くすりのミニ情報【百薬百話】第1話「子どもに飲ませる工夫」
~平成24年10月14日より隔週日曜日に当会副会長である木原太郎氏によるくすりのミニ情報コラム【百薬百話】が好評連載中です。平成25年3月24日までの全11話を予定しております。市民のみなさまの痒い所に手が届く記事をと、張り切って執筆しておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます♪♪~
さて、今回は記念すべき第1話「子どもに飲ませる工夫」をご紹介させて頂きます。
薬が嫌いな子どもにとって、薬を飲む時間ほどつらい時間はないのではないでしょうか? もちろん飲ませる方もくじけそうになります。今は、薬を飲むための補助ゼリーやオブラートも種類が豊富になり、以前に比べると幾分楽に飲ませることができるようになっています。それでも薬嫌いがなくなることはなく、薬を飲ませるのは親にとってもつらいことです。
こんなとき、何か必殺技の一つでもあればよいのですが、子どもの嗜好(しこう)は大人と同じように多岐にわたり、これなら大丈夫というものはありません。町の薬局などではお子さんの好みを聞きながらいろいろな方法をアドバイスしています。例えば、1歳を過ぎると蜂蜜が使えますので、蜂蜜で薬を練って食べさせると比較的うまくいくようです。また、軟らかい練りチョコに混ぜる方法も好評でした。変わったところでは、きな粉に混ぜて食べさせて成功した例もありました。
いずれにしても、飲み合わせによっては逆に苦みが増したり、薬の効果が弱くなったりしますので、何かに混ぜて薬を飲ませるときは、一度薬剤師に相談してみてください。
(広報委員会 理事 吉田武夫)