福岡市薬剤師会

会員管理システム

市民のみなさま

オーバードーズ (Overdose )

医薬品等の決められた用量を守らずに過剰摂取 (過量服薬) することを「オーバードーズ (Overdose ) 」といいます。

 

 

 

 

近年、10代~20代の若者を中心にさまざまな理由でオーバードーズが行われ、社会的に深刻な問題になっています。市販薬であっても、乱用することで、健康被害が発生する恐れがあることをご存じでしょうか?
咳止めや風邪薬には麻薬に似た成分が含まれているものがあり、中には依存性が強いものもあります。

また、市販薬に含まれるカフェインの大量摂取による致死性不整脈や、アセトアミノフェンによる肝不全が原因で亡くなるケースも少なくありません。 オーバードーズは、幻覚や精神の興奮状態をもたらし、不安やストレスから解放してくれるといわれています。 手を出してしまう、きっかけは、人間不信や自己否定の傾向が背景にあります。具体的には、「自分に自信がもてない」「人を信じられない」「本音が言えない」「見捨てられる不安が強い」「孤独でさびしい」「自分を大切にできない」といった特徴があり、人に悩みを相談したり、人の力を借りることができないため、依存できる薬物を使って自分で自分を癒すのです。閉塞感に苦しんだ末に、苦しさをまぎらわせ、現実から逃げようとして、オーバードーズをやってしまうようです。特にコロナ禍においては、市販薬の過量服用による救急搬送が2倍になったというデータもあります。

「友達に誘われた」「家族が薬物をつかっているかもしれない」「誰に相談していいかわからない」など、悩んだ時は1人で抱えずに相談することが大切です。 まずはお近くのかかりつけ薬剤師や、福岡市精神保健福祉センターへご相談ください。

https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/seishinhoken/life/seishinhoken-center/index.html

福岡市薬剤師会、医薬品についてのお問い合わせはこちらCONTACT

お問い合わせ