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第75回 東区薬剤師会研修会

12月7日(火)第57回東区薬剤師会研修会を開催された。

今回は「脊髄性筋萎縮症の病態と最新の治療」と題し、福岡市立こども病院 小児神経科 吉良 龍太郎科長 を講師に迎え、希少疾患である脊髄性筋萎縮症の病態の解説と、2021年8月12日に発売された「エブリスディドライシロップ」を使用した臨床経験を踏まえた最新の治療につて講演いただいた。

講演後は、1本の薬価が97万4463.70円と高額な商品である「エブリスディドライシロップ」が、院外処方される時のフローや調剤時のQ&Aを、販売元の中外製薬から説明いただいた。また、ボトル見本を使用して薬剤調整の手順やコツ、保存法などの説明を受けた。

エブリスディドライシロップは希少疾患用製剤であるため、すべての薬局で取り扱うことが想定される薬剤ではない。しかし、調剤の依頼が来た時、断ることなくスムーズに調剤できるよう、すべての薬局が備えなければならないと思う。

「院外処方を患者さんが希望される場合は、自宅近くの薬局を希望されます」と中外製薬より説明があった。まさに「地域に求められる」事案である。

「断らない」ために準備ができる薬局が、地域に求められる薬局であると感じた。

東区 支部長 原口恵子

 

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