くすりのミニ情報【百薬百話】

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【西日本新聞】百薬百話~知ってますか?薬の飲み方~

2015年10月14日


タイトル1

食前、食後 寝る前など病院や薬局で薬をもらうとき、飲み方の説明があると思います。

「食前」とは「食事をする20分から30分前に服用してください」という意味です。胃酸や食べ物の影響を受ける薬を飲むときは、この服用方法になります。例えば血糖値を抑える薬や食欲を増進させる薬などです。漢方薬も食前の服用が多いです。
一番多いのが「食後」という飲み方です。「食後20分から30 分以内に服用してください」という意味です。その理由として①空腹時に服用すると胃が荒れやすいので食後に飲んでほしい②食後の方が薬の吸収が良くなる③食後の方が忘れにくい―などが挙げられます。
赤ちゃんによく見られますが、食後はおなかいっぱいで飲めないときは、食後に服用と書いてある薬でも食前に飲んでいい場合もありますので、医師や薬剤師に相談してください。
たまに「食間」という飲み方があります。食間とは食事をしている間というわけではありません。「食事と食事の間の時間」という意味です。だいたい食後2 時間後くらいになります。空腹時の方が吸収が良い薬や、胃の粘膜を保護するための胃薬などがこの飲み方になります。
最後に「寝る前」という飲み方です。一番多いのが睡眠剤でしょう。これはベッドに入る直前です。薬を飲んだ後は寝るだけというときです。もし睡眠薬を飲んで何らかの作業をしてしまうと、思わぬ事故が起こることがあります。必ず服用法は守りましょう。
お茶や牛乳、ジュースで飲んでいいのか、という質問もよくあります。結論からいうと、飲んでいい薬もあれば、いけない薬もあります。薬は、水でどのくらいの時間で溶け、どのくらいで効き始めるかを考えて作られていますので、水で毎回飲むのがベストといえます。しかし、子どもなどが、どうしても水では飲めない場合、牛乳、ジュースで飲んでも大丈夫なこともあります。お気軽に薬剤師にご相談ください。

百薬百話(安元)

(広報委員会 委員 安元裕一郎)

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