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中央区研修会 在宅介護研修会

【講演内容】10月20日(水)19:30~21:00
演題『現場から訪問薬剤師に求められること~緩和ケア症例スタディ~』
四つ葉在宅クリニック 院長 胡 暁華 先生
内容:在宅医療について学びたい薬剤師必見!現場での症例や薬剤師との連携、緩和ケアについて

10月20日 福岡市薬会館会館講堂にて「中央区薬剤師会 在宅介護研修会」が開催されました。

当日は 現地36名 WEB(Teams配信)17人の計53名が参加されました。

講師として、四つ葉在宅クリニック 院長  胡 暁華(フ ショウファ )先生に講演いただきました。
 
メインテーマとして「訪問薬剤師に求められること中心中心に在宅介護の現場の実際について語っていただきました。
訪問薬剤師には「薬学的な知識」、「薬学的知見からの管理」や「患者さんとのコミュニケーションスキル」が基礎的な心構えとして求められます。そのうえで実際に患者さんと関わったときに、薬剤師の真価が発揮されるとのことでした。
 
また、在宅介護の現場ではメインとされる疼痛緩和について、実際の症例を交えながら薬剤師がどのようにアプローチするべきかについて考える場面もあった。
薬剤師は薬剤の効能と副作用のバランスの考え方を服薬指導に取り入れることや、痛みの評価を適切に行うことで、ただ鎮痛薬を追加していくのではなく患者の本当の状態を把握した上での服薬指導、薬学的管理が可能になるとのことでした。
 
患者さんがいかにして薬を正しく服用しているのか、ということも各医療者との連携をする中で重要な因子となる。薬剤師が医師の処方通りに正しく服用させることが、チーム医療に関係する方々の負担を軽減することに繋がると考えさせられました。
 
今後、ますます超高齢化社会になることを見越して在宅介護認定薬剤師の増加を期待すると共に、全ての医療者が考えなければならない問題だと考えさせられる研修会でした。
 
 
~編集後記~ 
 
今回講演していただいた 胡(フ)先生は南区の四葉在宅クリニックにて在宅医をされております。診療対応可能範囲は福岡市と近郊エリア、クリニックから直線距離16㎞までとなっています。
医療連携のためにはコミュニケーションが重要と考えそのための連絡スキームをお持ちです。ぜひ連絡してみてください。
チーム医療を大切にしながら、最後まで患者さんにベストな医療を提供する素敵な先生でした。
お時間がある方は下記HPもチェックしてみてくださいね。
 
四つ葉在宅クリニック HP ↓
https://www.clinic-yotsuba.jp/
 
 
(広報:島 凜太郎)

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