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第91回 東区薬剤師会研修会

5月10日 第91回東区薬剤師会研修会を開催しました

今回は薬剤師が講師の会

「専門医療機関連携薬局」を取得している大賀薬局九大病院東門前店の薬剤師お二方を迎えがん治療を行っている患者へのフォローアップなどの実例を学ぶ研修会としました。

講演1は「抗がん剤治療による皮膚障害について」と題し、佐藤絵美先生にお話しいただきました。

                             

皮膚障害が起こりやすい薬剤を紹介。主な症状に対してどのようにアプローチしていくか、薬局薬剤師がしっかりと指導を行うことで副作用を軽減できる可能性を紹介しました。

 

講演2は「地域における専門医療機関連携薬局の役割について」と題し、汐待加織先生にお話しいただきました。

専門医療機関連携薬局取得についてどのような要件があるかを紹介。地域における薬局間連携が課題であると話されました。

大賀薬局以外で処方された薬を調剤しているがん患者の割合は4割程度あり、生活習慣病など、もともと服用している薬が多いとのこと。抗がん剤治療開始によって注意が必要になる事もある。薬局間で連携できると有害事象を回避できるのではないかと話されました。

連携充実加算に伴う情報提供に関して、多くの医療機関の提供書を紹介していただき、どのような事に注目して聞き取り、フィードバックするべきなの具体的な方法など話されました。

地域全体でがん治療の支援を継続的に行う必要があるので、連携していきたいと話されました。

2人に1人がガンになるといわれており、抗がん剤治療も珍しいものではなくなっていると思います。

がん治療を開始した患者について、専門医療機関連携薬局の薬剤師と情報共有していくことで、安心して治療を受けることが出来ると感じました。

今回の研修会が薬剤師連携のきっかけになれたらと思います。

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