健康応援薬局研修会 第2弾 未来の薬剤師・薬局像を考える
9月30日(金)
健康応援薬局研修会 第2弾
薬と健康の月間に向けて研修会を開催しました。
まず初めに「薬と健康の月間・週間 みんなでフレイル予防相談」と題し、毎年この時期に行っている薬剤師の地域活動として、今年度薬剤師会から提案する内容を髙木副会長から説明していただきました。
市薬で行っている「フレイル予防相談事業」の前段階として「健康チェック」と題した8項目のチェックをしていただき、気になるところがあれば、25項目チェックや、かかりつけ医との連携を行っていってほしいと説明しました。
薬剤師・薬局みんなでやることに意義があるのではないでしょうか?薬剤師への期待や評価をつかみ取りましょう!と呼びかけました。
本講演は
日本薬剤師会 田尻泰典副会長を招き、「患者志向の薬局へ」薬剤師・薬局に求められること と題し、講演いただきました。
薬局がどこを目指すのか?調剤だけが薬局でしょうか?
今薬局は大きな転換期を迎えている。
薬剤師・薬局は誕生から終末期までかかわることが出来る。
うちの薬局に来てくれる「患者さん」から「その患者さん」へ 個別最適化した薬剤師サービスが求められている。
薬機法改正により、薬局=すべての医薬品の供給施設 と明確化された。これはすごいことである。
これからの薬局の機能はいかに地域に安定して「医薬品」を供給することができるかが問われている。
都会の中にも医薬品へのアクセスが悪い地域もある。
安全安心な医療提供システムを確立する必要があり、ものが手元に届くことで医療が完結する 医薬品提供計画が必要であると考える。
薬局という箱がないと医薬品を提供することができない。そこを行政などと協議していかなければならない。
薬局は何をするところなのか?健康サポート薬局の看板がなくても、その機能は「薬局」であれば持つべきである。と話された。
また、「医療用一般用教養医薬品(仮称)」についても触れ、その概念など最新の情報を話していただいた。
データヘルス事業に関しても説明し、薬局がどのように係わっていくのか未来の話を含めてお話しいただいた。
会場とWebを合わせて約150人の会員が視聴し、これからの薬剤師・薬局が目指すべき姿を再確認した大変貴重な研修会でした。