【災害対策】福岡市薬剤師会 災害派遣薬剤師 育成研修プログラム
2019.06.17~
福岡市薬剤師会
災害派遣薬剤師 育成研修プログラム
いざという時に備えて、薬剤師が災害時に適切に支援ができる知識と技能を一人でも多く身に着け、災害医療及び公衆衛生の向上に役立つ地域人材の育成を目指します。
福岡市、福岡県など自治体では、地域防災計画が策定されています。
これまで発生した災害でも福岡市薬剤師会員の薬剤師は、派遣された被災地にて他職種と共に連携しながら医療の継続のための調剤・医薬品の供給・患者対応、公衆衛生維持などに係り幅広く支援活動を行ってきました。
そして、昨年12月、福岡市薬剤師会は、第一薬科大学と共に福岡市と「モバイルファーマシー活用に関する連携協定」を締結しました。
緊急時に医薬品の提供に対応できる体制を整え、福岡市地域防災計画に参画している当会として災害時に対応する体制を整備しているところです。
災害時の医薬品の供給体制の維持において薬剤師は、被災地域では状況に応じ切れ目ない継続的な医療のための対応や被災者サポートが求められます。また様々な方々と連携しながら支援が行われます。
そこでより専門性を高めた災害派遣薬剤師を育成する目的で必要な仕組み、知識・技能を学ぶため福岡大学薬学部 臨床薬学教室 江川 孝 教授(日本災害医学会 災害医療認定薬剤師)のご協力のもと、当会員に向けた育成プログラムを企画しステップアップを目指します。
また、この取組みは、被災地派遣時の活動はもとより、身近な地域における災害対応やその備えに於いて地域社会に貢献できる人材として役立てることと考えています。
~ 福岡市薬剤師会 災害派遣薬剤師 育成研修 プログラム 5回シリーズ ~
第1回:災害研修の意義(6/17)
第2回:CSCA/TTTの実践(7/17)
第3回:災害時の法規・通知(8/1)
第4回:災害薬事調整本部の運営(8/19)
第5回:モバイルファーマシー活用及び展開演習(11月予定)
シリーズ第3回
第3回:災害時の法規・通知(8/1)
前回振り返りに続き、災害時には状態に応じた法令通知などが様々送られてきます。現地救護所でも、被災者が薬局に来た場合でも、対応など考え方を理解しておくことは大事です。どんなことができるか医薬品の取り扱いが変わります。
第3回目研修の様子
シリーズ第2回
第2回:CSCA/TTTの実践(7/17)
前回振り返りに続き、とんな組織で、どんな状況に、どんな活動手順となるかをイメージしながら、実践的な知識を学んでいきました・・・研修は、初めての人同士が日頃と違うテーマで話し合う体験・・・一人ひとりに必須な現場力向上にもつながります。
第2回目研修の様子
どのような状況になり、どのような体制が必要となるか、医療の継続にはどういうことを学ぶ必要があるか・・・・