【研修会報告】これからの薬剤師職能を考える貴重な機会に！！

８月１９日（金）福岡市薬剤師会館講堂にて、日本OTC医薬品協会 磯部総一郎理事長（前 日本薬剤師会専務理事）を講師にお招きし『これからの薬剤師職能を考える〜患者、国民のために生きる〜』という演題で研修会を行いました。コロナ禍でのハイブリッド開催ではありましたが、会場30名、WEB100名が参加をしました。

はじめに、これから薬剤師として社会に貢献していくためには、今後の日本の社会がどうなるか？を見据える必要があると述べられ、社会保障の財源の問題、少子高齢化による生産年齢人口の減少などの話をされました。また、これからは多様性を認め合う時代でもあり、それぞれの薬局が個性を出し、差別化や特徴を作っていくことも大切であろうと話されました。

次に、薬剤師の基本的な課題として、患者が訴える症状について、医師や看護師と違う視点からもっと薬剤師の薬学的管理を確立し、薬物動態、薬理、薬の物性などから、身体の中で何が起こっているかを予測して、適切な対処を行う能力が求められるのではないかと述べられました。

さらに、リフィル処方箋、調剤の外部委託、地域医薬品提供計画、DX、セルフメディケーションの推進、デジタルメディスンの活用、多職種連携も視野に入れた卒後臨床研修のあり方、地域連携パスなどの課題などについて、広い視線で、さまざまな内容をエネルギッシュにお話くださいました。

　これからの薬剤師職能を考えるうえで、とても有意義な機会になったのではないかと思います!!

この研修会には、薬剤師でありながら元日本女子サッカーチーム（現なでしこジャパン）の代表監督の経験をもつ折井孝男先生もいらしていて、当時の監督経験を踏まえ「下積みをやっておかないと花は咲かない。地道な活動が、日本一になることもある。いろいろな経験を積み、さらに日本の中の１番を目指して頑張ってほしい！」とメッセージをいただきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　

（報告：生熊　真美子）

職能対策委員会研修会

我々の未来を創るのは我々の現場から

学び、実践に活かしていきましょう！

これまでとこれからのはざま、感じてませんか？

我々は“未来からのメッセージ”をしっかりと掴み、すべての薬剤師がこれから必要な新たな力を身につける。

社会情勢の変化が、我々薬剤師に変化を迫っています。

今回の調剤報酬改定内容や現在の議論にみられるように、国家のデザインとして様々な変革が進行しています。

今こそ自ら能動的に対応し、地域社会を支える様取り組んでいきましょう。

今回、福岡市薬剤師会では、会員一人一人がこれからの職能を理解し、薬の専門職として期待に応え続けていけるために、

日本薬剤師会 前専務理事 磯部 総一郎 先生（※下記略歴参照）

を講師としてお招きし、身近で学べる研修会として下記の通り開催いたします。

★ゲスト：元日本女子サッカー代表監督 折井孝男 氏（※2※下記略歴参照）

もご一緒に会場にやってきます。

インスパイアされる貴重な90分となるでしょう！

ぜひ、味わえる会場へ！

【追加募集：申し込みはココをクリック】

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「これからの薬剤師の職能を考える!」職能対策委員会研修会

日　時：　2022年８月１９日（金）　１９：３０～２１：００
場　所：　福岡市薬剤師会講堂／Ｗｅｂ配信（Zoom）
演　題：　「これからの薬剤師の職能を考える」
講　師：　日本薬剤師会 前専務理事 磯部 総一郎 先生
◆　日本薬剤師研修センター： 1単位

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※非会員の方は、会場受講のみお申込み頂けます。

（受講料3,000円、おつりがないようにご準備下さい。）

必ず、事前申込みの上ご出席ください。

※＜　講師のご略歴　＞
磯部 総一郎（いそべ そういちろう）氏　１９６２年３月２２日生まれ
日本OTC医薬品協会理事長（2022年8月1日就任）
　磯部氏の略歴は以下の通り（敬称略）。
＜学 歴＞
昭和６０年 ３月 東京理科大学薬学部卒業
平成２０年 ３月 東京理科大学 博士（薬学）授与（医薬分業史の研究）
＜職 歴＞
昭和６０年 ４月 厚生省 入省
平成 ５年 ５月 外務省在ウィーン国際機関日本政府代表部 書記官
平成１８年 ９月 厚生労働省保険局医療課 薬剤管理官
平成２２年 ７月 (独法)医薬品医療機器総合機構　審査マネジメント部長
平成２４年１０月 内閣府食品安全委員会事務局 評価課長
平成２５年 ５月 内閣府食品安全委員会事務局 評価第一課長
平成２６年 ７月 厚生労働省大臣官房 参事官
（医療機器・再生医療等製品審査管理担当）
平成２８年 ６月 厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器 審査管理課長
平成２９年 ７月 厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課長
令和 １年 ７月 厚生労働省退職
令和 １年１０月 （公社）日本薬剤師会 勤務
令和 ２年 ６月 (公社)日本薬剤師会 専務理事
令和 ４年 ６月 （公社）日本薬剤師会 退任
＜その他＞
令和 １年１０月 山陽小野田市立 山口東京理科大学
理事長特別補佐 兼 特命教授（現任）
令和 ２年 ６月 （一社）薬学教育評価機構 監事（現任）
令和 ３年 ４月 東京理科大学 薬学部客員教授（現任）

※2＜ゲストのご略歴＞
折井 孝男（おりい たかお）氏
1952年生
＜サッカー指導者歴＞
ハンガリーや西ドイツでコーチ研修を修了し、FCジンナンで指導者として活動
1984年10月サッカー日本女子代表監督就任、日本代表の指揮を執った。
＜薬剤師・職歴＞
NTT東日本関東病院　薬剤部長
河北総合病院　薬剤部長
東京医療保健大学大学院　臨床教授
東京大学医学部附属病院将来計画推進室・大学病院 医療情報ネットワーク薬剤小委員長
日本病院薬剤師会理事・国際交流委員会　委員長
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会理事
日本医療薬学会　代議員
日本医薬品情報学会　代議員
国際病院認証支援機構 理事
日本薬剤師会・国際委員会・前委員長
医療データ活用基盤整備機構 理事
など、添付文書電子化、MID-NET、IDIALにおいて今後の薬剤師領域の情報分野で活躍されてる。