福岡市薬剤師会

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第84回 東区薬剤師会研修会

9月6日(火) 台風の接近により、ハイブリット開催予定であった研修会を、急遽Webのみの研修会に変更し、開催しました。

 

開催にあたり、キッセイ薬品(株)より「ベオーバ錠」の情報提供をしていただきました

 

特別講演は「下部尿路機能障害の病態と治療」と題し、医療法人貝塚病院  一倉晴彦医師に講演いただきました。

 

一倉先生は福岡で長く泌尿器科の専門医としてご活躍で、今年の4月より、東区の貝塚病院にてご活躍です。

                             

平均寿命が延びたことで、排尿に関する需要は増えてきており、需要に応じ薬も開発が進み、いろいろと発売されてきた。と冒頭泌尿器科の歩みを話された。

泌尿器疾患を話す上でまず、男性と女性の違いを解剖学的に説明。

頻尿は男女で原因が違う事、排尿のメカニズムなどをわかりやすく解説された。

下部尿路症状は大きく分けて畜尿障害、排尿障害があり、原因は様々あるが、今回は薬剤で改善可能な過活動膀胱、前立せん肥大、夜間頻尿の3つの原因疾患について詳しく解説された。

基本的な評価として、主な検査を写真やイラストなどでわかりやすく紹介し、いろいろな検査から複合的に診断を行う様子を症例で紹介された。

治療法は薬物治療以外にも、生活指導、手術療法、自己導尿などがあること写真などで紹介していただいた。

高齢者はすでに抗コリン剤もしくはコリン作用有するを飲んでいる人が多い。薬剤によって頻尿になっていることのある。

他科処方は、つい見落とすことがある。並存疾患における相互作用を薬剤師には確認を行っていただけると、大変助かると話された。

トイレが近いという訴えには、さまざま原因があり、治療も薬物治療だけでなく行動療法など、複合的に治療していくことがわかり、大変勉強になった。

今まであまり気にしていなかったが、高齢化に伴い、ニーズが多い疾患であることが分かった研修会であった。

 

次回研修会は

10月4日(火)19時30分~

第7回薬薬連携勉強会 

『服薬情報提供加算3にともなう千早病院からの情報提供について 』

  国家公務員共済組合連合会 千早病院 石丸 隆之 薬局長 を招き、薬薬連携の話をしていただく予定です。

多く参加をお待ちしております。

                           

 

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