第77回 東区薬剤師会研修会
2月8日 第77回東区薬剤師会研修会を開催しました。
コロナウイルスオミクロン株が猛威を振るう中でしたが、ZOOMと現地のハイブリッドでおこないました。
会場は博多駅近郊のTKP会議室を借りての開催でしたが、ほとんどの参加者がWEB参加であったため大きな混乱はありませんでした。
今回の講演は
「成人市中肺炎診療のながれについて~新規レスピラトリーキノロンの有用性を中心に~」と題し、福岡青洲会病院 副院長・呼吸器センター長 杉本 幸弘 呼吸器内科部長に講演いただきました。
肺炎という病態に関しての基礎から診断基準、抗菌薬を選択するにあたっての検査などを解説いただきました。
また、抗菌薬を使用するにあたり、耐性菌を考慮して使用しなければならず、原因菌により投与期間が違うため原因菌に合わせて投与日数を選択していると話された。
最後には症例を紹介していただき、診断から治療までの過程をお話しいただきました。
抗生剤の処方に関し、疑問に思う処方があれば、AMR(薬剤耐性)の観点からも、薬剤師も医師と連携して適正使用に取り組んでいってほしいと話された。
抗菌薬の長期処方などでも、病態によってあえて長く処方していることもある。医師への確認など、積極的に行うことも重要であろうと話された。
薬剤師もAMRに関して積極的に関与していく必要を感じた研修会でした。