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健康応援薬局研修会 ~第3弾~「お口の健康推進研修会」

2021年度健康応援薬局研修会 ~第3弾~「お口の健康推進研修会」

日 時:2021年10月27日(水)19:30~
場 所:福岡市薬剤師会館4階講堂
講 演①:オーラルフレイルと口腔機能低下症の診断と治療
講 師 :福岡歯科大学訪問歯科センター 教授 森田 浩光 先生
講 演②:全世代に渡る1年に1回の歯科健診の重要性
講 師 :福岡市歯科医師会 専務理事 吉兼 透 先生

参加人数:オンライン併催にて、総計150名が参加した。

11月の「歯科節目検診推進月間」を迎えるにあたり、健康応援薬局研修会第3弾として「お口の健康推進研修会」を開催した。薬局における「薬剤師の地域活動」として、地域住民への「歯、口腔の健康相談」に活用いただける内容となった。なお、参加者には「修了証」が発行された。

「オーラルフレイルと口腔機能低下症の診断と治療」
   福岡歯科大学訪問歯科センター 教授 森田 浩光 先生
 フレイル予防のため、歯科領域でも栄養改善に貢献することができる。口の機能の虚弱状態を「オーラルフレイル」といい、症状悪化により「口腔機能低下症」を引き起こしてしまう。原因としては、①微生物増加、②乾燥、③咬合力低下、④舌や口唇の運動低下、⑤舌圧低下、⑥咀嚼機能、⑦嚥下障害 によるものがあり、各項は「改善、維持、悪化」の3段階で評価することができる。そこで原因別に対策法を説明された、口腔乾燥では薬剤性の副作用を検討した上で、唾液腺マッサージや健口体操。口腔内の運動低下では、体操や機能改善訓練の実践例が紹介された。薬剤師としては薬剤の影響を考えることが必須であると感じた。嚥下障害や運動低下、唾液分泌障害が薬剤性でないか考えること。また、難治性口内炎が発現している場合は、ニコランジルや抗がん剤による薬剤性を考える、制酸剤や緩下剤のMgが口腔内に残留していないか。なかにはビスフォスネート薬が粉砕して投与されている事例もある。明日からの業務に繋がる情報を得ることができた。

「全世代に渡る1年に1回の歯科健診の重要性」
   福岡市歯科医師会 専務理事 吉兼 透 先生
1.なぜ1年に1回の歯科健診が必要か
 歯を失う原因、1位は歯周病、2位はむし歯による。定期健診の有無が将来の残存歯数の差に表れる。残存歯数や噛む能力によって認知症発症に影響する。歯数は平均寿命や健康寿命に影響する。なお、定期的な歯科健診は医療費削減に寄与する。「歯周病は万病のもと」お口の健康と全身の健康は密接に関連しており、歯科医療により様々な疾病リスクを抑制するこができる。
2.歯科健診の実際
 乳幼児や児童生徒等には歯科健診が義務化されているものの、他年齢層ではいずれも努力目標である。一部の健診では、費用控除もあるため、上手く利用したい。
3.1年に1回の歯科健診実現への取り組み
 本当は2,3ヶ月に1回や半年毎に健診することが望ましいが、1年1回でも行うこと。
4.薬剤師会へのお願い
 先日、各薬局に郵送したパンフレットを利用して、歯科受診勧奨を。

(常務理事 古賀友一郎)

   
 (田中会長)  (福岡市 新井氏)

   
     (森田先生)           (吉兼先生)
 
 (座長 古賀)     (平川副会長)

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