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2019.11.24 災害派遣薬剤師育成研修会【最終回 第5回 実地演習】

2019.11.24

福岡市薬剤師会

災害派遣薬剤師育成研修会【最終回 第5回 実地演習】

11月24日に第一薬科大学を会場に災害派遣薬剤師育成研修会 プログラム最終回第5回実地演習を行いました。

福岡市薬剤師会は、第一薬科大学・福岡市と「災害対策医薬品供給車両(モバイルファーマシー)(以下MP)の活用に関する協定」に基づく「 被災地や被災者に寄り添い対応できる災害派遣薬剤師育成 」及び「災害派遣薬剤師体制整備 」を締結したこと受け、災害派遣薬剤師育成の取り組みを昨年6月より開始しました。

薬剤師は、災害時には被災者支援を適切に行う事で現場でも必要な医療分野での安全の向上、また被災者に寄り添える立場での薬事・環境ニーズの把握や対応、連携の繋ぎ役となる等、被災地を支える役割を担います。

そのために学ぶ技術や知識を現場で役立つ仕組みと対応力として磨かれる様、福岡市大学薬学部 江川 孝 教授を講師に迎え、これまでの経験と国際的な方式も取り入れ構築した新しい専門的な体験型プログラムを実施しました。

これまでに第1回~5回まで総数 216名が受講し、そのうち全て受講した27名に研修の最後に受講修了証を渡すことができました。

今回、初めてMP、エアテントも稼働

MPの活用は、災害発生時はもちろん、平時では人材育成・教育分野、啓発に威力を発揮します。

第一薬科大学の協力でMP車両の使用に加えエアテントを活用した演習を実施できたことは非常に価値があります。

また会場である第一薬科大学から教職員・学生・福岡市からも模擬患者、模擬被災者として加わり、災害時を想定したストーリーに合わせたシミュレーション研修を33名がこなしました。

薬剤師が、派遣された被災地展開で想定される3分野の班に分かれ、入れ替わりながら全て体験。演習後は、模擬被災者、模擬患者も参加し振り返り。その内容、課題を全体で共有し、次につなげる事が出来ます。日常にも今後の研修にも活かすことに繋がります。この形態は、地域における連携協力によりMP活用も実現した日本初とも言われ新しいプログラムでもあります。

これらの要素もあり取材も入りました。

この災害派遣薬剤師育成プログラムは、社会の様々な連携や協力により実現できた事を感じる事例であり関係者に深く感謝いたします。また、我々自身も社会と身近に連動している存在である事をプログラムを体験する中で強く感じました。これは災害時だけでなく日常活動でも生きてくる感覚です。今後とも多くの薬剤師が参加しこれらを感じ取っていただければと思います。

 

福岡市薬剤師会は、市民の皆さんの暮らしの安全と安心が高まるよう次年度も、協力をいただきながら本活動を継続していきます。

 

職能対策・医療安全WG 常務理事 小松公秀

 

 

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