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2019.10.25.モバイルファーマシー(移動薬局車両)の除幕式

2019.10.25.

モバイルファーマシー

(移動薬局車両)の除幕式

福岡市薬剤師会は昨年12月、福岡市及び第一薬科大学と災害対応分野「モバイルファーマシーの活用における連携協定」を締結しました。そして本日10月25日、モバイルファーマシー(以下MP)除幕式が第一薬科大学にて開催されました。

災害薬事分野における福岡市の災害対応に位置づけられ、当会が行っている「災害時対応医薬品備蓄」に加え有事の際は地域支援、広域支援に対し連携して役立てるほか、市民への啓発、そして災害派遣薬剤師育成、薬学生の教育など人材育成への利用がこれから進んでいきます。

3者による除幕セレモニーに続きテープカット。その後、高島宗一郎福岡市長、田中泰三会長、都築仁子第一薬科大学学長が挨拶を行いました。

福岡市政だよりWEB版

MPを制作した第一薬科大学は、併せて災害時の対応力が高まるエアテントを準備し「おくすり相談所」等、災害時の薬剤師活動の展開に役立つツールとして活用が可能となります。

これまで災害派遣された福岡市薬剤師会員の現地活動では、被災地復旧状況に合わせ、他の支援組織と連携しながら医薬品の管理、健康・お薬相談、OTC医薬品での対応や受診への繋ぎ、救護所医療班での調剤・服薬支援、保健衛生・環境衛生分野の支援などを行いました。

式典終了後プレスルームでは、メディア取材を受けそれぞれの立場から質問へ答えました。

災害時も慎重な取り扱いが必要な医薬品。日常の大きな変化によりくすり治療への課題が大きくなります。災害処方箋の調剤やOTC等を用いた支援体制の充実と合わせ、現場では薬剤師による寄り添う意識と専門的な行動も同時に求められます。


平時の様にはいかない災害時、今回MP等の導入によってハード面の対応が一歩進みました。

現在、福岡大学薬学部 江川 孝 教授を迎え当会で実施中の薬剤師の災害時対応力向上を目指した研修(災害派遣薬剤師育成研修プログラム)を今後とも取り組んでいきます。

 

<メディアに掲載されました>
※MP・災害派遣薬剤師育成研修についてお問い合わせは福岡市薬剤師会へご連絡ください。

テレビ西日本:「災害時の救世主「移動する薬局」170種の薬を車で被災地へ 車内で調剤も 九州や山口で活動予定 福岡市」

読売新聞:「処方薬、被災者に届ける 第一薬科大が移動車両を導入」

九州朝日放送:「“動く薬局”モバイルファーマシーが福岡にお目見え」

NHK佐賀WEB:「福岡市の大学が「移動薬局」導入」

 

常務理事小松公秀

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