毎年5月31日は WHO世界禁煙デー
毎年5月31日は WHO世界禁煙デーです
みなさん、「世界禁煙デー」をご存じですか?
世界保健機関(WHO)が禁煙を推進するために定めた国際デーの一つで、1989年5月31日に制定されました。
5月31日の「世界禁煙デー」に始まる1週間を「禁煙週間」と定め、日本でも禁煙や受動喫煙防止に関する啓発活動が行われています。
毎年スローガンを掲げており、今年は「たばこ:環境への脅威」です。
現在のタバコ産業は、年間84メガトンの二酸化炭素換算の温室効果ガスを排出し、気候変動の原因となっています。
また毎年、約350万ヘクタールの土地がタバコ栽培のために破壊されており、特に発展途上国において森林破壊の原因となっています。
そして、ポイ捨てされたタバコのフィルターは、プラスチックの一種の化学物質で出来ています。
分解されるまで数年かかるため、長期間毒物を含んだまま残り、環境を汚染します。
ポイ捨てされたタバコの吸殻は、川や海にも流れています。
タバコの吸殻を魚が食べている例もあり、魚を通してタバコの有害物質を再び人間が取り込んでいることが考えられます。
「世界禁煙デー」、「禁煙週間」をきっかけに、禁煙や健康だけでなく、環境に与える影響についても考えてみませんか?