲み合わせがあります。他にも食べ物が薬の効果に影響を与え、薬の効果が強くなったり、弱くなったりするものがあります。
また、アルコールやタバコのような嗜好品も薬の効果に影響を与えます。間違ってもお酒を飲みながら薬を飲むのはおやめください。薬効が強くなり、思わぬ副作用が現れることがあります。薬の服用は、水か、さゆでお願いします。
病院や診療所、薬局では、患者さんに薬をお渡しする際に飲酒や喫煙、嗜好品、健康食品の使用状況などについてお聞きすることがあります。これは、安全・有効に使っていただくために必要なことなのです。皆さんが薬をのむときには、十分な薬の効果を得られるように、また、少しでも副作用の症状が出ないように気をつけましょう。

(広報委員会 白本絵美)

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