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【西日本新聞】百薬百話~お薬手帳~

タイトル1

 

皆さん、お薬手帳を活用していますか。

複数の医療機関から同じ効き目の薬が処方されていたけれど気付かなかった。

医療機関で、現在飲んでいる薬を聞かれたが名前が分からなかった。

そのような経験はありませんか。

お薬手帳は、あなたが使っている薬の名前、飲む量、飲み方・使い方、注意することなどを記録するためのものです。

薬には同じ効果でも名前が異なるものや、名前が似ているが効果が全く異なるものが多数あります。

お薬手帳を活用することによって、薬の重複による副作用を防ぎ、より安全に薬を使うことができます。

一冊のお薬手帳に使用中の薬を全て記録することが大切です。

病院や薬局ごとにお薬手帳を持っている人は1冊にまとめましょう。

毎回同じ薬でも、どのくらいの期間飲んでいるかを確認するため継続して記録することが大切です。

内服薬、外用薬(塗り薬、湿布、目薬、座薬など)、注射薬(インスリン自己注射など)を漏らさず記録しましょう。

自分で購入する一般用医薬品や健康食品なども記録しましょう。

旅行先で病気になったときや緊急時、災害時などにお薬手帳があれば、あなたが使っている薬を正確に伝えることができます。

外出時は携帯することをお勧めします。

2011年東日本大震災で、お薬手帳を持っていた人はより早く薬の判別ができたことから、この手帳の重要性が再認識されました。

自分自身を守る大切な手帳として、1人1冊手元に置いて活用してもらえることを願っています。

百薬百話・圭介

(広報委員会 委員 中島圭介)

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