福岡市薬剤師会

会員管理システム

市民のみなさま

【随時更新予定】薬剤師目線による熊本の現在(6月2日追記あり)

平成28年熊本・大分地域地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されたみなさまに謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い被災地の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

一般社団法人 福岡市薬剤師会

現在

災害時ボランティアより派遣された薬剤師の目に映る

熊本の現在をお伝え出来たらと思います。

現在どういう状況なのか。

現在どんな活動を行っているのか。

これから派遣予定の薬剤師への伝達も兼ねて。

事前連絡事項

注意事項


4月21日の状況

小松

小松常務理事撮影

熊本県薬剤師会館 益城町総合体育館

「ミーティング等で課題を共有することにより、その改善に向け毎日動きが変わってる状況です。また明日7時からのミーティングで新しい動きが出てくると思います。」(4月21日深夜 益城町総合体育館より 小松)


石川

「おくすり健康相談カフェ」といったブースが出来たり

今日は移動式の歯科装置が初めて益城町にやってきました(4月22日)

館内放送にて被災者に呼びかけをする石川友裕(博多支部)

岡村

4月20日(水)~21日(木)
益城町総合体育館にて

福岡市薬剤師会からお借りした寝袋+カイロ4個 +陸前高田用のカバン・・・どこでも仮眠!!は特技♪♪♪
各県からおみえになられた薬剤師の先生、お世話になりました。

日赤チームと合同で、この救護テント内で業務しました。
医療の急性期は過ぎて、慢性期に入っているかなぁと思いました。
エコノミー症候群を回避するために、薬剤師みんなで体育館内と駐車場で声かけを行いました。
これからは、同じ時期の東日本大震災とは異なり、熊本は日中気温の上昇が大きいので、衛生面や感染症が気になります。
余震が日中も含め続いています。(
※お薬手帳は必ず作成して、お渡してます(^^)v)

(写真・コメント 岡村由紀子(西支部))


FB

小松せんせFB

4月23日未明から午前中にかけての報告です

(※ ホームページ更新用にFacebook内秘密のグループにて報告された投稿をそのままキャプチャしたものです。)


岸田

4月24日~25日

益城町総合体育館

今回、H28年4月24日から25日まで益城町総合体育館で薬剤師ボランティアへ行ってきました。天気はあいにくの雨模様。熊本県薬剤師会経由で現地入り、まず驚かされたのが、被災地の状況。県薬で迂回ルートを教えてもらい、益城町の中心部は通っていないにもかかわらず、川沿いの家や古い家、お寺などことごとく1階部分はつぶれており、あるいは傾き、お寺はガレキになっていました。この状況で多くのけが人などがいるんだろうと思いながらの現地入りでした。そして報道通りの車中泊の車がありました。

体育館の中は避難者の方がエントランス、廊下、ホールと多くの方がいらっしゃいました。しかし、引継ぎ後すぐは各ブース一通りまわり、活動内容を覚えるので必死で避難者の方の表情など見ていなかったのですが、ふと一息つくと体育館のエントランスには段ボールを下にひいて毛布の上に所狭しと横になっている方々。やはり心が痛みます。しかし表情は暗い方ばかりではなく、施設を管理しているYMCAの方や避難者同士で組織だって活動して支援物資の管理、スターボックス益城店の運営などを行っており、特に子供たちは張り切って活動していました。そして隣の方に声かけたり、気を使っている避難者の方々もおり、変な意味ではないですが、活気があました。

とはいうものの、状況は重たいのですし心には大きなショックが残っていると思います。

救護テントでの活動では被災した状況で薬を持って出れない方が多く大変な状況であったとお話してくださいました。

その他、益城町総合体育館ではペットと一緒に避難している家族をよく見かけた。しかし避難場所での感染症の話が出ているところでの、ペット同伴はやはり衛生上良いとは思えなかった。食事の時の手指消毒の啓発活動が構想してか、まだノロウィルスなどの感染症はなかったが、トイレの近くを散歩してたりしてノロウィルス以外でのペット経由での感染症の心配はありましたし、ある患者さんは一家で土佐犬に襲われて、その内のおばあちゃんは右足太ももに噛みつかれ、縫えないほどの怪我を負っていました。幸い破傷風トキソイドがあり治療できましたが、その後土佐犬の飼い主から保健所での処分をする旨連絡があったそうでした。大変な震災を犬も経験し、家族同然で避難してる家族も大勢いいます。良い面は当然あると思いますが一緒に避難する難しさを痛感させられ、何とも悲しくなりました。

今回の熊本地震のボランティア活動では多くの事を学び、体験させていただきました。この活動は必ず日々の調剤や地域活動に活かせるものと思っています。

(写真・コメント 理事 岸田義博(博多支部))


岡村1

4月25日~26日

熊本大地震 医療支援 in 益城町総合体育館 その②
24時間医療体制最終日
山口県・北九州・福岡で夜勤体制を仲良く分担(^^ゞ
昨日から日赤チームと一緒に9:00-22:00へ変更
気温上昇で衛生状態が悪化・・・水が出るといいなぁ

救護所 利用時間
26日(火) 22:00まで。
27日(水)以降 9:00~22:00変更

(写真・コメント 岡村由紀子(西支部))


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毎朝、福岡市薬剤師会館駐車場にて熊本へ出発する薬剤師と簡単な申し送りをし見送ります(4月27日早朝に撮影)

(左端 瀬尾会長 ・ 右から2人目 竹下氏)

4月27日~28日

益城町総合体育館

おはようございます。
本日も5:50に起床しました。有難うございます。

水、木と益城総合体育館に活動に行ってきました。被災地の状況は詳しく見ることはできませんでしたが、総合体育館が近づくにつれて、傾いた電柱、倒れた墓石やフェンス、ブロック塀、そして隆起した道路、亀裂が入った歩道、完全に倒壊している建物を目の当たりにしました。恐怖を覚えたのと同時に、すさまじい衝撃が襲ったことを容易に想像できる光景でした。

益城総合体育館では日赤の救護所が立ち上がっており、そこを中心として活動をしてきました。薬剤師の活動を大きく分けると、救護所での調剤、OTCブースでのOTC対応、公衆衛生保持活動の3つでした。特に公衆衛生保持活動は非常に重要な仕事で、例えば食事の配給がある時間に合わせて、並んでいる方々のもとへ消毒剤を持っていき、手洗いを徹底してもらいました。また、仮設トイレを掃除してくれるボランティアがいらっしゃったのですが、掃除や除菌の仕方を説明したり、薬剤を作成したりという作業がありました。細かいことになりますが、トイレを掃除するときはマスク、手袋、ガウンを使用し、掃除し終わった後の脱ぎ方の順番や、汚染部分と非汚染部分を一緒にしないなどのレクチャーを行っていました。また、室内二酸化炭素濃度や浮遊粉じんの濃度を計測して、被災者の方の環境が悪くならないように配慮をしていました。

目立った活動ではなかったかもしれませんが、裏方で支える活動を行いました。幸いにも、私が入るまでと、入った時もノロウイルス感染は確認できませんでした。

支援はまだまだ始まったばかり、益城町だけではなく他の地域も大きな被害を受けています。継続して支援を続けてきたいと、改めて考えました。「今自分にできることは何か?」被災地に行かなくてもできることがたくさんあります。一人一人の思いやりが、被災地復興の後押しをすることと考えます。

(筑紫薬剤師会 理事 竹下洋平 Facebookより原文のまま引用)


4月27日

広島県薬剤師会による活動報告会が

広島県薬剤師会館において開催されました

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広島県薬剤師会による、熊本での地震災害における薬剤師の活動報告会。
こういった報告を迅速に行うことは、現地に赴いた人にとっても、これから現地に入る人にとっても、広島で日常業務を続ける人にとっても大事。
内々ではなく広く「知る」「知らせる」ことが、次の活動や支援・理解につながるはず。

(広島県薬剤師会会員 辻哲也 Facebookより原文のまま引用)

熊本地震関連情報(広島県薬剤師会ホームページ)

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広島県薬剤師会キャラクターの「ヤクザイくん」


公益社団法人熊本県薬剤師会ホームページ

熊本県薬・災害Facebookページ

より

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4月17日17:57~4月19日13:39までの経過報告(PDF file)

4月19日~4月20日13:50までの経過報告(PDF file)

4月21日8:30~4月22日16:45 までの経過報告(PDF file)

4月22日~4月24日までの経過報告(PDF file)

4月24日から26日までの経過報告(PDF file)

4月27日から29日までの経過報告(PDF file)

4月30日から5月2日までの経過報告(PDF file)

5月3日から8日までの経過報告(PDF file)

5月9日から10日までの経過報告(PDF file)

5月11日から16日までの経過報告(PDF file)

5月19日から22日までの経過報告(PDF file)

熊本地震に係る支援薬剤師の配置予定(4月24日(日)まで)(PDF file)

4月21日~24日までの薬局開局状況(PDF file)

4月24日~29日までの薬局開局情報(PDF file)

4月27日~5月1日までの薬局開局情報(PDF file)

熊本市医師会所属医療機関の現在の診療中医療機関リスト(2016.4.21 18:13時点)(PDF file)

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(投稿者の許可を得てキャプチャしております)


薬剤師とは関係ありませんが田尻耕太郎氏の記事をご紹介いたします。

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東福岡高校出身の吉村選手が

9回裏2アウトからの代打同点ホームランと12回裏のサヨナラホームランを放った

4月17日試合前(撮影 吉田武夫)

「九州に根ざした球団として。ホークスと選手たちの震災支援。」(NumberWeb)

『野球選手がグラウンドでプレーするように、我々もそれぞれの立場から、できることがある。それは決して背伸びをすることはないと思う。サポートをする姿勢に、迷うことも、恥じらう必要もないはずだ。』(本文より)

「何をなすべきか」

「何ができるのか」

「求められる事は何か」

熊本・大分地震災害復興支援プロジェクト(SoftBankHAWKS:外部リンク)

(広報委員会 常務理事 吉田武夫)

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