福岡市薬剤師会

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第98回 東区薬剤師会研修会

2024年10月11日(金)

第98回 東区薬剤師会研修会

 

『OTC医薬品48薬効群の販売』

〜何をそろえますか… 何も〜

講師:福岡市薬剤師会

   元 事務局長 福岡 英樹先生

 

OTC医薬品を備蓄する目的

①「健康サポート機能」のため

  患者のための薬局ビジョンの健康サポート機能

②「調剤報酬点数の施設基準」のため

  「地域支援体制加算」施設基準

  「連携強化加算」施設基準

 

調剤中心の薬局が新たにOTC医薬品を取り扱う場合の課題

 ▶︎課題1 仕入れの問題

  ①仕入れ先は確保できているか?

  ②医療用同様、薬局間の分譲体制がある方がいい

   ・OTC医薬品の「地域フォーミュラリー」

   ・分譲価格の設定

   ・薬局間分譲の返品はしない

  ③48薬効群それぞれ何を入荷するか

 ▶︎課題2 陳列するスペースがない

  ・商品を写真で掲示 ただし、商品の説明をつけること!

 ▶︎課題3 売れずに廃棄になる商品が出る

  ・調剤報酬点数の施設基準のためには必要経費

 

確認してほしいYouTubeの紹介

 ▶︎【CM】企業CM「尾崎会長セルメ推進 篇」 株式会社龍角散

 ▶︎【スペシャル対談】セルフメディケーション 生活にどう取り入れるか|お知らせ|日本家庭薬協会

   薬剤師役割:セルフメディケーション領域

 

48薬効群を選ぶにあたって

 ①「調剤報酬点数の施設基準」のためと割り切って48薬効群を選ぶ場合

  ▶︎各薬効群の中から見積もりを取って安いものをそろえる

 ②調剤中心の薬局でも“OTC販売”に力を入れようと考える場合

  ▶︎課題

   ⅰ  ドラッグストアに販売価格で対抗できない

    ・ドラッグストアでも大きい値引きをしていない商品もある

     +「要指導薬品」「第一類医薬品」はあまり値引きしていない

   ⅱ 薬効群の中からどの商品を選べばいいのかわからない

    ・薬効群の中に「要指導医薬品」「第一類医薬品」があれば その中から選ぶ

    ・消費者は 知っている商品 見たことがある・聞いたことがある商品 には安心感がある

   ⅲ    複数の商品をそろえた方がいい薬効群は何か

   Ⅳ   薬効群に属する商品がわからない        ▶︎▶︎▶︎PMDA |一般用医薬品・要指導薬品 情報検索

   Ⅴ 特定の商品がどの薬効群に属するかわからない  ▶︎▶︎▶︎PMDA |一般用医薬品・要指導薬品 情報検索

 

▶︎注意が必要な成分◀︎

 指定第2類             他に注意が必要な成分

 1.エフェドリン            ▶︎メジコン

 2.メチルエフェドリン         ▶︎アリルイソプロピルアセチル尿素

 3.プソイドエフェドリン        ▶︎ジフェンヒドラミン

 4.コデイン              ▶︎カフェイン

 5.ジヒドロコデイン

 6.ブロモバレリル尿素

 

消費者目線から‥

 解熱薬と鎮痛薬が同じ薬というのに違和感を持つ

 ▶︎陳列を「解熱」「鎮痛」で分けるのが親切

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