春の紫外線に注意
暖かくなってくると、散歩や運動など外出する機会も増えてきます。
まだ日焼けのシーズンではないと思って油断していませんか?
4月に入ると紫外線の量は「強い」・「非常に強い」となっていきます。
https://tenki.jp/indexes/uv_index_ranking/9/43/(日本気象協会 HP)
紫外線と言えば日焼けの原因として知られていますが、どのようなものかご存じですか?
「紫外線(ultraviolet:UV)」とは、波長が10~400nmで、可視光線より短く軟X線より長い、人の目には見えない電磁波です。
「紫外線」は、波長の長いほうから「UV-A(波長315~400nm)」「UV-B(波長280~315nm)」「UV-C(波長100~280nm)」と大別されています。生物にとって一番危険な紫外線は波長の短い「UV-C」ですが、オゾン層で守られている地表には到達しないとされています。
現段階で最も注意しなければいけないのは、「UV-B」で、人において皮膚がん・白内障などの病気の原因と考えられています。
紫外線はたんぱく質を変性させるため、皮膚に紫外線が照射されるとコラーゲン繊維および弾性繊維にダメージを与えて皮膚を加齢させます。
日焼けがシミ、しわの原因となる言われる理由ですね。
そこで使用されるのが日焼け止め。
日焼け止めに記載されているSPFとは、UV-Bに対する防止効果を示すものです。
SPFの数値は、日焼け止めを塗った場合、塗らない場合に比べて何倍の紫外線を当てると、翌日に肌がかすかに赤くなるかを示しています。
SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。
PAとは、UV-Aに対する防止効果を示すものです。PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります。
また、紫外線は皮膚への影響だけではありません。強度の強いUV-Bは目に対して危険で、雪眼炎(雪目・雪眼)や白内障などになる可能性があります。
紫外線の有用な作用として、殺菌消毒・ビタミンDの合成・生体に対しての血行や新陳代謝の促進、あるいは皮膚抵抗力の昂進(こうしん)などがあります
ビタミンDは骨を作るのに使われる大事なビタミンです。不足すると、くる病や骨粗しょう症の悪化を招きます。
体にとって必要なものなんですね。
紫外線が強くなってくる春。日焼け止めやサングラスを使用して、過度な紫外線に当たらないように注意して
おもいっきり春を満喫したいですね。