≪学術研修委員会≫ 免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象を見逃さないために
病診薬連携におけるFRENS※1案内
~免疫チェックポイント阻害薬による
免疫関連有害事象を見逃さないために~
近年、免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor : ICI)の登場で、様々ながん種の
治療が一変し、ICI 使用患者は年々増加しています。ICI投与終了後も、長期間にわたって免疫関連有害
事象(irAE)に注意しなければならず、薬局薬剤師もその役割を果たさなければなりません。
免疫関連有害事象(irAE)を見逃さないためには、継続的なモニタリングが必要となります。連携の
ためのツールとしてICIシール・副作用確認シートを作成しました。
「病診薬連携によるirAEモニタリング」にご活用ください。お薬手帳を利用して、患者様の情報を共有
し、みんなで患者さんをサポートしていきましょう。
※1Fukuoka irAE Management System
【薬局での免疫関連有害事象(irAE)モニタリング手順】
手順① お薬手帳にICIシールが貼付されている場合は、ICI使用履歴があることを表しています。
手順② 副作用確認シートを用いて免疫関連有害事象(irAE)を確認しましょう。
手順③ 副作用確認シートは各薬局で保管ください。
必要に応じて医師(病院)へフィードバックしてください。
薬局でICIシールが必要な場合は、送付させていただきますので所定の申込書を市薬事務局まで
FAXにてお送りください。なお、副作用確認シートはHPから印刷してご利用ください。
(市薬事務局FAX:092-714-4421)
▷ 免疫チェックポイント阻害薬とは?
▷ 医療機関の連携状況・15施設
・ICI貼付状況
・連携充実加算情報提供方法(病院→保険薬局)
・irAE情報共有方法(保険薬局→病院)
病診薬連携 施設背景一覧 Fukuoka irAE Management System
(2024.5.15一覧更新)
*情報共有方法につきましては、各施設のトレーシングレポート送信方法や (2024.5.15一覧更新)
特定薬剤管理指導加算2の手順を確認のうえ、ご対応ください。