くすりのミニ情報【百薬百話】第2話「味覚と薬」
~平成24年10月14日より隔週日曜日に当会副会長である木原太郎氏によるくすりのミニ情報コラム【百薬百話】が好評連載中です。平成25年3月24日までの全11話を予定しております。~
第2話「味覚と薬」
おいしく朝ご飯食べていますか?
一日をしっかり頑張るためには、朝食は欠かせません。「早寝早起き朝ご飯」をキャッチフレーズに、子どもたちの健康を守る啓発を頑張っているPTAもあるそうです。大人だって同じです。朝ご飯をきちんと食べたときは、一日を気持ち良く過ごせます。
ところで、これまでおいしく食べていた朝ご飯が、薬を飲み始めて突然おいしくないと感じたことはありませんか? これは、薬の副作用が疑われます。
ある薬は飲むときは苦くないのに、時間がたつと口の中に苦みが広がることがあります。この副作用は徐々に現れるので、薬のせいだとは気付かれないことが多いようです。また、味が分からなくなったり、食べ物の好みが突然変わったりすることもあります。いつもの食事が「おいしくないなぁ」と感じたときは、一度医師または薬剤師に相談されてはいかがしょうか? おくすり手帳をお持ちになると、おいしい朝ご飯の邪魔をしている犯人がすぐに見つかるかもしれません。
今日も朝ご飯をしっかり食べて、良い一日にしたいですね。
(広報委員会 理事 吉田武夫)